中原一也さんのレビュー一覧

欲望の犬 小説

中原一也  奈良千春 

わんこ好きにはたまりませんっ。

検事の水上は、自分の担当した被疑者が自殺未遂をおこし
自分の取調べに無理がなかったか・・・自問しながら
雨の夜、どうしようもない気分で帰宅していたところ
ずぶ濡れの“わんこ”を拾うんです。

水上は、ゲイだけども検事という仕事柄
道端で行きずりの男を拾ったりしないのに
やりきれない気持ちの晩、人肌が恋しかったのか
拾っちゃうんですよw

この年下の“わんこ”が、なんともワイルド…

4

淫雨 小説

中原一也  國沢智 

ネタバレまくりです、ごめんなさい

幼馴染み再会もので、レイプで、4Pで、尿道プレイもお道具もあるし、乳首やヘソのピアスもあるし、徹底的にSMで、エロエロなお話です。
「淫雨」と「邪淫」の2話構成になっています。

ストーリーとしたら、音信不通だった親友・望月が借金取りのヤクザとして現われ、理不尽な取立てをしようとしますが、永岡は簡単に屈しません、そこで、舎弟たちに彼を陵辱させるというある意味お決まりな展開で始まります。
そ…

6

よくある話。 小説

中原一也  朝南かつみ 

色気あるオヤジ

 オヤジ受け&色気ある表紙に惹かれて買ってしまいました★
袴田はこれまでなあなあで生きてきて、感情の起伏が少ない流されキャラ。
反対に、袴田への愛を溢れさす情熱的な池田。
池田がAV大好きで、AVによくある設定を実際に袴田とのHのときにやっちゃうところがすごい。それにのってしまう袴田も、実は好きもの!?
 朝南かつみ先生の肉感的な挿絵とあいまって、実に楽しく読めました。
 あと、この前リ…

2

淫雨 小説

中原一也  國沢智 

エロ120%の渾身作か?

ラヴァーズ文庫では初登場の中原作品は、おやじでもなくただただエロさが淫靡で淫猥で、題名そのものズバリ!なディープでダークな作品でした。
04年にピアスで雑誌掲載だったものを、お気に入り作品だったので、続編を入れて一冊にしたかったという後書きのとおり、なかなかに読ませるエロ作品に仕上がっております。

人の良い道場主の父親が借金の保証人になったばかりに、ヤクザの取り立てにあい、家族を逃がしたも…

7

罪喰い 小説

中原一也  小山田あみ 

弟をめぐって・・・兄VS女

酷いシナリオですが、さくさく読めました。
書道家の家の三人兄弟。

長男35歳で、ジゴロw
次男メガネで、サラリーマン?
三男が書道家で、世間知らず。

で、長男×三男というCPなんです。
三人兄弟の中で誰よりも書道の才能があると
見込まれた長男だったようですが
序盤、父親に「ロクデナシが!」と罵られるままの人物w

三男のことをずーっと想っていながら
女も男も食い散らか…

2

ふしだら者ですが 小説

中原一也  小山田あみ 

苦労人・高森様、お疲れ様です、ケーキをどうぞ。

前半コメディ、後半シリアスでしたね。

お股のゆるい魔性のゲイ・皆川(38歳のサエないオッサン)が本当の恋人を手に入れるまでのおかしくてせつないお話でした。

イラストが小山田あみさんなので、いくらサエないオッサンという設定でも、美しくなってしまうのは仕方がありません。
なので、サエないオッサンな部分は想像するしかないのですが、さえないくせに男に異常にモテる。
子供からお年寄りまで・・…

0

ふしだら者ですが 小説

中原一也  小山田あみ 

お股のゆるい天然魔性おやじ受け!?

前回リンクス「よくある話」で枯れたおやじ受けが登場した中原作品ですが、今回もおやじ受け、しかも今度は天然魔性!?
小山田さんの絵、格好よすぎておやじに見えない~

皆川は市役所の「なんでもやる課」にいて昼行燈みたいな人なので”ジミヘン”ってあだ名で呼ばれています。
見た目が地味で変な人だから・・・なのに、物ごころついた頃からのホモなので、小さい子供から80越えの老人まで男にモテることといっ…

0

闇を喰らう獣 小説

中原一也  石原理 

オヤジ2人×兄と弟

「闇を喰らう獣」
攻・綾瀬貴範 ヤクザ
受・桐生慎(27) バーテンダー

慎の働くバーに通いつめ、引き抜きをかけるヤクザの綾瀬。
綾瀬は惚れた慎を手に入れるためかなり気長に、そしてしつこく付きまとっています。

ゲイの弟のせいで学生時代から嫌な思いをしてきた慎。
その最たるものが、自身の性癖。
自分はゲイではないと主張し続けてきましたが、男に惚れられたり迫られることはしばしばで…

4

闇を喰らう獣 小説

中原一也  石原理 

性格の違う双子のような兄弟の二組カプが楽しめて、おいしさも二倍!

片やクールビューティーな兄と男前で鋭利なヤクザ。
片や兄にコンプレックスを抱くヤンデレ風弟と野獣のような刑事。
この4人が絡んでものすごく楽しめる一冊に出来上がって、読後感もとっても満足です!

桐生慎はバーテンダー、ヤクザの綾瀬に一目ぼれされ、散々口説かれて。
でも自分は男には興味がないと散々突っぱねるけど、ゲイであると公言している弟の烈が綾瀬と仲良くしているのを見て放っておけなくて、…

2

闇を喰らう獣 小説

中原一也  石原理 

弟編に萌えた

この本、雑誌掲載分『闇を喰らう獣』と書き下ろし『コンプレックス』の2つのお話が入っています。
腹違いの非常によく似た2ヶ月違いの兄弟が、それぞれメインを張るわけですが、雑誌でメインを張ったお兄ちゃん編より、リンク作となった書き下ろしの弟編の方が気に入ってしまいました。
見た目はよく似ているのに、中味は全く違う兄に引け目や羨ましさを感じ、いつでも『兄の弟』としてしか見てもらえない“コンプレックス…

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