中原一也さんのレビュー一覧

ろくでなし 小説

中原一也  和鐵屋匠 

猫会議と鍋の攻防!

スピンオフと知らずに、こちらから読破。
前作キャラクターは出てきますが、問題なく読めました。

次男編は出てくる猫達と空の関係がほのぼのv
猫の飼えない猫好きには夢であるのですが、
志垣先生のお説教は至極ごもっとも!
桜耳という呼び方は初めて知りました。
カワイイv

親父編は受けの相沢視点で、
前半コミカルな感じなのですが、
鍋の攻防の後辺りから、急に切なくなります。
あ…

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白銀のオオカミと森のお医者さん 小説

中原一也  奈良千春 

オヤジー! 格好よすぎるだろーーー!!

人間社会に疲れた青年が始めたのは、様々な獣人達が暮らす森での「動物のお医者さん」でした。

と、メルヘンチックなストーリーになります。
いや、ストーリー自体はおとぎ話を思わせる可愛さなのに、ここに中原流捻りが大量にきかせてありまして!
もう爆笑ものなんですよ。
いちいちこれでもかと細かいネタがブッ込まれていて、もう完全に笑わせに来てるでしょー!!と。

あと、終始コミカルだったり痛快…

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愛しているはずがない 小説

中原一也  奈良千春 

克幸x湯月編開幕!スピンオフ第1作

この作品は、ドヤ街でのワイルドオヤジと意地っ張り医師の物語「愛してる」シリーズのスピンオフです。
主人公CPは、冷酷なヤクザ幹部・斑目克幸(ドヤ街の斑目の異母弟)と、克幸の愛人でバーテンダーの湯月。
こちらは、スピン元の人情味とコミカルテイストな世界観とはガラリと変わって、ヤクザBLの王道、傲慢な帝王のような攻めと、過去を持つ美しい受けの紆余曲折がダークに、ハードボイルドに描かれています。

0

愛とは与えるものだから 小説

中原一也  奈良千春 

出会えて、よかった…シリーズ第6作、斑目x坂下編完結!

ドヤ街で、日雇い労働者と医師が恋をする。いよいよ完結です。
内容は前作「愛に終わりはないけれど」の続きで、貧困ビジネス叩きから生活保護そのものを叩く風潮、そして坂下が生活保護を斡旋している悪徳医師だと誹謗中傷されて、診療所の存続の危機、という展開に。
診療所がそんな状態で、斑目は離島に行ってしまうのか。
行かないで、いつまでも側にいて。
言葉にするとなんとも弱々しく、ただ斑目に寄りかかって…

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俺が好きなら咬んでみろ 小説

中原一也  小野浜こわし 

予想を外される楽しさ&イラストが素敵

対等な関係のオヤジ同士、特に受けが攻めをどつくような力関係が好きな方にはオススメの作品です。

沖野(受)の視点が多めですが、菊池(攻)側もあり、分かりやすくドラマの様な臨場感があります。

冒頭で菊池が殺されて吸血鬼になって、沖野の前に姿を現します。
朝日で灰になるという吸血鬼のセオリーを抑えつつ、沖野の血がまずいという予想外さに加えて、軽快なやり取りが楽しいです。そのくせ、事件が解決…

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白銀のオオカミと森のお医者さん 小説

中原一也  奈良千春 

モフモフあり、笑いあり、でもそれだけじゃない

作家買い。

ここ最近、中原作品はどれを読んでもハズレがなくて萌えと爆笑に包まれつつ読破していますが、今作品も面白かった!

中原さんと言えば、「オヤジ」をイメージしますが、この作品もそのイメージを覆すことのない男の色香ダダ洩れの「オヤジ」が登場します。が、この「オヤジ」がただのおっさんに非ず。

狼です。
モフモフです。
組長です。

カッコいいのに、クソ可愛い。
これが両…

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白銀のオオカミと森のお医者さん 小説

中原一也  奈良千春 

この世界観『天国』としか言いようがない

『梟は烏を~』は『鳥政界』のお話でした。
今作は『動物任侠界』ですよ!
中原さん、お得意の世界をとことん詰め込んだ感じの1冊です。
モフモフと漢、自然の摂理と人情が満載されています。
つまり、癒されて惚れ惚れとし、人間社会への批評精神を感じ取った後にジンと来るという大盤振る舞いなのです。
これだけてんこ盛りなのに詰め込んでいる感じが一切せず、エンタテインメントとして笑わせながらさらりと読…

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愛に終わりはないけれど 小説

中原一也  奈良千春 

先生のアソコ、見せてくれよ…シリーズ第5作

元天才外科医→今ドヤ街の日雇い労働者と、日々奮闘する貧乏医師の育む愛、「愛してる」シリーズ第5作。
1作目は斬新な設定と攻めの斑目のワイルドセクシーな魅力、ヤクザも出てきて〜という展開だったけど、巻を重ねるごとに「ドヤ街」という場の設定を生かしての社会問題のようなものも問うような物語になってきた!
さて、5作目。今回は「貧困ビジネス」がテーマ。
個人がもらうべき生活保護費、それをホームレス達…

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白銀のオオカミと森のお医者さん 小説

中原一也  奈良千春 

ほのぼのモフモフ幸せBL♪考えさせられる展開も。

インタビュー記事で気になったこの作品。
中原一也先生は初読みになります。
作者様の情報を拝見すると、既刊はハードボイルドやオヤジものが多いのでしょうか。
こちらは、ほのぼの&もふもふ、そしてちょっぴりシリアスな展開ありの獣人ファンタジーでした。

人間関係に疲れた獣医の岡村は、しばらく人間社会から離れて暮らすため、相続した山奥の小屋にやってきます。
そこで傷付いた仔犬の手当てを…

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愛だというには切なくて 小説

中原一也  奈良千春 

俺のトマホークが発射寸前だ…シリーズ第4作

私が勝手に「愛してる」シリーズと呼んでる一連ものの、第4作目。
本作は、これまで脇役の1人として大きな存在感を見せていた「双葉」が主人公。
双葉は、メインCPの攻め・斑目の悪友で、若いけれど肝が据わってて、軽く明るくドヤ街を盛り立てるムードメーカー。
その双葉が、無かったことにしたいと隠していた過去が追いかけてくる。
それは、一つは借金絡みの男達。
もう一つは、双葉が情を交わした女性の影…

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