中原一也さんのレビュー一覧

はだれ恋 ~拾われ男の妄想~ 小説

中原一也  小山田あみ 

つなぎの作業着がいい

恵まれい家庭環境で育った了が、八尾に助けられ一緒に働くようになります。
八尾には病を患っている妻がいて夫婦仲は円満。
了も家族ぐるみでよくしてもらっていたのに、気付けば八尾を特別な思いで見てしまっています。

募る一途な思いに対する奥さんへの罪悪感と、これ以上は裏切ってはいけないという自制心で了が葛藤するのがせつなかったです。
でも奥さんに対する謝罪(心の声)がちょっと多くてくどかった気…

3

「はだれ恋~拾われ男の妄想~」出版社リーフレット グッズ

中原さんらしい『オヤジ』が堪能できます☆

出版社さん特製の特典リーフレット。B4サイズの紙を半分に折った大きさ(B5)で、本編の表紙と裏表紙がそれぞれカラーでコピーされてます。
B5サイズなので、小山田さんの美麗な絵柄が大きく見れてまさに眼福。

小説部分は見開き2Pなのですが、B5の大きさなので小説部分もたくさん。なんだかとてもお得感のあるリーフレットです。

内容はというと。すみません、ネタバレしてます。



タイ…

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はだれ恋 ~拾われ男の妄想~ 小説

中原一也  小山田あみ 

切ない恋心に萌えました

中原さんは個人的に当たりはずれのある作家さまなので購入をためらっていましたが小山田さんの美しすぎる表紙につられ購入。内容はすでに書いてくださっているので感想を。

男に入れあげ、息子をネグレクトしていた母親。その母親の連れてきた男に無理やり関係を持たされ、それが母親にばれて『泥棒猫』となじられた記憶を持つ了。
無償の愛情を受けたことのない彼は、優しく温厚で、自分を受けいれてくれた八尾に片想い…

9

愛しているにもほどがある 小説

中原一也  奈良千春 

神の手を持つ斑目、ピンチ!!

生活が不安定な日雇い労働者達の為に診療所を開設して切り盛りしている青年医師・坂下の奮闘記、シリーズ2冊目。

いや~、まだシリーズ2作目だってのに斑目を追ってきてヨリを戻したがる当て馬が執着系というか、坂下を追い詰めているのを解っていて楽しんでいる性悪さが強烈だった。
この当て馬・北原も、日頃から心身弱った患者を相手にしている医師という立場なのだろうに、自らの欲望の為に露骨にえげつなくなくな…

0

はだれ恋 ~拾われ男の妄想~ 小説

中原一也  小山田あみ 

妄想だけでは、腹は膨れないけど。

初読み作家さんです。
タイトル通り、「妄想」がメインのストーリーとなっています。
この「妄想」がエロい!!
小山田さんのイラストも手伝って、エロいことこの上ないです。
でも、あくまでも「妄想」なんですよね~…。
それが、ちょっとほろ苦い話となっています。

◆◆◆

≪CP≫
妻帯者で受けを助けた男・八尾 × 八尾に恋するゲイ・了

クラシックカー等の修理を専門に扱う小さい…

7

愛してないと云ってくれ 小説

中原一也  奈良千春 

雑草魂の逞しいおっちゃん連中と共に

生計が不安定な日雇い労働者達の為に診療所を開設して切り盛りしている青年医師・坂下の奮闘記でシリーズ1冊目。

ビンボー暇なしの慌ただしい日々の中、日雇い労働者の一人で渋い風貌の斑目が坂下の気を引こうと頑張っている。
実はこの男、人が良すぎてまだ世間の世知辛さに馴染んでいないせいで行き詰まりやすい坂下に対しての気配りやフォローが上手い。
雑草魂で逞しそうなおっちゃん達相手に上手く渡り合ってい…

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はだれ恋 ~拾われ男の妄想~ 小説

中原一也  小山田あみ 

拾われ男の妄想と純情

中原さんの新刊は、病気の妻がいるオヤジ(攻め)に片想いする年下受けの物語。
エロは多めですが、攻めとの絡みは2回のみ(その他、受けの妄想もあり)で、あとは受けとモブとの絡みが数回あります。

あらすじ:
家出少年だった白石(受け・当時17歳→現在25歳)を拾ってくれた、車修理工場の社長・八尾(攻め)。
八尾の下で働き、彼に想いを寄せる白石ですが、彼は病気の妻一筋。
白石は世話になった彼…

13

Chara Collection 2012 グッズ

番外編が愛おしい

商業作品の番外編がぎゅっと詰まっています。
いくつかご紹介しますと…

円陣闇丸「Voice or Noise」番外編「好きな人がいる幸せ」
振一郎が格好良かったです!きっと一生俺のモンだから、ってセリフに悶えました。私は本編未読だったのですが、すぐさま購入リストに入れるほどの勢いのある6ページでした。

草間さかえ「夜更けに花降る」番外編「小夜啼鳥の夜」
コミック「明け方に止む雨」…

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双子の獣たち 小説

中原一也  笠井あゆみ 

双子の弟×兄

人生で初めて読んだ3Pモノです。3Pモノって登場人物の感情の絡みも行為の描写もごちゃごちゃしているイメージがあって手が出なかったのですが、このお話は意外と分かりやすく読みやすく、笠井あゆみさんの美麗なイラストも素晴らしくて、萌えに集中しながら読むことができました。

タイトルのとおり、双子の弟に溺愛される兄のお話です。体格差がかなりあるので、溺愛されすぎちゃって肉体的に少々心配になりましたが、…

1

悪癖でもしかたない 小説

中原一也  高緒拾 

主導権の奪い合い

経済ヤクザの鬼島と、ビジネスパートナーの伏見。
出きる経済ヤクザなのに、男喰い(しかも受)が半端ないという鬼島のキャラが面白かったです。

そして身内には手を出さないと決めていた鬼島も、仕事で刺激をくれる伏見についに男としての興味をもってしまいました。
負けず嫌いな二人の行為は、どちらが主導権を握るかの真剣勝負になってしまうから笑えます。
受けには受けなりの主導権の取り方があるんですね~…

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