中村明日美子さんのレビュー一覧

卒業生 -春- コミック

中村明日美子 

春は出発

卒業する春は切ないけれど、旅立ちでもある季節。
二人の、目を覆う程眩しい姿が印象的です。

相変わらず佐条君はクールだけれど、きちんと草壁君に甘えられるようになりつつあるし。
草壁君は素直な気持ちに拍車がかかるけれど、しっかり佐条君を第一に考えているし。

京都のシーンは底抜けに色っぽい夜でしたね……オバチャンはドキドキが止まりません(笑)
あの甘えの佐条君の表情ったらっ……!!

4

卒業生 -冬- コミック

中村明日美子 

卒業に向けて

進んでいく時間が同じ筈なのに、進む道は違う二人。
考え方も意識も別の筈なのに、二人で居ると空気がふわりとする。
お互いがお互いに癒され、支えられ、好きで好きで。
そんな間が二人には流れている気がします。

好きと自覚する程、壁にぶち当たる佐条君。
好きと思う程、素直に表現する草壁君。
好きだけれど、最終的には引くハラセン。

三人の好きが切なくも甘い気がするのは私だけでしょうかね…

3

同級生 コミック

中村明日美子 

「同級生」だから、こその。

中村明日美子先生の作品を読んだのはこれが初めてでした。
最初は表紙の独特さに躊躇し、手に取った本を棚に戻し。
1か月位してから気になって買いました。

淡々と進んでいくのに、何度も読みたくなる作品。
そして読めば読むほど登場人物の心情が心に沁み、甘酸っぱさと切なさが入り混じる。

「炭酸」「歌」「和歌」、どれも学生だったり青春を思わせる気がするキーポイントだな、と。
そして同級生だ…

3

卒業生 -春- コミック

中村明日美子 

間が素敵

この中村さんの漫画は、独特の間が素敵ですよね。
同じような表現でも、
漫画家さんによっては、「そんな間いらんわ!」と
ただのスペース取りか?なんで邪推して無駄に感じて
しまうこともあるけれど、
中村さんの間は、本当に必要と感じさせてくれます。
そこが、とても素敵です。

佐条と草壁の完結編。
本当に良かったね~と言いたくなる。
そして、何てことないやり取りが、得難いものに感じ、…

3

空と原 コミック

中村明日美子 

脇役の脇役スキーでごめんなさい。

原センのためのスピンオフですね。
雑誌で第1回だけ読んだのですが、その第1回からは想像していないような着地点でしたね。
ひとえに原センとソラノのポジション的な問題だとは思うのですが。
初回はやはりどちらかというと原セン×ソラノみたいな感じで。
サブタイトルも「Hara to Sora」なんですよね。
ソラノはどこか不思議な人物ではあるけれども、まだまだバーにやって来た時とかの感じから見て…

3

空と原 コミック

中村明日美子 

空と原・・・原と空じゃないってことは・・

ハラセンが受けってことでいいんですk・・ごふっ

はい。落ち着きます。

前回の同級生シリーズでハラセンの独白編が最強に切なさを爆発させていましたよね。
実はあのお話読んで、ちょっぴり涙があふれました。
彼は人の気持ちを理解できて、優しくて、そして自分の気持ちを抑えることを知っている。

でもでもイイ男だから好きな相手といっつもいい雰囲気にはなるんですよ・・・なるのに諦めちゃうんで…

4

卒業生 -冬- コミック

中村明日美子 

ハラセンの良さがじわじわと

皆さんが言うハラセンの良さ、じわじわ沁み渡ります。
大人だから、卑怯なこともできるけど
やっぱり大人であるが故に、ひいてしまうというところが、
何とも切ない思いです。
でも、だからこそハラセンの良さが際立ちますね。

そして、受験時期の危うさが描き表れていて、
高校生を題材にしている意味がちゃんとある
お話だと感じることができました。

全くジャンルが違う2人と言われるけど、

3

同級生 コミック

中村明日美子 

「空と原」からの逆流

「空と原」がとてもよかったので、本筋はどうなのだろ?
と興味を惹かれて、購入しました。

中村さんの本を読んだのは、「空と原」が初めてだったのですが、
特徴的な絵をお描きになりますね。
きっとこの雰囲気が
いいから、ストーリーもより一層面白く感じるんだと
思いました。
方向性は全く違いますが、絵とストーリの相乗効果を感じる点で
腰乃さんと同じタイプに感じました。

ストーリー…

5

空と原 コミック

中村明日美子 

ハレルヤ

卒業生~よりこっちのが好き(ノ∀`)うぁv
原先生のその後~なお話ですね。
あんまり印象に残ってないのは、ワタクシの読み込みの甘さなんだろうな
なんだろうけど「生徒とは関係をもたない」理性の抑圧~の行は思い出したよw
そんな原先生の恋模様がテーマな今回。
忘れるべく久しぶりに出かけた先。
引っ掛けたのは、焦がれた生徒に似た〝メガネ”。
ホテルまで連れ込んだ相手は実は原先生のところの新…

2
非BL作品

ウツボラ 2 (完) 非BL コミック

中村明日美子 

ウツボラ

読み終わって、『ヒャイイイっ…』って叫んでしまいました。
感想、難しいのです…拙い表現になります。すみません。
中村明日美子先生の描いた『ウツボラ』じゃなくて…作品の中の『ウツボラ』を読んだ気分です。溝呂木舜が書いたウツボラなのか、藤乃朱が書いたウツボラなのか…誰が書いたウツボラなのか分からないけど、『ウツボラ』っていうお話を読みました。っていう…。
そもそも藤乃朱って何だったんだろうって思いまし…

2
PAGE TOP