鳥人ヒロミさんのレビュー一覧

ジュエリー・スィートホーム コミック

鳥人ヒロミ 

ジュエリーの神秘

再会ものにしてジュエリーと言うか宝石の持つ神秘的な力もさり気なく
描かれている、ノンケとゲイが恋人になるまでを描いていました。

宝石にも石の神秘的な力にも興味も欠片もないからなのか、今一のりきれないままに
読み終えてしまった感じです。
子供の頃におままごとで二人は結婚式の真似事をしながらキスまでして受けになる
晶に母親の持ち物だった本物の指輪をあげていた昇龍。
そんな可愛らしかった…

1

ジュエリー・スィートホーム コミック

鳥人ヒロミ 

運命の導きを信じますか?

『銀座の恋の物語』で登場していた常連ジュエリーショップオーナーの晶が主人公の本作は、『銀恋』に比べて1冊まるっとこの作品でもあり漫画雑誌のディアプラ掲載でもあったことから、実にマンガらしい展開の1冊でありました。
『銀恋』でポトっとおとされていた、晶の不倫を軸に彼が新しい本物の恋を手に入れる話であると同時に、彼が昔別人のようだったというエピソードも回収されていて、あ、これがアレの話ね♪とクスっと…

2

銀座の恋の物語 コミック

鳥人ヒロミ 

大人の銀座

銀座のゲイバー「銀城」を舞台にした従業員やそこに来る常連客の恋の物語がオムニバスで展開されます。
自分の好みからしても、こういう一つの場所を起点にしたオムニバスってとても好みv
二丁目じゃなくて銀座っていうのが、何となく雰囲気がいい感じがしませんか?
同時発売の『ジェリー・スィートホーム』はそこでの主人公が銀城の常連ということで頻繁に顔を出しています。
また雑誌の掲載時期もこちらが小説ディ…

2

成層圏の灯(1) コミック

鳥人ヒロミ 

おなかいっぱい、ごちそうさま!

主人公の背景がかなりヘビー。
虐待、近親相姦、家族の死、PTSD、ドラック、リバ。
うーん、てんこ盛り盛り。個人的にはどんと来い!です。
文庫で読んだのですが、収録順が時系列に沿ってません。
それがいい感じに演出にもなっているような。
シリーズものとして8年続いたそうなので、絵も大分変わってます。
最後のほうは顔長い(笑)

おおざっぱにまとめると
・主人公同士、…

2

饒舌な試着室 コミック

鳥人ヒロミ 

太宰 治

鳥人ヒロミ作品は 心が震えます。 ノスタルジーに浸れます。
そして エロス。  エロスが匂うのです。
受け 柊(ひいらぎ)のとんでもない色っぽさ。
ビッチな柊ですが 仕事には 並々ならぬ情熱を注いでいる。ここがこの本の軸になるのでは ないでしょうか。

「太宰 治」の朗読。
攻め 中沢が柊の為に『走れ メロス』を読む場面。 
私も心を動かされてしまった者の一人です。太宰と柊が重なるよ…

2
二次創作

虎が蛇を追う話2・鵺(ぬえ) コミック

鳥人ヒロミ 

二巻なのにまだ序章…。

鳥人さんの考える400ページ前後になろうかという長編の中で、このお話はほんの序章、まだ足を一歩踏み入れたところということです。

次回辺りから、ルナ先生も登場するという予告もありました。
先は本当に長そうです。

この巻も終始、虎徹とバーナビーの思惑が絡まり絡まり絡まっていくうちに終わってしまった次第でした。
ダークでいじらしい虎徹さんに振り回されるバーナビー。
裏社会の思惑に何か気…

1

成層圏の灯(1) コミック

鳥人ヒロミ 

文庫でも、復刊されてうれしかった

長期間にわたる、深い物語がお望みなら、ぜひ、読んで頂きたい「成層圏の灯」。

このシリーズ、確か、旧ビブロス版では「幾千~」「セミ・シングル」「年上のひと」と逆に読んで、一番最初の「成層圏の灯」が随分長いこと見つけられず、その間にも、番外編の同人誌をまんだらけで見つけ出したりと、いろいろ苦労して読んだ。
それがこうやって文庫で復刊されて、ちゃんと発表順に通して読んで改めて思ったのは、
絵柄…

1

エスケープ コミック

鳥人ヒロミ 

だいぶ古めの短編集ですが

あまり古さを感じないというか。

やおい全盛期?時代で、この頃の作家さんて、玉石混合で、鳥人先生はちょっと珍しめのシリアスなトーンでしたね。なにしろ、ストーリーラインがしっかりしていた印象が強かった。
成層圏の灯などは、長い長いジレンマに陥るストーリーですが、すでに初期作品でもその傾向は見てとれます。

「夜降る」で、ことにその片鱗は見えますねー。
プラトニックなのにものすごい濃い。

3

彩おとこ(5) コミック

鳥人ヒロミ 

完結

面白かったなァ。
大円団!て感じでした。
さんざんぐるぐるしたけど、やっと落ち着くところに落ち着きましたね。
ただまあ正直、この作品の登場人物(とくに蘇芳と岩吾)って、無茶苦茶なことやってた一巻がいちばん面白かったかもしれないな~とも思いました。
あと、後半が駆け足になったのもちょっと残念。さんざん焦らされたからこそ、もうちょいみんながイチャイチャしてるところを読みたかったし、もうちょい後日談も長…

1

彩おとこ(4) コミック

鳥人ヒロミ 

ぐるぐる

みんなぐるぐるしてました。迷って進んで立ち止まってまた迷って後退して。そんななかで、それぞれの真の感情が浮き彫りになっていく。
前の巻までは、これだけ兄弟が強く結びついてしまってたら、さすがに引き剥がせないんじゃ?って思う場面もあったんですが、
この巻を読み進むうちに、ああもうダメだなァと思えてきました。
なにがどうダメってわけじゃないんだけど、互いを不幸にし、淀んだ場所に堕ちていくだけの関係にな…

1
PAGE TOP