中原一也さんのレビュー一覧

よくある話。 小説

中原一也  朝南かつみ 

“よくある”話ですが、面白い

大抵が作家買いのため、あらすじとか関係なく買ってきちゃうんですが、まさかこんなにコメディタッチだとは思いませんでした。いい意味で裏切られたし、楽しかった。

昼行灯というかご隠居様というか、万事に覇気がない業務部の課長・袴田(垣間見える仕事ぶりからは、無能だとは思えない)が、気がついたら外商部の若手ホープ・池田にいただかれちゃって・・・という“よくある”エピソードから始まるお話。

何から…

4

がむしゃらに突進め 小説

中原一也  佐々成美 

高校生の頑張り

いまでは“オヤジ”作家のイメージのある中原さんですが、初めの頃ってこんなお話も書かれていたんですねぇ。

友人たちと連んでは、悪いことに励んでいる津田に、声をかけてきたのは担任教師の柏井。
しかも熱血な先生で、ちょっとはずれていこうとしている津田からちょっかいをかけられたら、そりゃ無下には出来ないんでしょうねぇ。
お互い気になりながらも、柏井にしてみれば、生徒に手を出すわけにはいかないし。…

1

俺を抱いてイケ 小説

中原一也  藤井咲耶 

飯倉の忍耐力には頭が下がります

飯倉省吾(真田に跡目を継いでほしいと説得する 義理に厚い性格)×真田智明(ヤクザ組長の長男だが勘当されている コーヒー専門店のマスター)

ヤクザ組長の長男ながら家を勘当され、現在はコーヒー専門店のマスターとしてのらりくらりと日々を過ごしている真田は、経済力のある彼女5人(!!)と同時に付き合い、面倒見が良いところから男からも惚れられるようなタイプで、攻キャラとしても充分いけそうな感じなのです…

4

極道はスーツに刻印する 小説

中原一也  小山田あみ 

待ってました!!

芦澤(ヤクザ)×榎田(テーラー)

※この作品は『極道はスーツがお好き』『極道はスーツを引き裂く』に続くシリーズ3作目になります。

榎田の元に、榎田の人柄とスーツに惚れ弟子入りしたいという青年・佐倉がやって来ます。はじめは断る榎田でしたが、佐倉の熱心さにほだされテーラーで働かせることになります。弟子が出来た事で仕事は充実し、恋人・芦澤との仲も順調にいっていましたが、芦澤がテーラーを訪れ佐…

7

極道はスーツに契る 小説

中原一也  小山田あみ 

すげぇな…(苦笑)

芦澤(ヤクザ若頭)×榎田(老舗テーラー二代目 芦澤のために太腿の内側に龍の刺青を入れた)

※この作品は『極道はスーツがお好き』『極道はスーツを引き裂く』『極道はスーツに刻印する』に続くシリーズ4作目になります。

さぁ今作では榎田くんは何を尿道に突っ込まれるのかしら!?とわくわくしながら読み始めましたが、冒頭の芦澤の別荘(榎田のために購入)でのラブラブシーンでいきなりやってくれました。

7

野良猫とカサブランカ 小説

中原一也  実相寺紫子 

ツンデレ子猫ちゃんとオヤジ

須田(所轄の刑事 以前は警視庁のキャリア組だった)×律(ライブハウスのバーテンダー 昔のパトロンに付きまとわれる)

元警視庁のキャリアとは思えないような粗暴で飄々とした雰囲気を醸し出している須田ですが、律の事が可愛くて仕様がないんでしょうね。顔を見れば「子猫ちゃん」「可愛い子ちゃん」とわざと嫌がるような呼び方をし、挑発する様な事を言ってからかっては、律が突っかかって来るのを楽しんでいるのです…

5

月下の秘めごと 小説

中原一也  有馬かつみ 

オヤジが出てこない!?

やぁ、びっくりです、中原さんの書かれた話なのに「愛してないと云ってくれ」の斑目のようなエロオヤジも攻めを素手で殴るような気の強い受けも、男くさい二人の絡み合いもありませんでした。
今回リンクスからの中原さんの作品は中華ファンタジーです。花を手に立っている美しい人はどう見ても女性ですがれっきとした男です!

彼の人の名は春陽、人の目を誤魔化すために女人の恰好をし、宮廷を抜け出して月を眺めに来る…

1

酔いどれ金魚と野獣 小説

中原一也  北上れん 

酔いどれ金魚と野獣

めっちゃ中原さんらしい話だー!!
あれに似てる。中原さんがシャレードか出した、奈良さん絵のやつ…(名前忘れた)
またもや、べらんめぇ口調の下ネタ全開のオヤジです!
で、今回はこのオヤジ彫師なんですね~
主人公は、元アルコール依存症のバーテン。
主人公の背中に一目惚れした彫師が口説きまくってますー
スラッシュなせいか、ややエロは濃い…かな?
というか変態プレイが多かったです。
果物使…

1

極道はスーツに契る 小説

中原一也  小山田あみ 

極道はスーツに契る

極道スーツシリーズ四冊目!
何か表紙の榎田りりしすぎない?
気のせいかなあ…。
今回はほぼずーーーっと殺伐とした雰囲気だったので、読んでてちょっと疲れました…
甘々すきだからさ…もっと日常ほのぼのシーンが読みたかった!
中原さん同人活動お休みだからしばらくそういうの読めないじゃんヽ(`Д´)ノ
巻末にはまた諏訪さんと木崎の話が~☆
この二人が素直になれる日はくるんだろうか?笑

2

水底に揺れる恋 小説

中原一也  立石涼 

まさにラブバトル

ガチってやつ?真っ先にそれが言いたいです。

親の後を継いで漁師になった志堂と、東京に出て警察官になり地元に戻ってきた高田の格闘技のようなラブです。
友人を巻き込んだ薬物関係の事件を絡めてお話は進みます。
早熟だった割には本当に好きになった相手・高田にはっきりと告白できないまま別れ別れになってしまった志堂は、結局今でも言葉が足りない感じ。その分視線で訴えてくるので高田としてはその視線が辛い…

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