だん
〈有坂と響〉(←1巻収録)と〈響と有坂〉は
二人の出会いと、有坂が娘にカミングアウトする話。
響の有坂大好きオーラが回想からダダ漏れで、
娘もすごいショックな筈なのにお父さん大好きで、
何だかんだ色んな若い子に愛されてる有坂は幸せだなぁと。
『空と原』では狡くてヘタレな大人という印象だったけど、
本書の有坂は、若い恋人にも娘にも愛情を見せ、
どちらに対しても誠実であろうとしていて…
『O.B.』の連載が始まると知ったときは、嬉しい反面
あの名作の名エンディングの後ではどんなラブラブ後日談も
蛇足に思えてしまうのではないかと複雑な心境でした。
(『空と原』はハラセン救済作として
読んでいたのでそこまで気にならなかったのですが)
しかし、連載を雑誌で読むにつれ
そうした不安は全くの杞憂であったと思い直しました。
ただのファンサービスではない、
「卒業」の後も…