中原一也さんのレビュー一覧

悪徳の褥 小説

中原一也  陸裕千景子 

どこまでも貪欲な男

ヤクザとしての若頭の男ぶりに惚れ込んで忠誠を誓う二宮と、彼の忠誠心だけでなく身体も想いも丸ごと支配したいヤクザの若頭・黒田。

名倉組内の後継者に不服がくすぶる中、黒田は他の信頼のおける舎弟を引き連れて反旗を翻す。
二宮は一人だけ置いていかれた事で屈辱感を持ったまま、不本意にもヤクザとしての器が小さい舎弟頭の指示に従いながら裏切り者となった黒田の後を追う。
それも全て策略の内とはいえ、穏や…

4

悪徳の楔 小説

中原一也  陸裕千景子 

クレイジーな主従関係に萌!

『悪徳の褥』の続編。
相変わらずハードでバイオレンスなヤクザの世界観に、新キャラもいい味出していて、前作同様パンチの効いたヤクザ物となっています。

名取組を辞め、自らが組長となった黒田(攻め)と
彼の右腕で愛人の二宮(受け)。
個人的に、この作品の萌ポイントは
部下に「抱かれてもいい!」と慕われるほど男前で
初対面の医者から「あんた人殺したことあるだろ」と
恐れられるほど凶暴な一…

9

濡れ男 小説

中原一也  梨とりこ 

気持ちはちゃんと伝えよう

これはちょっと評価が難しい作品でした。
主人公たちの人物像や心情がどうもわかり難かったです。

友達だったところから関係が発展しているにもかかわらずお互いを信じてない感じとか、ちゃんと話せばそんなにこじれてないだろうとか、なんか微妙に不自然な感じがしてしまいました。

攻のSな部分も中途半端で、そもそも受もMっぽさがあるわけでもないし、人物像も前半と後半で変わり過ぎな気がしてどうもつかみ…

1

欲望の犬 小説

中原一也  國沢智 

愛しいわんこ

もともとCD版でハマって原作を読んで大好きになった作品です。新しく出し直されると知って首を長くして待っておりました。

えっちシーンが盛られてます。ちょっと台詞が変更されたシーンもありました。どちらにしてもエロくなってます!

追加されたSS「アダルトな恋人」
大貫は新米検事としてなんと水上の元恋人の幸田の下で修行中。そんなストレスフルな恋人に水上は…
にやけてしまう美味しいSSでした…

11

極道はスーツに二度愛される 小説

中原一也  小山田あみ 

今回はあるあるネタでした

あらすじは公開されているので、それ以上のネタバレはなしでレビューします。
前回まではサスペンス調だったので、今回はどういう展開かな?と思いながら読み進めて、あ~、そうきたか~のBLあるある設定、ズバリ記憶喪失でした。

恋人であるヤクザ、芦澤のお仕事の暗い部分に悩む榎田さん。実際に目の当たりにする機会があって、交通事故をきっかけに芦澤に関する記憶だけなくしてしまいます。
ヤクザの仕事からは…

0

Lovers Winter Fair 2013小冊子typeBLUE グッズ

こんなところで

つい、思わずサカってしまいました的な番外編集。
いおか先生の「リロード」シリーズの二人は、普段電車通勤していない二人が、たまたま仕事終わりが一緒になってので地下鉄に乗って飲みに行くことになったら帰宅ラッシュに遭遇してしまい、満員の社内で密着している内に…という駅トイレ編。
中原先生の「美獣とケダモノ」の二人は、嵐の夜、ママを先に帰して一人店に残っていた裕一郎の所に、ずぶぬれの直忠がやって来て……

0

淫猥なランプ 小説

中原一也  立石涼 

ワイルドエロ親父+ぽややん受け=萌え∨

ホントにただのエロ親父~!って最初は思ったんですが笑
読んでいくと、時々優しさがチラッと垣間見えるんです!
そこに萌えちゃう(^^)
バズーカとかナマコとかよくもそんなにエロワードが出てくるなとある意味感心しましたw

子供が出てくるのは好き嫌いが自分のなかで結構ハッキリするのですが、今回はアリd
彼もいい味出してくれました!
子供にかくれてイタす夫婦~萌えですね♪

匡の過去と…

1

ブラックジャックの罠 小説

中原一也  小山田あみ 

事件の真相を追って出会った男臭い二人

舞台は東京ニューカジノシティ内のホテル。
既に日本の法律でカジノ特区法案が可決されているという架空設定で、リアリティのある内容になっている。

カジノ内で隠れ蓑となっている不正資金の隠匿を取り締まる警視庁の潜入捜査官の西沖は、極秘捜査の中で犠牲にしてしまったと政治家秘書の死に責任を追っている位に正義感が強い。

そんな中、他にも政治家秘書の自殺に疑問を持った刑事の鵜飼が勘の鋭さでたちまち…

2

女王様と犬 小説

中原一也  立石涼 

「わん」と鳴かれたら溺愛です

実生活では猫派ですが、BLのワンコは大好物です。

ノンケでワンコ気質の修司と決して実らない恋をしているゲイの庵野のお話。
庵野は同僚に恋をしているが、その同僚は奥さんにベタ惚れでノロけを毎日聞かされる辛さを一夜限りの相手に慰めてもらう日々を送っていた。
そして、ある日酔いすぎた庵野を介抱してくれたやさしいノンケの男を強引に誘い受。
庵野はいつも通り一夜限りと思っていたが、なんとノンケく…

2

探偵は危険を運ぶ 小説

中原一也  小山田あみ 

検事殿にはやっぱり正義感が似合う

「検事」ものとなると無条件で読む方向なワタシですw
もっといろんな検事さんが読みたい。これからも貪欲に攻めたいと思います。
そんなことは置いておいてm(__)m

いい加減と見せかけてなかなか優秀なオジサン探偵新堂と正義感溢れる笹原検事のお話。
ある殺人事件で被疑者を起訴するか迷いがあった笹原検事は現場にひとりで調査に赴き、そこで被疑者の婚約者から依頼を受けて調査に来ていた探偵の新堂と鉢…

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