中原一也さんのレビュー一覧

妖精ハンター×DT〜四十歳童貞男の逆襲〜 小説

中原一也  國沢智 

女子の求めるオヤジ象がここに!

電子書籍で読了。挿絵有り。

中原さんと言えば「オヤジ」なわけですが、今回もステキでございました。
「オヤジ」って聞くと、どっちかって言えばマイナスイメージだと思うのですよ。「30歳過ぎてDTだと妖精に」っていう話が受けちゃうのも「オヤジ」と「妖精」のイメージギャップが面白いという(おまけにDTだしね)言葉遊び的な部分が大きいんじゃないかと思ったりするし。
このお話の阿久津氏も、普通の会社…

6

よくある話。 小説

中原一也  朝南かつみ 

なかなか面白い

天然マジぼけな課長、袴田。AV女優の妻と別れやけ酒をのんでいるところに部下の池田があらわれ。。。

天然メガネの袴田(私の中ではメガネ美人設定で読んでましたが)と、スパダリ部下池田のカップル。人もうらやむスパダリ(仕事ばりばり、イケメンモテモテ)なのに、やや残念な性格なのが面白い。お気に入りのAVについて熱く語ってしまったり、課長に一途すぎて暴走するなど。

猪突猛進な犬、池田の猛攻撃でや…

0

ふしだら者ですが 小説

中原一也  小山田あみ 

なかなか面白い

冴えないおじさんが、妖精の呪いで男にモテモテ、というギャグっぽい設定で、前半はぐいぐい押していきます。

モテモテな皆川は、本当にだらしなくて、お仕事も適当(でも人情はある)、男も食い散らかして名前も知らないほど。いつも別れ話でもめると幼なじみの高森に彼氏のふりをして助けてもらっています。

ここまでだとよくあるストーリーなんですが、後半がシリアス。ひょっとして前編は中編として発表され、後…

0

妖精ハンター×DT〜四十歳童貞男の逆襲〜 小説

中原一也  國沢智 

ツカミはおバカ

…と言ってもいいかな?決してdisってないですよ!ないですけど、中原先生の繰り出すオヤジギャグに慣れてない方にはちょーっと難易度高いかも〜。
まずタイトルから何のこっちゃ感がありますね。
主人公が40才DT?
いえいえ。読み進めるとわかるのですが、主人公は「妖精ハンター」の方なんです。
でもそこまで行き着く前に、「男にモテる魔法」をかけられた阿久津喜晴が、部下で一回り年下の犬山から官能小説…

2

妖精ハンター×DT〜四十歳童貞男の逆襲〜 小説

中原一也  國沢智 

楽しかったです

のっけから愉快です。
中原一也先生の作品は好きでたくさん読みましたが、文章がちょっとだけ毛色の違うような、おやつをいただけたような作品だと感じました。
ちゃんと中原先生の味もします。
おっさん(37歳)が男・オスに異様なもて方をし始めた秘密、妄想癖ワンコ、必殺アイテム、人外等々の設定が愉快です。
もちろん他作品に出てくるような、ダークサイドに住まう色気汁あふれる「狩る側」攻め様&当てられま…

8

ブラックジャックの罠 小説

中原一也  小山田あみ 

色んな意味でドキドキはらはら♡♡♡

久しぶりに読み応えのある小説でした!
何と言っても皆様仰る通り、攻めも受けもめちゃくちゃ男前‼︎かたや今時珍しい形に嵌らない、風貌に反した人情味ある刑事、かたや自分のせいで罪なき人を死なせてしまったやり切れなさから、感情を抑えただただ犯人を捕える為だけに生きている様な潜入捜査官...
そんなストレスのせいで味覚障害になってしまった西沖をひたすら鵜飼があれやこれや美味しいお店に連れ出すので、ラー…

5

美獣とケダモノ 小説

中原一也  國沢智 

最初から最後まで、楽しめる一冊!

ラヴァーズの一作目とは180度真逆の路線を突っ走る一作。
とにかくこちらは始終口元がニヤニヤして、
ものごっつ楽しんで読破させて頂きました!

やはり特筆すべきは、受けと攻めの普段とベットの中での、それぞれのギャップ。
正に凸と凹が重なるような、相性バッチリな二人。
今までくっついていなかったのが不思議です。

とにかく受けの阿立がかっこよくて強い男前!
それなのに自分に非があれ…

2

淫雨 小説

中原一也  國沢智 

愛がなくては、いくらエロエロでも萌えない。

いや……もうずっと痛い。
肉体的痛みではなく、とにかく心が痛い。
最初から最後まで、ずっと眉間に皺を寄せてBL読んだのは初めてです。

蒼の心の強さと、揺るがない望月への愛で
かろうじて最後まで読みましたが、
もう、ホント、辛かった……

個人的に、ハピエン、BL的お約束が大好物なので、
こういう心が痛い話は、できるだけ避けてきたのですが……
中原さんの本だからと頑張って最後ま…

2

愛していいとは云ってない 小説

中原一也  奈良千春 

ビターチョコの魅力!

なんかもう言いたいことは先のsnowblackさんが全て書いて下さって、
その通り!というところです。

とにかく心情的にもがいている湯月が、
かわいいやら、かわいそうやら……
友情と(自覚してない)恋情に迷い、親情に癒されて
また一皮むけていく湯月。
強い執着で追いかける斑目は、鬼畜っぷりが増していますが、
端々にちらりちらりと、湯月に対する「執着」ではない「愛情」が垣間見え、

3

ふしだら者ですが 小説

中原一也  小山田あみ 

だから、『オヤジ』は五十を過ぎてから!(笑)

三十代をオヤジって言っちゃダメ!(笑)
……って思うのは、私がおばちゃんだから?!

それにしても思うのは、
このお話し、主人公がオヤジである必要性があったのかと……?
普通に普通の二十代でも良かったのでは?
どうもそこが気になって……もにょもにょ

でも、お話的にはとても面白く読めました。
前半と後半のギャップに驚かされ、正に「笑ったり、泣いたり」でした。
元彼たちには、そう…

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