朝丘戻さんのレビュー一覧

ドラマ 小説

朝丘戻  麻生ミツ晃 

透き通る純愛

この本の著者の特徴でもある、切ない恋愛です。
この本に出会ったときは、
『好きで、好きで、だからこそ、別れる・・・。』
という考えが未熟な私にはまだわからなかったのですが、この本では痛いほど共感できました。

この本には何度泣かされたことか・・・。
何回読んでも泣けるんですよね。。
しまいには結末を思い出して途中で泣き出す始末・・・(笑)

私にとって、大切な大切な一冊となりまし…

1

あめの帰るところ 小説

朝丘戻  テクノサマタ 

こんな愛、現実では絶対見つかりません

君に降る白で朝丘先生を知った、本作をも迷わず購入したが.きみの中、飴がなくを電車の中で読んだのは大失敗でした(ρ_;)涙が止まらない、鼻水も܂ۂ忘れたなんて、酷すぎるだよ先生可哀想すぎる、千歳くんのせいじゃないと判ってても、判ってるこそ、このやるせなさが堪らない(;_;)最後は一応ハッピーエンドだけど、やりきれない킩あめちゃんの記憶を思い出して欲しいが、ちいさんのことも好きだから、ちいさんの存在を...

4

あめの帰るところ 小説

朝丘戻  テクノサマタ 

次の日は外に出られない

その位ボロボロに、今、思い返してるだけでもウルウルしてくる位、
流した涙の量では、今年一番かもしれない。

予備校の個人指導の個室の中で、二人きりの間に、芽生えて、育まれた生涯に一度の、初めての恋。
前半「先生へ」の、二人きりでひっそり育てている世界の描写が、あまりにも穏やかで,きれいで、愛に満ちあふれていて、涙がこぼれる程しあわせすぎて、
この先に二人を待つものが何か、ドキドキして、途…

2

青に沈む庭 小説

朝丘戻  山田シロ 

ゆっくりと静かな熱を解き放つ時

胸の奥にじわじわと染み込む様に優しさや切なさや温かさや、そんな想いが響いてくるお話でした。
前半は一(いち)視点、中盤からは元義兄の逸人の視点、ラストが一、とまんべんなくそれぞれの視点を見せてくれたことで、ワンクールのドラマを見ていたように鮮明に場面が頭に浮かびました。
いい話だった・・・

この二人の共通キーワードは「家族愛」ですね。
一の家族は、絆が深いです。
曹祖母のエピソードや…

2

青に沈む庭 小説

朝丘戻  山田シロ 

青裸々。

元妻の弟、姉の元夫。2人の人間関係の始まりが義兄弟なので、
お互いが歩み寄りに元義兄の逸人は二の足を踏むと言うよりは『踏み込まない』と決めていて、元義弟の一は若さゆえに純粋で無鉄砲に突っ走る。

こんな風に、攻の義兄さんの方が悩んで冷たいまでに線引きするというのは(私が思うに)珍しいタイプのお話だなぁと思ったのですが、
恋愛に重きを置くというより、家族の在り様や内情からの恋愛が丁寧に描かれ…

3

青に沈む庭 小説

朝丘戻  山田シロ 

大事に、ゆっくり、

元義兄と、元義弟のお話です。
前半は元義弟・一の視点から語られていきます。
姉・真のもとに居候しながら大学に通っている一。
姉と暮らしながらも、姉と離婚して、今は一人で海辺で喫茶店をやっている、元義兄・逸人の所へ押しかけバイトとして通い続けています。
一にとって、逸人は、姉と離婚して、もう家族ではなくなっていても、ずっとずっと好きで、離れたくない人です。
逸人は、なぜ真人と離婚することに…

3

猫のためいき。 小説

朝丘戻  井上ナヲ 

合わなかった

合わなかったです。
この作品はかなり人を選ぶと思う。
合う人にはすごく魅力的なんだろうけど、合わないととにかく苦痛。私、読むのはたいがい早いほうなんですが、目が文字を上滑りするもんで、途中何度も何度も読み返すはめになりました。
テンポの良さには逆にテンポの悪さを感じてしまいました。会話会話会話じゃなく、情景描写が欲しい。間がないとツライ。
攻めが宇宙人な性格という設定なのでハチャメチャなこと言うの…

6

君に降る白 小説

朝丘戻  麻生ミツ晃 

人の不幸を「可哀相」と思える人が勝ち組のお話。

不幸自慢がしたい男の子と、純愛してみたいおじさんが、ピッタリ噛み合って良かったね。というお話。

育ての親との確執、客からの扱い、店長とのトラブル。
次から次へといわゆる「不幸」らしきものがチラつくのですが、どれひとつとっても不幸でもなんでもない。

親のことだって、ちゃんと育ててくれてるんだし何か変な扱いを受けたわけでもないのに、勝手に受けが自分を「いらない子」だと思っているだけの話。…

7

あめの帰るところ 小説

朝丘戻  テクノサマタ 

きみのなかでないている。

私はジャンルは気にしても、あらすじを読まない派です。
『先生へ』の章を読み始めたときは先生の人となり、あめちゃんの感情、
2人でいる時の雰囲気。それらを下ネタを交えてほほえましく進み。
で、今回は朝丘さんこういう毛色なのかしら?と思っていたのです。
ところが『きみの中、飴がなく』で(これはあとがきで述べられていた解釈で)
先生の中であめちゃんは亡くなり、千歳の中であめちゃんが無くなり、ち…

4

あめの帰るところ 小説

朝丘戻  テクノサマタ 

朝丘さんの独特な雰囲気に浸る

今まで読んだ記憶喪失ものって、記憶が最後には戻るっていう展開だったんですが、これは違った~!
だから、あめちゃんの存在意義を考えてしまうとちょっと悲しい・・・
でもその悲しみを超えて、2人の幸せがあると信じたい!

先生が特殊なキャラや言葉遣いが、最初はなじめるかな?と不安だったのですが、先生視点になったときは、もう愛しくて愛しくてしょうがありませんでした。
2人は、このままず~っとほの…

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