椎崎夕さんのレビュー一覧

ブラザーコンプレックス 小説

椎崎夕  穂波ゆきね 

温かい気持ちになりたい方におすすめ

超ストレートなタイトルです^^

兄弟物で、「兄に男の恋人がいることを知って」とかいう文句があることから、なんか相当ドロドロしたラブストーリーが繰り広げられるような予感がありましたが、いい意味であっさり、というか甘い感じでしたね。
受けの高校生が予想に反してかなり行動的なのと、脇役の弟がいい味出してたりとか、最初は全く感情を見せなかった兄が変貌する様子とか、受けがところどころ絶妙に天然なとこ…

4

rutile souvenir bouquet グッズ

甘くこぼれる金色の滴

この度もミチさんお目当てでゲットしたので、
『街の灯ひとつ』番外編、『Golden Dew』のみで失礼致します。
片喰×初鹿野となると俄然テンションMAX!!になってしまう為、
落ち着かなくちゃとは思うのですが
やはり落ち着くなんて事は出来ないので諦めます(何を)

葛井と共に京都の“先端バイオ産業フェア”へ1泊2日で向かった初鹿野、
帰りにお土産を買おうと百貨店に寄ります。
葛…

5

rutile souvenir tresor グッズ

“藍”と“愛”は遥以外の何者でもない

アンソロですが、ミチさんがお目当てだったので
『藍より甘く』の番外編、『クラッシュド・ブルー』のみで失礼致します。

上司の代理で向かった九州出張。
無事商談もまとまり、
最後は取引先会長のご自宅でのガーデンパーティに出席する入江です。
庭の片隅に見つけた“忘れな草”で遥を想い、
会長に「季語は“藍微塵”だ」と教えられる。
声を掛けられた時に力の加減で摘んでしまったそれを
ハン…

3

ぎこちない誘惑 小説

椎崎夕  陵クミコ 

誘惑?

椎崎さんの書かれる、不遇の中でも健気な受けが好きでよく読むのですが、そんな受けが今回は攻めを誘惑するとあったので期待して購入しました。

でも、誘惑…して…る?
終始加藤が慎をリードしていて、誘惑に引っかかってるのはむしろ慎の方のような。うーん、期待していた分、ちょっと肩すかしだったかな。

あと、加藤の本音を最後にもってくるためでしょうけど、加藤の内面がわかりにくく、慎を好きになったことにいまい…

1

愛情コンプレックス 小説

椎崎夕  穂波ゆきね 

とても優等生な兄弟モノ作品

血のつながらない兄弟が、互いのブラコンの質と方向は違えど、若干兄の執着が勝る形で恋人関係になった義兄弟モノの続編。
1作目のデキあがるその「気持ち」というものに疑問を抱いて評価は低めとなりましたが、続編ともなるとそれが確固たるものになる過程を描くので、そういった意味での不満足感はありません。
椎崎さんらしい(?)と思える地に足のついた堅実な設定と展開だけに、やはり派手さはなく、あっと驚くものも…

1

愛情コンプレックス 小説

椎崎夕  穂波ゆきね 

年上の恋人兼兄の立場

「ブラザーコンプレックス」の続編です。
血は繋がらないけど、子どもの頃から一緒にいた兄×弟ものですね。

前作でくっついて、恋人同士になってからの二人の話。
登場人物もBLにしては多く、前作と繋がりがある人もいるので、これ単品では若干読みづらいかもしれません。

尚志(受)が進路を決めるという時期。
兄である俊和(攻)の側に居たいがために進路を変更しよとするんだけれども、俊和にそれを…

4

愛情コンプレックス 小説

椎崎夕  穂波ゆきね 

恋は盲目

「ブラザーコンプレックス」の義兄弟もの続編になる今作は秘密の恋人同士になった
二人がやっと思いが通じ合った前作のその後のお話なのですが、高校生の受け様は
受験の事や攻め様と一緒にいる時間が取れなくなるとか色々悩み始める時期なのです。

それに、受け様にとっては初めて好きになって関係を持った相手だけれど、
攻め様の過去が気になりだしてしまう、恋する心は臆病で疑心になりがちな展開です。
そ…

5

ブラザーコンプレックス 小説

椎崎夕  穂波ゆきね 

ブラコンから恋愛へ

兄弟モノでありますが、多分この本はブラコン前提でそれがどういうふうに兄弟愛と違って恋愛になりうるのか?
そういった差というか、それへと認識が変わる過程を描いた作品だと思います。
とても地味で派手でない誠実な作品のため、華がないといえばそれまでですが、作者さんの意図ともって行き方は、読者を納得させるためにあるのだとはおもうのですが、
自分的に兄も弟も共にキャラがどうも好きでなかったようです。

4

親友と恋人と 小説

椎崎夕  高宮東 

お人好しと保護者

親友同士の中司と祐一。
周りの友人達に良い様に利用されるお人好しの祐一と、無愛想だけど祐一を助けてくれる中司。
周りから見たら正反対の2人だけど上手くやっていた。
中司に好きな人がいると人づてに知った事で、そんな事も本人の口から教えてもらえなかった自分達の関係は本当に親友なんだろうか…と悩む祐一。
祐一はお人好しだけじゃなくて、ネガティブでぐるぐる考えちゃう性格ですよね。
中司に避けられ…

0

水底の月 小説

椎崎夕  高階佑 

遊郭

目の色を隠すため、生まれて一度も遊郭の外に出たことがない深月。
昼間は部屋の外に出ることもできない。
男でありながら遊女として暮らしていた。
遊郭モノですが、遊郭で仕事するシーンは少ないです。
異国から来た船長・コンラートは商館長に接待として用意される遊女の相手に面倒を感じていて、「男を呼べ」と言ったら流石に誰も呼ばなくなるだろうと思った。
そこで呼ばれた深月は、コンラートの興味を惹く存…

3
PAGE TOP