中原一也さんのレビュー一覧

双子の獣たち 小説

中原一也  笠井あゆみ 

兄貴には敵わない

今まで読まずに苦手と避けていたガチ兄弟ものに挑戦。
何故苦手そうなジャンルを手に取ったかというと、たまたま本屋で見かけた時にキャラ文庫フェアの小冊子が付いていたからという不純な動機がきっかけだったりする。
(すみません中原さん)

しかし、この話は拒絶反応なしに読むことができ、苦手そうなガチ兄弟もの(しかも3Pあり)でも内容を吟味すれば大丈夫かも知れないと読まず嫌いを反省する機会にもなった…

6

極道はスーツと煉獄を奔る 小説

中原一也  小山田あみ 

次、まだかなー

イタリア編てことで楽しみにしておりました。ジャケでは鳥と青い空&海で、お花も舞ってるし。
いやー....甘かったぁ。
榎田さんは怖い人に怖いことされて痛かったりするのですが、読了直後の印象は「甘かったです、ごちそうさんでした」という感じです。

このシリーズ、アクションとエロが楽しみなんです。
シチリアというほぼ四面楚歌状態の土地で、ドンパチやらかしてくださいました。
ジャケでお二人と…

1

極道はスーツに契る 小説

中原一也  小山田あみ 

四作目にして

私個人的には萌えポイントが一番多かった一冊です。
これまで榎田には無かった腹の座り方が垣間見れた気がしたし、芦澤・榎田双方の『お互いなしじゃいられん』感を強く
感じられました。

朴に捕らえられたシーンでは『虎かよっ!』と、一瞬たじろぎましたが、そこは素人の知らない世界もあるのだろうと自分を納得させつつクリアしました。

楽しみにしていた『サイボーグ&諏訪』の関係は、まだまだ序…

2

極道はスーツと煉獄を奔る 小説

中原一也  小山田あみ 

話が佳境に入って来ました…

普段あまりレビューは書かないのですが、大好きなシリーズなので頑張ってみます。

今回はまさかのイタリアマフィアとの対決編。全く新たな戦いではなく、根底には芦澤の地位争いや木崎・諏訪問題も絡んできます。最初は極道エロス…と言った娯楽色が濃かったこのシリーズも、様々な人間模様で味わい深くなりました。

可愛かった榎田くんはすっかり精悍な青年に成長し、芦澤のただの恋人ではなく、誰にも代えられない…

7

淫猥なランプ 小説

中原一也  立石涼 

下ネタが

ランプの精が流れるが如く繰り出す、エロおやじ感満載の下ネタ。
中原一也流アラブ物は、魔法と前世と紛争とついでにほのぼのファミリーと、笑いあり、エロあり、ドキドキハラハラもありで、とってもとっても盛りだくさん。
地味にぼんやり平和に生きていた匡が、ある夜、あやしい占い師の婆にランプを売りつけられたところから始まる、運命に引き寄せられた壮大なラブストーリー?
エロおやじとの昭和なほのぼの生活と、…

2

極道はスーツと煉獄を奔る 小説

中原一也  小山田あみ 

また新たな扉が・・・

小山田さんイラストが最近神かかってきた今回のこの表紙イラスト!
オオー!榎田男らしいけど芦澤もまたいい男の横顔を見せて舞台はイタリア?
何だかオラわくわくすっぞ♪

さて、木崎と諏訪の問題が芦澤の足元を揺るがそうとも
彼を慕う頼もしい舎弟達とそして強い意志を持った芦澤を信じて、また男らしい態度を見せる榎田が光ったこの巻。
男らしいといっても、強いとか目に見えた力という意味ではなく
数…

12

「野良猫とカサブランカ」書き下ろしSSペーパー グッズ

さすが獣~どこでもだw

文庫の書き下ろし「お互い、獣」の後日談です。
その書き下ろし中で須田が、
「 松本さんと小料理屋の女将が、深い仲になったみたいだ 」
な~んて言っていましたが、
どうやらそれは、律にドアを開けさせるために言った嘘だったようですw
でも、このSSで松本さんと女将はちょっと関係が進展しそうですよ~


近々定年を迎える松本さんの前祝いとして、
須田が小料理屋を予約して、
松本さん・…

3

野良猫とカサブランカ 小説

中原一也  実相寺紫子 

書き下ろし付きの文庫化

2008年に出版された同タイトル本の文庫化で、
16P(エッチシーンあり)の書き下ろし付きです。
中原さんが同じ作品を出し直すのは、今作が初めてのようです、
正直ちょっと意外でした、もう何度もあるものかと思ってましたよ。

コチラの作品、あとがきによると、
ラストの辺りを中心に、ちょこちょこと手直しがされているようです。


昔、インポの男に性奴隷にされていたという過去を持つ、

7

詐欺師は獣に騙される 小説

中原一也  鬼塚征士 

ほぼマンガ

エロいセクハラオヤジと、妖怪のように元気なじじばば、ごついオネエに、アイドル顔と虚弱体質。
そんな濃いい面々の巣窟な養老施設の前に、ボロボロになって落ちていたのは、
なんとも間抜けな元結婚詐欺の男でした。
 
ツンデレ子猫ちゃんと、フェロモンオヤジ。
中原さんらしい!
もう、すごく楽しんで、
ペン走りまくりです!!って、
そんな楽しさがすごく伝わってくる。

三木みたいなのは、…

2

酔いどれ金魚と野獣 小説

中原一也  北上れん 

どっちも彫り(掘り)たい

ヤクザに一目置かれる凄腕の彫師・今井×元アルコール依存症だったというバーテンダー・門脇。

受けの門脇には、女関係にしろ酒にしろ一度身を持ち崩すとどうしようもないのに、独特な庇護欲を掻き立てる面がある。
なのに不思議と女々しさやイラつきを感じずにすんなりと読めたのは、結構肝が据わっているというか図太さもあるキャラだからだと思う。
強面ヤクザ相手にも紙一重のやり取りが出来る位だし。
そんな…

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