中原一也さんのレビュー一覧

KYOUHAN<共犯> 小説

中原一也  水貴はすの 

一行ごとに新しい発見

色々ありえなさすぎて数行ごとに新しい発見がある勢いでした。
これはこれで新鮮……か?

内装を見るために入ったラブホテルでなんだかいい感じになる二人。
そもそもどっちか(もしくは両方)がゲイだとか、そうでないにしても元々思いを寄せていたとかいうフラグ一切なしでの進展には本当にびっくりしました。
その後、同僚の藤瀬に脅迫された北川(受)に藤瀬を落としてこいと命じる國武。
えええ、なにそれ…

2

A・KI・RA~路地裏の迷い猫~ 小説

中原一也  楠本弘樹 

淋しさがわからない孤独

拾った子猫が不幸で同情のあげくに……と言うのはよくある話しと思いますが、大概の受けというのは淋しさをわかっていながら淋しくないフリをするパターンが多いと思うのです。
強がりというか、それがプライドだったりする。
それがこの明良は淋しいことさえ感じていない、わかっていなかったりする。
ついでに「ウリ」の何が悪いのかさえまったくわからない。

生い立ちが生い立ちなだけに、確かに生きていく為に…

3

俺を抱いてイケ 小説

中原一也  藤井咲耶 

ゲラゲラ笑っちゃったんですが、こういう読み方が正しいかどうかは分かりませんw

ヤクザものです。
はっちゃけてました。
タイトルからして、はっちゃけてる(店頭じゃ買えねーよw)んですが。
誘い受けが大好きなんですが、この小説に登場する誘い受けは、「誘い受けの中の神」でした。
攻めに睡眠薬仕込んで、ベッドに縛り付けて、乗っかってヤッちゃうんだもの。
けっこうせっぱつまったシーンなんですが、「そこまでやるかおまえw」と思って、クックックッという笑いが止まらなかった。
グッと我慢し…

5

愛してないと云ってくれ 小説

中原一也  奈良千春 

フェロモン出過ぎ!

 世は、草食男子なんてものがあふれている時代。
 ほんわかした草食系のBLも大好きなのですが、この斑目を見ていると……「そうよ! 男はこうじゃなきゃ」と思います。
 なんでしょう、このフェロモンは。
 もっとやっちゃって~となるのですが。

 攻めの斑目がフェロモン垂れ流しですが、受けの医師坂下も魅力的な男です。はきだめに鶴、ならぬ軍鶏。ただ綺麗なだけではありません。お人よしだけど、芯の…

8

愛してないと云ってくれ 小説

中原一也  奈良千春 

人情ストーリ-

主人公2人の関係ありきですが
どこか人情味重視なストーリー展開に好感が持てました。
美形なのにそれを重視せず仕事命な受も同じく好感が持てます。
そして皆様がいわれてるようにフェロモン全開オヤジがするおイタがいいですよねWW
そのむき出しっぷりに惹かれました。

3

あばずれ 小説

中原一也  和鐵屋匠 

スレた風体ピュア受 初見を裏切る腹黒攻

キャラ的には萌え要素満載!
表紙にも好感が持てますWW
やんちゃと知的腹黒・・・いいですよねぇ
そしてアットホーム感が結構感じられました

なのに後味はなんとなく物足りない
あんまり残ってこなかったのはなぜだろう・・・

個人的に物足りなかったと思う部分を考察(あくまでも個人的見解)
快楽に流される受描写はもう少し堪える描写が欲しい
攻が折角腹黒なら言葉攻めはもっと巧みでもいい…

1

KYOUHAN<共犯> 小説

中原一也  水貴はすの 

オヤジの本気の恋

バツ一上司とデキる部下のロマンス。國武課長(36歳)は、ある夜、日ごろから目をかけていた部下、北川と自社が内装を手がけたラブ・ホテルで成り行きから関係を持ってしまいます。で、デザイナーの藤瀬にそれを撮られ、脅されていることを北川から聞くと、一言「タラし込め」と指示するんですよ。「タラし込め」だなんて、なんて極悪(笑)!ていうか、タラシはあんたの得意分野でしょ!やるんなら自分でやんなさいよ!(いえ、…

3

極道はスーツを引き裂く 小説

中原一也  小山田あみ 

脇キャラ大活躍

芦澤(ヤクザ若頭)×榎田(老舗テーラーニ代目)

※この作品は『極道はスーツがお好き』の続編になります。

前作で恋人同士になった芦澤と榎田ですが、エロ方面の経験が元々少なかった榎田は、すっかり芦澤のいいように開発されてしまっていじられ上手なMっ子に育っています。いい傾向ですね。

ヤクザの注文は受けない方針を廃止した「テーラー・えのきだ」には芦澤以外のヤクザからも注文が殺到し、榎田は…

6

ミクロレベルまで愛して 小説

中原一也  夏目イサク 

変わった趣味がある攻め

医学生で研修中の芹尾×水野
基本はラブコメなんですが、攻めの芹尾がヘンタイな趣味を持っています。
それは、受けの水野の新鮮取り立て(?)の生きている精子を、顕微鏡でみること。
その際は、恋人ではないので、お金を払ってまでお願いしています。
とても幸せそうに、楽しそうにチェックしている姿が拝めます。

自分自身にある理由があって、それを楽しみにしているということなんですが……、
正直、…

1

限りなく危険な恋人 小説

中原一也  緒田涼歌 

一番の拾いもの

大神は動物でも家出中の女の子でもなんでも拾ってきてしまうのですが、一番の拾いものは受けの巡査です。

大神には秘密がある。
ただのバーテンのはずなのにお金があるし、自分には話してくれない。
流れで関係を結んでいるだけとは、誤魔化しきれない思いが溢れて……。
恋愛だけじゃなく、ちょっとしたミステリー要素もあって、予想はつくのですが楽しかったです。

主役二人だけではなく個性のあるキャラ…

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