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中村明日美子
だらむし
ネタバレ
個人的に薄暗い話が好きですので、この「ダブルミンツ」の流れも嗜好にあてはまります。 どろどろのべたべた、ぐるぐると渦巻くほどの暗さ。卒業以来離れていたふたりが、再会するきっかけになったことが「人を殺めた」というあたりも暗いです。 光央に自覚はなくとも、ふたりは共依存関係にあったんじゃないかと思うのです。 すくなくとも光夫は“みつおくん”に依存していますし、囚われていますね。あの目が、というの…
blacksima
中村明日美子先生・SHOOWA先生・ 秀良子先生・ 日高ショーコ先生 ・ 腰乃先生・ 山田2丁目先生・ 宝井理人先生と7人の作家さんの漫画(各1ページ)が掲載されていました。 ペーパーなどで見る描き下ろしイラストというのも嬉しいですが、好きな作品の番外編などの漫画を読めるのは、もっと嬉しいです~♪(*´▽`*) 秀良子さんは2作品(なので2ページ)「彼のバラ色の人生」と「宇田川町で待っ…
東雲月虹
大人気コミックスのちょっとしたエピソードが楽しめました。 各々1頁ずつですが、くすっとしたりきゅんときたり♪ ■中村明日美子さん『空と原』番外編 京都の佐条、東京の草壁、お互いティータイムなのか くつろぎながら電話中。 「今度温泉とか行かない?」の草壁の誘いに 「メガネはずすだろ、そうすると…不公平」って返す佐条。 そう!!視力悪いとなんも見えんのよ!!! そ…それを“不公平”…
かちゅ
あなたのためならどこまでも・・・・ これって攻めが受けにいってるようで受けが攻めを思った言葉なような気がします。 どっちがどっちかわかりませんがねぇ。 詐欺師に好かれてほだされちゃって掌でころがされちゃう刑事さん(笑) 寸止めの愛撫を繰り返されるごとに体にきざみこまれる感情。 流されやすいようでしっかりもののようで抜けてる可愛い刑事さん(笑) この二人が案外長い時をかけてシリーズ化…
初めて読んだBLが同級生でした。 初めてでこの本に出会うってすごいと自分でも思う作品です。私ってラッキー?おかげで腐道を進みまくっております。 この本を読んでいろんなBLに手をだしてまた帰ってきて読むとこの本の良さがさらにわかりました。 HなBLも大好きなんです。でもこの本はもーーーっと好きです。 激しい写生があるわけではなくスローであったかくてやわらかくて少しだけ泣きそうな・・・。 …
響律
ラストには1巻の頭へと繋がっていく、 映画の終幕の様な完結巻。 君が好きだ、 それだけじゃだめなのか、 クールで優等生キャラであるポールの、 感情的な姿はJへの本気を いっぱいいっぱいに表わしていて、 クライマックスのJを引き上げるシーンは、 むせるほどに涙がこみ上げた。 この巻は、 壊れていくJとそれを救おうとするポールを中心に、 リタ、ジーン、Jの母親とその妹夫妻…
男と男と女。 Jとアーサーとリタ。 回数や理由はどうあれ、それぞれが体の関係を結ぶ。 だけどそのどれも結ばれることはなく。 体を重ねることが色々な苦しさを増長させていくみたいだ。 アーサー×J、アーサー×リタ、J×リタ。 うまくやっていたはずなのに。 ドロドロに入り乱れてしまった中、 ポールとの思い出は甘く懐かしくて、 それがまた現実の苦しさを大きく見せてくるみたいだ。 制…
最初、ダメだムリ、と思ったんです。 でもちゃんと向き合って読みたくなって 再読してみたら、 忘れられない作品になってしまった。 狂気と純愛。 多分、狂ってるのはミツオのほう。 イジメから始まり、 精神的な苦痛を与えられ、 痛みはスイッチとなり、 歪んで執着になる。 みつおの「あの目」との出逢いは、 ミツオにとってきっと、片割れとの邂逅。 みつおは作中頭では、 …
再読につきレビュー。 皆さんおっしゃっていますが、 BLにカテゴライズされるかと問われたら確かに難しい。 男×男の恋愛・性愛は描かれるけれど、 一人の人間の半生記というのが一番適っているのだろう。 そして、ゲイと言うよりも、 Jはトランスジェンダー、性同一性障害か。 しっかりとその「女である」ことの自覚はあり、 それを誇りにし武器にもするけれど、 生きづらいことに変わりは…
作家名を形容詞的に使って レビューしちゃいたくなる作家さんって たまに出会います。 ◯◯先生っぽい、◯◯節、◯◯テイスト…みたいな。 明日美子さん、SHOOWAさん、腰乃さんとか そんな感じしませんか? 同作は例に漏れずそんな印象の、 明日美子感溢れるラブコメ。 明日美子さんは「アホエロ」って書いてるけど、 言いまとめたら、ライトに読めるラブエロコメディ、 って感じかな…