中原一也さんのレビュー一覧

愛に終わりはないけれど 小説

中原一也  奈良千春 

いよいよ大詰め♪

このシリーズも5作目、どこかの労働者ばかり集まっている地区を彷彿とさせるお話で
決して裕福ではない生活を日々営む労働者たちと共に利益度外視で働く医師の受け様を
中心に、元腕利き外科医のセクハラ攻め様や個性的な面々とで描かれた作品も残すは
完結編になる6作目を前にした大詰め作品。

今回は攻め様である斑目の師匠である子泣きじじいと受け様に間違えられた老医師も
登場して、人情味が溢れる作品…

5

愛に終わりはないけれど 小説

中原一也  奈良千春 

ここからの道は?

良き仲間の双葉が出て行き、時折届く便りに彼を応援し懐かしがりなから
ドヤ街の医師坂下の日々は、いつものように過ぎていっていた。
班目はウクレレを弾きながらセクハラ替え歌を歌い、診療所の待ち合い室では
オヤジ達が賑やかに過ごし、空いた時間には街のホームレスを見回る…
そういえば、ホームレスの数が少し減っているような気がするが…と思いながら過ごす中、
あるい日妖怪のようなジジィが診療所にやっ…

5

不器用、なんです 小説

中原一也  鬼塚征士 

家族のようなコンビ仲の良さが可愛い

強面だが温厚で堅物なオヤジ×美貌の狂犬 いう組み合わせは好みだし、
刑事コンビで受けの方が武闘派(攻めはお目付け役で『仏の麻生』と呼ばれる穏健派)という関係性も面白かったのですが、

最後の最後に両思いになって絡みのシーンになると、
いつもの中原作品らしい、絶倫エロオヤジ×言葉責めに翻弄される受け…ってノリになっちゃったのが、中原さんだな~と安心感を覚えつつも少し残念でしたw

堅物に…

3

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英田さん・中原さん・鳩村さんの番外編☆

英田サキさんの「ダブル・バインド」
中原一也さんの「後にも先にも」
鳩村衣杏さんの「汝の隣人を恋せよ」
の、それぞれの番外編のお話が8ページずつ入っています。

「後にも先にも」しか本編を読んでいないのですが、
レビューがないので書かせていただきます。
気をつけますが、変なところがあればコメントなどでご指摘くださいませm(_ _)m


■英田サキ「ダブル・バインド」の番外編【…

0

後にも先にも 小説

中原一也  梨とりこ 

いいキャラなんだけど、もやぁ~

2012年発売の「濡れ男」を先に読んでいまして
(中原さんの小説で、この本と同じく梨とりこさんが挿絵)、
そちらに出てくるふたりと、だぶって見えてしまって、
なんだかイマイチ気持ちが高まらずに読み終わってしまいました・・・

受けが色白で妙に色気があることと、時々言葉の語尾を伸ばすところ、
部屋が汚くちょっとだらしない所くらいしか似てないのですが、
挿絵の力って大きいですね・・・。

5

愛に終わりはないけれど 小説

中原一也  奈良千春 

最終章へのラストスパート

これでオヤジ開眼をさせられたという自分にとって憧れの最強オヤジ攻め斑目と
ドヤ街でほとんどボランティアのような診療所を開いて「医者」としての姿勢を貫く極貧だけどまっすぐな坂下医師の物語は、とうとう次の巻でラストになるようです。
今まで少し見えていた斑目が医者を辞めた理由に触れ、彼の師である久住という老医師の登場と、斑目が医師を辞めた原因にも繋がる医療過誤により亡くなった少年の兄が、ホームレス支…

9

双子の獣たち 小説

中原一也  笠井あゆみ 

たとえ愛故であっても・・・

3P物、初読みです!

美人な受け様、長男の紅。
そして誰もが振り返る様な男前の攻め様達、双子の篤志と悦司。
読み始め、とにかく兄弟三人本当に仲が良くて、
特に双子の弟達が長男にメロメロな様子が微笑ましく、すごく面白かったです。
攻め様から受け様への執着愛は、本当に大好物です!

ただ、エッチシーンがどうしても私はダメでした。
体格も力も勝っている者からのレイプシーンは好きではあ…

3

濡れ男 小説

中原一也  梨とりこ 

「あかんて……」

去年久々に中原さんが個人的にヒットだったので
おのずと期待値が上がってしまっていたせいか
「…あれ」になってしまいました;

岸尾の、誰が見ても隙のない“デキる男系”が
大学からの友人・楢崎に片想いとか
なかなか切ないじゃないの…と思いながらも
ちょっと急展開過ぎるような気がもしましたし
50過ぎのゲイ疑惑の教授との関係を疑ったからと言って
強引過ぎやしませんか??と…。
確…

3

野良犬を追う男 小説

中原一也  水名瀬雅良 

ラスト10数ページの展開に燃え萌え

※後半の方で結末について触れています。

綺麗事の一切無い、男臭くハードボイルドな作品でした。
余計な感傷や情感を削ぎ落としたシリアスな世界観ですが、捕食し合う獣同士のような絡みや、新垣の須田に対する真摯かつ強烈な執着心には非常に熱いものがあり、強く引き込まれました。

ヤクザの息子・須田と警察キャリアの息子・新垣。
生い立ちは正反対だが、共に父親の呪縛という足枷を持ち、その呪縛から逃…

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双子の獣たち 小説

中原一也  笠井あゆみ 

3Pなのになんだか微笑ましい。

中原さんにハマり中で目に付いたものを買っては積み本にしているので、
その一環で我が家の本棚に並んだコチラ。
当初は、淫靡な表紙の絵を見て、
3Pは好きだけど経験不足(もちろん読む方の)な自分には、ちょっとハードルが高い?
と思っていたのですが、そんなことはなくすごく読みやすかったです。
レビュアーさんたちの評価が高いのにも納得です。

実の兄弟で、綺麗な兄が格好いい双子の弟ふたりに愛…

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