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朝丘戻 山田シロ
雀影
ネタバレ
元義兄と、元義弟のお話です。 前半は元義弟・一の視点から語られていきます。 姉・真のもとに居候しながら大学に通っている一。 姉と暮らしながらも、姉と離婚して、今は一人で海辺で喫茶店をやっている、元義兄・逸人の所へ押しかけバイトとして通い続けています。 一にとって、逸人は、姉と離婚して、もう家族ではなくなっていても、ずっとずっと好きで、離れたくない人です。 逸人は、なぜ真人と離婚することに…
朝丘戻 井上ナヲ
むつこ
合わなかったです。 この作品はかなり人を選ぶと思う。 合う人にはすごく魅力的なんだろうけど、合わないととにかく苦痛。私、読むのはたいがい早いほうなんですが、目が文字を上滑りするもんで、途中何度も何度も読み返すはめになりました。 テンポの良さには逆にテンポの悪さを感じてしまいました。会話会話会話じゃなく、情景描写が欲しい。間がないとツライ。 攻めが宇宙人な性格という設定なのでハチャメチャなこと言うの…
朝丘戻 麻生ミツ晃
しの
不幸自慢がしたい男の子と、純愛してみたいおじさんが、ピッタリ噛み合って良かったね。というお話。 育ての親との確執、客からの扱い、店長とのトラブル。 次から次へといわゆる「不幸」らしきものがチラつくのですが、どれひとつとっても不幸でもなんでもない。 親のことだって、ちゃんと育ててくれてるんだし何か変な扱いを受けたわけでもないのに、勝手に受けが自分を「いらない子」だと思っているだけの話。…
朝丘戻 テクノサマタ
ふじ枝
私はジャンルは気にしても、あらすじを読まない派です。 『先生へ』の章を読み始めたときは先生の人となり、あめちゃんの感情、 2人でいる時の雰囲気。それらを下ネタを交えてほほえましく進み。 で、今回は朝丘さんこういう毛色なのかしら?と思っていたのです。 ところが『きみの中、飴がなく』で(これはあとがきで述べられていた解釈で) 先生の中であめちゃんは亡くなり、千歳の中であめちゃんが無くなり、ち…
imany
今まで読んだ記憶喪失ものって、記憶が最後には戻るっていう展開だったんですが、これは違った~! だから、あめちゃんの存在意義を考えてしまうとちょっと悲しい・・・ でもその悲しみを超えて、2人の幸せがあると信じたい! 先生が特殊なキャラや言葉遣いが、最初はなじめるかな?と不安だったのですが、先生視点になったときは、もう愛しくて愛しくてしょうがありませんでした。 2人は、このままず~っとほの…
久江羽
風変わりな予備校講師・能登とその教え子の高校生・千歳のお話です。 能登は頭はいいけれどいまひとつ社会適応性に欠ける大人で、千歳の方はごく一般的な高校生とは思えないくらい純粋無垢でいい子です。 いつになく自分とコミュニケーションが成り立つ千歳のことが好きになってしまった能登は、いかに自分が千歳を必要としているか、どれだけ愛しているか、などを独特な口調で事あるごとに訴えます。 千歳のほうも戸…
湊
すばらしい作品です。 あらすじからして泣けそうだと予想はしていたのですが…… 辛かった;w; 胸が痛くてたまらなかった。 普通のことがどれだけ大切か、恋人と一緒にいれる奇跡。それを実感する作品でした。 ※ここからネタばれ あめちゃんに忘れた能登先生の気持ちが痛いほど伝わってきて、涙ボロボロでした。 たった数カ月まえまで恋人だったのに、一瞬で他人へ。 二人で培ってきた時間…
茶鬼
浅丘さんの描く登場人物はどこか人間として欠けている人が主人公なことが多いと思う。 今回も、T大を出ながらも人づきあいの全くできない、人に関心のない予備校教師が主人公として登場している。 そういう点で、彼を受け入れることができればとても感動的な話であるし、受け入れることができなければ、キレイなおとぎ話で終わってしまうだろう。 絶対ありえないことだろうけれど、自分はあえて受け入れたい! 彼が、…
この本、冒頭のあたりを読んでいるときは、灰原のキャラに、かなりイラっと来た。 そこを、何とか耐えて読み進むと、 雅クンが、実にフラットで前向きな男前さを発揮してきてくれて、 読み終わる頃には、何とか報われたかな。 登場キャラがみんないい人ばかりで、 全体としては、嫌いじゃないけど、 志郎×雅だと私の萌えのタイプじゃなかったって感じかなぁ。 これが、雅×志郎だったりすれば、ポイント…
まきぷん
※少しだけストーリーの内容に触れていますが、大きなネタバレはしていないと思います。 お初の作家さんでしたが、高評価としゅみじゃないの評価で二分していたので試しに読んでみました。 一言でいうと、とても可愛らしいストーリーといった感じです。 「愛情は結ばれた時ではなく、関係を維持しながら形成されていく」 作者様の書きたかったことは人物を通して伝わります。 アハンな表現も少…