朝南かつみさんのレビュー一覧

闇の底で千の祈りを捧げ 小説

バーバラ片桐  朝南かつみ 

禁欲と淫乱を表裏一体で併せ持つ聖職者

アルルから出た新レーベルのローズキーノベルズは、新書版の薄めでさらっと読むのにちょうどよい長さ。
活字も他の新書より細かく、まるで文芸誌の新書みたいです。
今回も朝南氏のイラストは色気が~!!見開きカラーがピエタみたいですごい色っぽいですよ!!
しかもバーバラさんのエロが絶好調ときたもんで、触手プレイが実に中間に20Pww
甘くてエロくて、そんな雰囲気に浸りたい方にぴったりの作品だと思いま…

3

月夜の子守唄 小説

清白ミユキ  朝南かつみ 

それぞれの思いの果てに

今回は将軍直属配下で最強部隊機動衆の若き頭と
両親の敵である忍び崩れの盗賊団を追う男のお話です。

仇である窃盗団を追っている受様が
全ての始まりである江戸で念願の仇討を果たすまで。

受様は10年前
忍び崩れの窃盗団に両親を殺されて以来
仇討すべく彼らを追っています。

受様が追う窃盗団・九尾の狐は
武家や商家に代々伝わる価値のあるモノを
私欲や依頼によって盗みだすので…

2

帝王と淫虐の花 小説

あさひ木葉  朝南かつみ 

調教再会モノ

12年前、ヤクザの性奴だった雪緒は取引の道具として香港黒社会の帝王、李麗峰に預けられた。
プライドなど忘れて久しかった雪緒に、麗峰は性技だけではなく色々な知識を与えてくれた。
日本に戻ってきた雪緒は麗峰から得たものを利用して、若干29歳にして一つの組をすべる極道に成り上がる。
ある日、上位組織から恩人である麗峰を殺せという指令を受ける雪緒だが……

イラスト買いでした。調教モノ。
エロ…

1

月夜の子守唄 小説

清白ミユキ  朝南かつみ 

買ってよかった!

この作家さんの作品、読んだことなかったのですが朝南さんのイラ、特に中のカラーイラストに魅かれて購入。
日常のワンシーンというカットがとてもよかったです。

その分物語は、時代劇ファンタジーだし・・・と期待半分、不安半分でした。
しかし購入する時の一つの見極めに、人気絵師を持ってくる場合は「スタッフ一押し」とか「是非読んで!」みたいな暗黙のルールがあると私は思ってます。たまにハズレもあるけど…

3

月夜の子守唄 小説

清白ミユキ  朝南かつみ 

朝南イラストが神!

この作家さん初めてなんですが、何と言っても表紙買いですっ!!
表紙がモノトーンぽく一見地味な感じなんですがそれでも充分に色気が、フェロモンが浸み出してますよ♪
表紙を開いたカラーページのイラストなどもう、これだけで神ですっ!!
裸でもない、絡み絵でもない、ただ黒の紋付の月代侍の後姿と、着流しの浪人の2ショットが・・・身悶えしそうなんですがっ!

ところで、肝心のお話デス。
親の仇を討つ…

3

天狼は宝珠に酔う 小説

浅見茉莉  朝南かつみ 

続編を望む

紀元前の中国大陸もので、剣と剣がぶつかり合ったり雨霰のごとく矢が降ってくるわけでもなく、あくまでも人質としてやってきた楼蘭国の王子と受け入れ先の王の不器用だけどまっすぐなラブロマンです。でもね・・・せっかくの野性的な王の旋牙と繊細でけなげな王子の景瓏なのに騎馬遊牧民なので絢爛豪華な城ではなくテント生活なんですよね。でもって大半が褥でやってるだけなんですけど。
やっとお互いの気持ちが通じ合った後半…

1

俺と奴の対峙する関係 小説

義月粧子  朝南かつみ 

この作家さん、好みです。

他の方の評価が良かったので、読んでみたら本当に面白い。
大好きな再会モノだし。
皆さんがこの作品の良さは語り尽くしてくれてるので、私からはこれだけ言わせて下さい。

「超オススメ」

義月さんは今後、作家買い決定か!?

3

俺と奴の対峙する関係 小説

義月粧子  朝南かつみ 

実に良かった!!

義月さんの話は、心がひきつれるような傷みを伴うような感覚があります。
今回も、青春の一ページ、過去のあやまちみたいなものを主人公が誰に知られることなく抱えているのですが、それに負けない『強さ』を主人公が持ってたのがよかったです。
一番好きな人に理解されない切なさと、またわからないようにふるまってしまう素直じゃない自分。そうしてきたからこそのプライドや弱みを見せられない弱さを全てわかった上で、行…

1

凍える月影 小説

いとう由貴  朝南かつみ 

坊主萌えの骨頂です♪

戦国時代を舞台にした、しっとりしたエロたっぷりな復讐の物語。
朝南かつみさんの、坊主絵がまたものすごいフェロモンを撒き散らして、犯罪ですぅーーーー!!!
坊主萌えのきわみかもしれない。

都から僧侶の月永が遣いとして縹国にやってきます。
彼には、仇を打つという目的がありました。
その美貌と身体に領主の義康がとりこになり、月永の復讐も遂げられるのかと思われたのですが・・・

月永の復…

4

禁断ロマンス 小説

妃川螢  朝南かつみ 

にゃんこがいい味を出してます。

過去の作品から見ても、 妃川螢さんのマフィア・モノは自分的大当たりの場合が多いのですが、今回の作品も私的には「大当たり」でした。

受は財閥の次男。
両親に全く似ていないことから、父親に「自分の子ではない」と存在を無視され、母親にも冷遇されてきた健気ちゃん。
ロシアで起きた問題を解決すれば父親に存在を認めてもらえる。
その一縷の望みを抱いてマフィアのボスと対峙します。

が、ボス(攻…

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