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51/102(合計:1012件)
中村明日美子
詩雪
ネタバレ
"NOT BL"とされている作品です。 Ⅰ・Ⅱ巻合わせてのレビューとします。 舞台は70年代初頭のパリ。サーカス団に所属する主人公と、また彼に関わる人たちそれぞれの物語がときにミックスされつつ描かれます。この作品から私が受けた印象を一言でいうと "始動" 。 この作品。どこまで進んでも自分のなかではモノクロの世界、しかしフィナーレの開幕シーンで…
ゆーちゃん?
中村先生の作品は絵が苦手で いままで手にとったことがなかったのですが、、、。 ちるちるランク、レビューをみて 読んでみようと手にとったのですが。 読み始めて数ページで 中村先生の世界に 引き込まれてしまいました!(>_<) なんで今まで手にとらんかったんや! と瞬時に後悔、、、、。 すぐさま上下巻購入。 繊細で切ない、、、。 なのに込み上げてくるなに…
SHOCH△N
とにかく、好きです! キュンキュンするし、切ないし、甘酸っぱい、そして、笑いもあって、試しに買ってみて読んで、即好きになりました。 続き出ないのかよー!!なんて思ってたら、続刊出た時の嬉しさは、半端なかったです。 BLだけれど、ほのぼのして、周りのキャラクターも良いキャラ揃いです。 エロは少ないけど、それを補えるほど、ストーリーが良いです!! この作品は全てのシリーズを読むことをお勧…
おみぱん
心には苦しいくらい響いているのに、上手く言葉にできません。 読んでからずっと胸が苦しくて、辛いです。 最後まで読むと、何度も2人の幸せそうなシーンを読み返してしまいます。 拙い文章になると思いますが、あえて言葉にしたくなりました。 1度目に読んだときは、ただドキドキしました。2人の間にある緊張感というか、『してはいけないことをしている背徳感』がこちらにも伝わってきます。 2回目、3回…
みみみ。
下巻のレビューはもはや何を書いてもしてはいけない類いのネタバレになってしまいそうで、悩んだ末、内容に触れるのは極力控えて、上下巻を通して言葉でほぼ表されることのなかった兄(忍)の心情と、上巻のレビューでは触れずにおいたもう一つの薫りについて書こうと思います。 まず、忍の心情について。 作中で忍の心の中が描かれるのは、第九話と、最後に忍の妻の元へ届いた謝罪の手紙に綴られた内容のみです。 現…
徹michi
あぁ巧い結末を迎えるんだ。 そう思った矢先の、あのエピローグ。 何度も読み返すが、納得いかない。 何度も思い出しては、嗚咽が漏れそうになる。 並行だった状況が、一気に加速し交差する下巻。 その起爆を、当事者自ら仕掛けて行く。 崩れ始めた均衡は、急速に凝縮し、弾けた。 大輪の花火の様な印象を受ける展開です。 色々と合間を想像させられますし、色々と“何故”と問いかけたくなります…
表紙をめくると目に飛び込んでくる「赤」が強烈。 自分がそうですが、「コペルニクスの呼吸」から入った読者には特に堪らないであろう独特の明日美子ワールドがこれでもかと展開されていて、すみからすみまで美しい世界観にうっとりします。 そして何と言っても、作中延々と続くこの息苦しさこそ黒明日美子作品の魅力ではなかろうかと思います。 「コペルニクスの呼吸」が「黒」と「白」の世界なら、こちらは「赤…
ポッチ
『コペルニクスの呼吸」の2巻。 相変わらずダークな2巻ですが、それでもこの巻は1巻に比べ救済のストーリーになっているのかな、と思います。内容をざっくりと。 オオナギに妻がいることを知ったタケオ(トリノス)は妻・ココに対する懺悔の気持ちを持ちつつ、それでも怠惰な生活から抜け出せずにいます。 そんな中久しぶりに再会したレオからサーカスのチケットをもらったことがきっかけでサーカスへ…
雀影
下巻の方も、レビューが「神」しかないのはいかがな物かと思いつつ、やっぱりこれは、私も「神」。 過去と現在を行きつ戻りつしながら、二人の理由を探していた上巻に対して、この下巻では、お話は結末に向かって一気にひた走る。 そして、迎えた結末は、なるべくして成るバッドエンド。 耽美でせつない結末はこうでなくっちゃ。 さらに、書き下ろしの「暗転」でも因果の糸が続いていて、この耽美さにぞくぞくする。 …
竹の子
上下巻同時発売ということで一気に読み、 スピード感、それでいて重厚な内容、凄まじいインパクトに 暫く余韻が止まりませんでした…! 本当に中村先生は、年々読者の心を抉るポイントを突く精度が増していると言いますか 特にこの系統のダークなお話は、初期からのファンとしては大変嬉しい。きたきたこれこれ!となるような心地です。 心理描写が冴え渡っていると感じました、細かな説明は敢えて省き 人の…