中原一也さんのレビュー一覧

ワケアリ 小説

中原一也  高階佑 

男臭さは意外にあっさり

ネタバレなしで書きたいと思います。

ザザッとあらすじを読みその世界と、高階さんのいかにも男臭ーーい表紙に惹かれて購入したわけですが…ちょっと肩透かし?


攻めは元ヤクザのマグロ漁船船長、浅倉36歳。

いわゆる魔性の受け、志岐は25歳。
ワケありのため、マグロ漁船に乗船中。


閉ざされた空間に男だらけ!
しかもマグロ漁船!
なんだか個人的には萌えるシチュエーションな…

3

ミツバチの王様 小説

中原一也  こいでみえこ 

好きだけど萌えは…

キャラも文章もストーリーも安定感があるのに、個人的に萌えは
ほとんどありませんでした。杉崎も謝花さんも好きなんだけどなぁ…。
なんでだろうか…。

話の展開も最初の方はほのぼのしていてよかったんですが、杉崎の
元同僚であり過去に関係を持っていた大森が大分厄介な病み方を
して登場してからは結構怖かったです。しかも大森の言動が明らかに
常軌を逸しているのに、杉崎がこうなってしまったのは自…

0

極道はスーツに契る 小説

中原一也  小山田あみ 

受けの包容力がいい

ところどころ、昭和のヤクザ映画みたいな錯覚を起こすが、
一方で、美しいスーツの仕立て屋、そして麗しい弁護士が登場する。
ヤクザBLとは言い切れないスタイリッシュさもあわせもった作品。

スーツの仕立て屋という職業、BLでは人気のようです。
女性に対するファッションデザイナーみたいなもの、といってしまえばそれまでだが、
スーツ職人というと、なにやらストイックな魅力がありそう。

スー…

5

美獣とケダモノ 小説

中原一也  國沢智 

ドSでドMでヘンタイな受

ジュネ掲載「媚薬の、キキメ」に手を加え、書き下ろしをつけた作品。
掲載作(恋人になるまで)と、書き下ろし【獣のススメ】が半々くらいの割合で
両思いになるのがちょっと早いかな~と思いつつ、
キャラの濃さと、中原さんらしい下ネタには笑わせてもらいました。


人気作家の男鹿は、ハードボイルドな作風と渋い容姿とは裏腹に、超ヘタレで奥手。
ある日、怪しい男に売りつけられた「セックスドラッグ」…

7

美獣とケダモノ 小説

中原一也  國沢智 

ヘタレでオヤジで変態で

ラヴァーズGREEDにしてはエロ度が低い気がするし、
中身もイラストから感じるようなエロティックな内容では無い気がします。
全体的に感じるのは終始コミカルな展開での7歳違いの幼なじみ同士が
互いに長年に渡る片思いを実らせる話です。

攻めのハードボイルド作家の男鹿は見た目と違って繊細でヘタレ、いつも年下の
幼なじみに悪態をつかれてへこむのですが、脳内妄想で阿立にお仕置きしてる。

6

淫猥なランプ 小説

中原一也  立石涼 

絵が…っ

これは絵がかなりナイスな味を出してます。

みなさんの評価とあらすじを見て購入しました。
オヤジくさい下ネタセリフの数々に心惹かれて…!笑
思った通りのオヤジくささに大満足です。

魔法のランプをこすると現れるランプの精、なんてファンタジーな存在の攻め様にもかかわらず、喋ること喋ることお下品なオヤジくさーい下ネタ。
フェロモンムンムンのアラビアンダンディなのに。
そのギャップの脱力…

6

A・KI・RA~路地裏の迷い猫~ 小説

中原一也  楠本弘樹 

中原一也らしい作品

熱血漢のジャーナリストと、世の中に見捨てられた少年、
割に古典的なテーマではあるんだが…。
中原作品には、社会の底辺に生きる人びとを書きだすには定評があるわけですが、
そういう人びとを決してしめっぽくなく、淡々と描いているところに好感が持てます。

このテのストーリーは英田サキにもありそうな感じではありますが、
英田サキよりも泥臭く、かつ、ときどき不器用ゆえの優しさのにじみ出ている人が…

1

仁義なき課外授業 小説

中原一也  新藤まゆり 

定時制高校というのは初めてでした

攻め様と受け様のキャラの説明を見て、攻め様が現役のヤクザの若頭で定時制高校の生徒??どうなってるの?と興味を惹かれて読んだ作品です。
中原さんの作品(特に裏社会モノ)は結構好きなので期待したんですが、他の作品と比べると萌え度がちょっと足りないという感想だったので、評価厳し目にしましたが萌よりの中立ということにしました。

攻め様のオヤジだけど男前な所も、受け様の強気で頑張り屋さんな所も、攻め…

3

不埒な狂犬の手懐け方 コミック

中原一也  山葵マグロ 

読んだあとは考えさせられた

婚約者がいた院長の孫娘に手を出して病院にいられなくなった男。麻生。

この事が病院外にも知れ渡ると
働かせてもらえるところがない。

今後の行く先を考えながら訪れた場所は闇医者まがいなことをしている場所。

そこには色んな理由で他の病院には行けない人が運び込まれてくる。

そこをよく利用している男が
黒崎。

違法のカジノバーを経営している。ヤクザと関係をしていないがために…

2

ブラックジャックの罠 小説

中原一也  小山田あみ 

スリリングでドキドキさせられる

恋愛のドキドキとは違うけれど、犯罪に立ち向かう潜入捜査官、西沖の
静かなる情熱と懺悔を感じさせる硬派な刑事モノで読み応えありました。

読みはじめの序盤まではカジノディーラー西沖と所轄の刑事のダークな、いばら道かと
思ったりもしました、プロローグでホテル内で遺体が発見され、
序盤の流れで西沖が自分が殺したと独白めいたセリフがあり、西沖の職場である
カジノに所轄の刑事で上から押えられても…

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