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柏枝真郷 茶屋町勝呂
こにしそる
ネタバレ
舞台は2001年9月11日、ニューヨークで同時多発テロが起こった日。 BLにしては珍しいかもしれませんが、実在する人物らが出てきます。 読んだ時の率直な感想は、よくこれを書いたなぁと。 この街で暮らす主人公たちを書くからには、いつかは書かないといけないと言ってましたが、これを書くには精神的にも、下調べなどの意味でも、もちろんBLとしてでも、非常に難しかっただろうと思います。 それをまた…
不破飛鳥 茶屋町勝呂
ちょっと昔の作品なのですが、モダンホラーというあおり文に惹かれて手に取りました。 BLででホラーって珍しいんじゃないでしょうか。 読んだ感想は…確かにどれに分類するかというとホラーかもしれません…。 怖いお話というわけではないですが、世にも奇妙な…という感じの作品です。ですがすこしでも怖い感じの作品が苦手な方は避けたほうが良いかもしれません。 中身は短編集で、表題作ほか2編が入って…
面白かった~。 今回は過去に実際にあった事件を題材にしたミステリー仕立てになっているので不謹慎かもしれませんが、サスペンスとして楽しめました。 伸行の勤めるツアー会社のお客が行方不明になり、彼女らしき持ち物を所持した遺体が発見される。 でも鑑定結果は別の日本人で、では彼女はどこに?殺された人はなぜ彼女の持ち物を?というお話です。 ミステリー好きなのでドキドキしました。 でもその裏…
お話が始まってから、作中では既に5年目に入ろうとしていてる2000年12月。 ミレニアム…懐かしい響きですね。まとめて一気に読んでいるからか時間の経過があっという間だなぁと思います。 伸行がNYに戻って10年、もしあのまま日本に居て日本の会社で勤めていたらどうだったろうかと想像する伸行。 今の自由な伸行からは想像も付かない未来が待っていたかも。 アメリカは行ったことないのですが、この日…
仕事で生活のすれ違いが多いけど、もう何年も一緒に暮らしているのにこんなに毎日幸せなカップルって、読んでいてホントに癒されます。 辛いこともあるけれど、このピュア過ぎる二人のおかげでバランスがよい作品です。 今回はシドニーのツールを少したどっていくお話で、無理に何も聞かないでいた伸行が少し踏み出すお話です。 日本から来た観光客が行方不明になり捜索する伸行と、軍隊時代の先輩が不審な死を遂…
小学校で銃乱射事件が起きるという、日本ではちょっと有り得ない事件が題材になっています。 でも、海外では実際に起こっている事件なんですよね。 こういうお話を読むと、やっぱり日本との違いを実感するというか。 しかし日本との違いが悪いばかりじゃないと思える回です。 作者さんは、自分が書く小説は子供の頃に読んだミステリーや童話がツールになっていると言ってるのですが、それが正しくその通りだなあと…
ちょっとというか、結構重くて鬱になりそうなエピソードもあるお話なのですが、同時にかわいらしいエピソードもいっぱいある作品です。 シドニーは今回、軍隊にいたころの同僚の葬式に出るためニューヨークを離れます。 戦争の身体に見える後遺症に苦しむ人もいれば、シドニーのように目に見えない傷に苦しむ人もいる。 同僚の、後遺症からくる死を知って呆然となるシドニーを伸行がただ抱きしめるシーンがありますが…
前回がけっこう重めの話だったので閑話的な回になっているような巻。 重たい展開がずっと続いていたので、なんだか最初の1巻~4巻くらいに戻った感じでこのくらいが好きかも。 今回も伸行が仕事中に巻き込まれた事件と、シドニーが追っている事件が最後の方で繋がってきます。 見知らぬ子供の大学合格を祝ってあげたりとか、アメリカって感じの気さくさが伺えるシーンが好きです。内容はけっこうシリアスですが…
長い間隣人で幼なじみで、やっと恋人になったシドニーと伸行。 でも本当に相手に全てを打ち明けられるのはまだまだ先…というじれったいお話です。 シドニーが、まだ伸行に打ち明けられないことがたくさんあるからなのですが、今回はシドニーが伸行に行き先を告げすニューヨークを離れてしまいます。 以前に伸行がシドニーに黙って日本に帰ってしまった時の逆バージョンですね。 久々に2人の別々の視点でお話…
重い内容の作品よりは明るく軽い作品のほうが読みたい、と普段から思っていますが、これはこうなると知っていて読んだわけでなく、途中から思いがけなく重くなってきた…という感じの作品です。 最初は友情が愛情へと変わる純真でほのぼのしたお話だったのが、今ではニュースで飛び交う世界情勢の悪化から、これから戦争が起こるかも…などという世界的懸念が絡んでいます。 恋愛のドロドロやシリアスでなくて、社会…