中原一也さんのレビュー一覧

淫獣~媚薬を宿す人魚~ 小説

中原一也  小山田あみ 

中原流、妊娠しないオメガバース⁈

私好きですv このお話!
設定も面白いし、赤尾の戸惑いと決意がドキドキするし、
久白の警戒心がじわじわと好意に変わっていくのも愛おしいv

お話的に、物凄く幸せ感満載で終わっていますが、
将来的に二人がこのまま穏やかに過ごせるかは分からないし、
まだ続きがあってもおかしくない!
……そうなっても、
今回以上のほわほわvで終わって欲しいと切に願いますが!

それと、入江さんにも幸…

4

覗く瞳、濡れる心 小説

中原一也  室上ハル 

タイトルとイラストに騙されるな!可笑しいです

タイトルとイラストからシリアスものを想像してしまっちゃったのですが、ちょっと違いました。
うん。確かに桐原の追い込まれる状況は、桐原にとってはとても『シリアス』なんですよ。
でも、その解決のために久瀬が取った方法が実に『笑える』方法なんです。だから、そのシーンで一気に吹いちゃう!おまけに、桐原がそこまで追い詰められた原因って言うのが……実に『膝カックン』的な逸らされ方で、この気の抜け具合も「あ…

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熱風王子 愛とバクダン3 小説

中原一也  水貴はすの 

猫、親離れの時

『傷だらけの天使ども』の続編で、『愛バク』シリーズ第三弾。

相変わらず厄介な事件に巻き込まれがちな竜崎探偵事務所ではありますが、本作は謙二朗の成長を見届ける回、といった感じです。

バイクの腕を買われ、プロチームのオーナーにスカウトされた謙二朗。小学生の頃、バイクのプロレーサーになるのが夢だったのもあって、ものすごーく悩みます。ところがここにきて、竜崎にだけは天邪鬼な態度を取ってしまう謙…

2

傷だらけの天使ども 愛とバクダン2 小説

中原一也  水貴はすの 

俺の暴れん棒

『愛とバクダン』の続編。

元デカで探偵の竜崎が悪友の弟、謙二朗を雇うことになってからなぜか波乱続きの竜崎探偵事務所。今回は謙二朗に初めて同い年の友人らしい友人ができたことが事の発端となって、新たな事件に巻き込まれるはめに…

同じバイク好きで謙二朗と意気投合した崇は社交的な好青年で、初めての友人に照れながらも嬉しそうな謙二朗にモエモエな竜崎もご満悦。ところがこの崇、身の上を偽っていたらし…

2

愛とバクダン 小説

中原一也  水貴はすの 

不良オヤジ、おてんば猫♂を預かる

上司と部下のおふぃす・らぶを描いた『KYOUHN〜共犯〜』シリーズのスピンオフ。

『共犯』の方でも登場している、國武の大学時代からの悪友の一人が本作の主人公で、國武カプよりも好きなシリーズです。

國武の悪友のうち、元刑事で探偵をしている竜崎が、もう一人の悪友でバーを経営している深見から、弟を探偵事務所で雇って欲しいと頼まれたことでストーリーが展開していきます。その弟謙二朗はかつて少年院…

2

妖精ハンター☓DT 〜女体化!? 妄想ワンコの暴走〜 小説

中原一也  國沢智 

おもしろファンタジー

いやはや…「妖精ハンター〜」の続編が出るとは…!
そして、さすがBL界のエンタメ王・中原一也先生。本作も突き抜けていらっしゃる。
前作のファンの方々には正に「キタ〜!」という感覚だと思います。
それだけ他のどの作品とも違うトンデモな魅力…
前作を知らずに本作を読んでしまった方、さぞ驚かれたことでしょう。
でも、本作では犬山の官能用語攻撃はそれほどでもなかった。ような気がするのは官能用語に…

2

愛と獣-捜査一課の相棒- 小説

中原一也  みずかねりょう 

心にずしりとくる犯罪サスペンス。甘々は足りないけど面白い!

なかなか面白い犯罪小説を読んだ気分になる一冊。
BLだと思って手にすると、
その意外な男臭さとテーマの重さに圧倒されるかも。

本編はがっつり犯罪サスペンスで、とても読み応えがあります。
BLのあまあまらぶらぶを期待すると、肩透かしかも。
かといって全くどきどきしないのかというとそうでもなくて、
いい具合にBL要素も散りばめてあり、
ちょっとブロマンスっぽい雰囲気。

このお話…

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Chara BIRTHDAY FAIR 2018 D キャラ文庫創刊記念21周年バースデーフェア小冊子 グッズ

変人コンビ

毎年恒例の既刊本を対象にしたフェア小冊子。
このタイプ「D」は、栗城偲「玉の輿ご用意しました」番外編、中原一也「花吸い鳥は高音で囀る」番外編
、凪良ゆう「美しい彼」番外編の詰め合わせ。
元作品既読なのは「美しい彼」のみ。
一緒に暮らしていても、相変わらず清居の隠し撮りをやめられない平良。
平良は、大学では小山に野菜を押し付けられ、その後は二日酔いのカメラマン野口に呼び出され、清居との待ち…

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梟はなぜ烏を黒く染めたのか 小説

中原一也  奈良千春 

一冊読めば、鳥と政界に詳しくなれる本!

鳥の擬人化という事で興味を持ちつつも、大丈夫かなーと不安な面もあり、しばらく積んでいました。心配無用でした(笑)。 他の方も書いてらっしゃいますが、シリアスパート(政界もの)とギャグパート(鳥の擬人化)のバランスが絶妙でした。
こういった試みって難しいですよね〜。鳥の擬人化設定が全く活かされず、終始通常の人間界の話になってしまうか、鳥の擬人化に重点を置き過ぎて、奇想天外な話になってしまうか…

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悪辣色男 小説

中原一也  奈良千春 

執着調教攻めと追い詰められ受け

不器用執着調教年下攻めというのでしょうか。すごい執着ですね。

攻めの正体は年齢差や手の描写や名前からそうかな?と思ってましたがやはり。しかも一連の展開まで仕組んでいたとは!

途中までは主人公が気の毒でたまりませんでした。追い詰められる受けは読んでいて辛くて。妻も子もいるのに一体どうやって結ばれるの?と思って読んでました。
正直に生きなかった性癖を認めなかったことがそんなにいけないの?…

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