朝南かつみさんのレビュー一覧

俺と奴の対峙する関係 小説

義月粧子  朝南かつみ 

男前×男前

着流し攻め×スーツ受けがこれほど美味しいものとは…目からウロコ!

受け:顕之の意識しないギブ&ギブの姿勢が潔いです。
亡き父親との約束、家業、兄とその家族に対する庇護も彼は見返り(ギブ&テイク)を求めていない。

あくまでも自分がやるべきこと、やりたかったことをやる。

それが例え初恋の相手である攻め:黒田に誤解されようとも。

諸々の問題が片付けられていく様は読んでいて小気味よいけど、一握りの…

10

リンクス mini Vol.12 グッズ

本編も読んでみたいかな。

小説リンクスの全員サービスのシリーズ、リンクスminiのvol.12です。

「唇にアダルト」佐倉朱里
「唇にコルト」の番外編ですね。
本編知らないんですが、なかなか楽しかったです。
遊園地デートに出掛ける翼と輝之。
いざ乗り物!という段になって、何かと文句をつける翼。
そして、最終的に翼が何に乗ったかというと…。
誘い受的な。
でも、乗り物に乗らない理由が自分で操れないものは嫌…

1

よくある話。 小説

中原一也  朝南かつみ 

よくある話ではない話。

初めて読んだ中原一也さんの小説。

36歳バツイチになりたて、既に将来の縁側こぶ茶の事しか頭にない、覇気もクソも感じられないサラリーマン・袴田と、肉食系の香りダダ漏れ、25歳の出世頭・池田とのお話。

枯れ男・袴田が元AV女優の妻に離婚届を突き付けられ、なすがままに判子を押し、その足でふらりと飲みに出た先で池田に声を掛けられ、その晩に交わり合っちゃいます。

これが【異性】であれば、酔…

2

積木の恋 小説

凪良ゆう  朝南かつみ 

ふたりで積み上げて…

ひとつひとつ積み重ねた積木が崩れ、また重ねられる再生の話。

泣いたー(*TДT*)
胸がしめつけられ、喉がくぅぅっ!となること数知れず。

3部に分かれていて、1部は本当の始まりへのスタートライン、2部は二人三脚のぎこちなさ、3部はゴールへと顔を上げる明るさ。

2部のクリスマスの話が特に好きです。
始めることより続けることの方がうんと難しい。

キラキラした光は翳りをも映します。

そん…

5

秘蜜 小説

いとう由貴  朝南かつみ 

挿絵が素敵

返す返すも、実に惜しい方を亡くしたと思います。
朝南さんの表紙が美しくて目を惹くこの本、本文中の挿絵も素敵にエロい。
本当に、朝南さんにはもっとお仕事して頂きたかった。
今更ですが、心からのご冥福を祈って、萌+2。

内容の方は、
まあ、間違いなくエロい。
「羞恥」奴隷を調教するお話なので、恥ずかしい事を次々されちゃって、
でも、それにどんどん調教されちゃって
と、冒頭から痴漢系…

5

「神に弄ばれた恋~Andalucia~」書下ろしショートストーリー グッズ

可愛いお話しでした。

ここでも華藤さんこだわりの闘牛愛の一部がありました。
華藤さんのコメントの欄の台紙は『最近見てきた闘牛のチケット』ということです。
本当、スペインの闘牛場の熱気が漂う様ですが、書き下ろしSSの内容は本編とは違いとても可愛らしいものでした。

本編でとても過酷だったので、なんて穏やかで平和なのだろうとちょっと安心出来ました。
でも、今でもサタナスは闘牛士で日々命を懸けて大変なのだろうけど、…

0

神に弄ばれた恋 ~Andalucia~ 小説

華藤えれな  朝南かつみ 

闘牛愛に溢れています。

スペインに旅行をされる方には是非!読んでいただきたい。
闘牛ってよく分からないけど、なんか怖いわと思っている方にも是非、読んでいただきたい。

スペインの伝統文化である闘牛を描いた作品といった方がいいかもしれない。
BL要素はこの作品を盛り上げる調味料のようなもの。
BL作品を作る為に闘牛が背景にあるのではなく、闘牛作品を作るためにBL要素が使われた、そんな印象だった。

スペインの…

13

積木の恋 小説

凪良ゆう  朝南かつみ 

号泣しました

泣きました。もう、号泣です。すごく良い場面だから集中して読みたいのに、涙と鼻水が止まらなくて。何度も中断しながらやっと読み終えました。
読み終えた後に自分の横を見るとティッシュの山が(笑)
大体いつもこれは泣いちゃうだろうなっていうものは覚悟して挑むんですが、覚悟したところで結局涙をセーブできるわけもなく。

1番好きなシーンは、蓮の誕生日のところから1話ラストまで全部です。蓮の描いた理想…

4

積木の恋 小説

凪良ゆう  朝南かつみ 

高評価に納得

ハッピーエンドになる、落ち着いた恋愛物。
過激な神評価作品と言うより、今後、BLのスタンダードとして、安心してお勧めできる作品として長く残って欲しい本。

恋愛物語の基本構成をきっちり押さえ、
出会って、
恋するようになるのだけど、
その出会い方に問題があって、
別れがあって、
再会して、
再び愛し合うようになって、
一緒に暮らして、
心のすれ違いがあって、
それを乗り越え…

1

禁断ロマンス 小説

妃川螢  朝南かつみ 

正に禁断!

ロシアンマフィアと大財閥の次男の恋。
正に「禁断ロマンス」ですね!

というわけで。
舞台はロシア。
仕事のために手を借りたくてマフィアのボスであるアランの元を訪れた咲人。
けれど、アランは咲人を見るなり男娼扱いで。
立腹した咲人は一旦はその場を去りますが、咲人にも切迫詰まった事情があって。
自分が愛人となれば要求を飲んでもらえるのかと持ちかけて…。

過保護×健気、みたいな。…

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