茶屋町勝呂さんのレビュー一覧

硝子の街にて(15) 転 WALLOW 小説

柏枝真郷  茶屋町勝呂 

第15巻

今回の事件は小学生の銃乱射事件。死者がいなかったとはいえフィクションでも鬱な銃社会のアメリカらしいお話でした。スティーブの甥が事件に巻き込まれ他にも家族・家庭環境が徐々に明かされていきます。

ゲイのスティーブはノブが好みのタイプみたいで色々ちょっかい出しますが、ステディのいるカップルには手を出さない主義らしいので本気ではないみたいです。ノブには全くその気はないですが、天然小悪魔系の人なので相…

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硝子の街にて(14) 塵 WINDROW 小説

柏枝真郷  茶屋町勝呂 

第14巻

今回の事件はノブの父親の会社の部下の芹沢が、大規模火災の起きたビルを仕事で訪れていた、ということでシドニー達も捜査に関わります。ノブはなんと建物にまでシンクロ?不思議な人です。

事件が起こってはノブも協力してそれを解決というパターンの決まってきたシリーズですが、今回シドニーが軍人時代の友人の葬儀でサンフランシスコへ1人で行きます。この作品初めての西海岸。その友人の妻の態度が切なくて涙を誘いま…

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硝子の街にて 13 黄 YELLOW 小説

柏枝真郷  茶屋町勝呂 

第13巻

今回はわりと事件中心のお話。ヘンリーとかシドニーとか今までのように身内サイドの関係者が事件に関わるわけではなかった。警官が被害にあってはいたけど。ノブのシンクロ探偵?ぶりも復活。ある種の特殊能力みたいで面白い。

シドニーとノブのカップルは安定の仲良しぶりですが、コソボ紛争のニュースなどを見かけるシドニーが悪夢にうなされる回数が増えてきて…とこれからの展開への伏線になるような不穏な雰囲気もチラ…

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硝子の街にて(12) 禁 DISALLOW 小説

柏枝真郷  茶屋町勝呂 

第12巻

シドニーがノブに行き先も告げず、1週間休暇をとってNYを離れます。同僚刑事のヘンリーもシドニーの親も行き先を知らず連絡もとれないって…これものすごく心配になるよね。ノブはシドニーが色々悩んでるのに気付きながら無理に聞き出そうとせず見守ってるスタンスだったから。

戦場経験者のシドニーが抱えているものは大きいです。本質的には優しい人間なので余計に。しかしシドニーの壁をぶち壊すみたいに行き先をなぜ…

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硝子の街にて(11) 矢 ARROW 小説

柏枝真郷  茶屋町勝呂 

第11巻

今回はシドニーの相棒刑事・ヘンリーの養父が登場します。これだけ長い作品になると主役達以外のキャラクターもそれぞれ掘り下げられる。ノブの旅行会社の面々のお話もそのうちあるのかな。

主人公達もヘンリーもそれぞれ親との確執があるんだけど、親個人だとそれほど悪い人じゃなくむしろいい人という感じなので家族関係の難しさが描かれている作品です。

ノブとシドニーに関してはもう寝室を共にしてラブラブ新婚…

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硝子の街にて(10) 烏 CROW 小説

柏枝真郷  茶屋町勝呂 

第10巻。ノブの大胆さ

ハイ、これはおめでたい巻です。前巻レビューで浮かれた自分を反省してましたが、やはりBがLすると腐女子として喜ばずにはいられない。NY友情ストーリーがNYラブストーリーに変わりました。

なかなか次の段階に進めない2人でしたが、大胆に一歩を踏み出したのはノブの方です。男を見せました。生々しい表現とかはないですが、イラストが!この作品であんな色っぽい感じの挿絵が見られると思わなかった。茶屋町さんの…

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硝子の街にて(9) 渦 BILLOW 小説

柏枝真郷  茶屋町勝呂 

第9巻。シドニーの葛藤

今回の事件も家族の問題。裕福で幸せそうにみえる家族も実際には様々な問題を抱えているということが多い。幼少時のノブを母親に代わって育ててくれた洋子さんというキャラが出てきます。彼女がノブ達と離れた後幸せになっていた事が今回のお話の中で救いでした。

前巻でシドニーとノブが両思いになってイェーイ!みたいなテンションでレビューしていた自分を反省します。シドニーのノブへの思いはそんな軽いものじゃなかっ…

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硝子の街にて(8) 宵 AFTERGLOW 小説

柏枝真郷  茶屋町勝呂 

第8巻!!

この巻はターニングポイントになります。主にBL的な意味で。ノンケがとうとう落ちましたぜ、姉さん!な回です。事件は相変わらず切なくやりきれないものでしたが。シドニーとノブは恋愛の第一歩というかとても良い雰囲気になってきて読んでるこちらの顔もニヤけます。

2人は幼馴染みの素敵な思い出をお互い共有し、尊重し、決して焦らず恋心を大切に温めてきました。なのでノブのドキドキがこちらにも伝わってくるし、こ…

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硝子の街にて(7) 燕 SWALLOW 小説

柏枝真郷  茶屋町勝呂 

第7巻

漢字一文字、英語のスペルの最後がOWで終わるというタイトル縛りのこのシリーズも7冊目。今回の舞台はNYではなく、ノブが一時帰国した日本でシドニー達とも別行動。初めてノブが事件をシンクロ解決、というパターンから外れました。かなりニアピンというか近くにはいたけど。

2人とも一旦離れてみてお互いの存在の大きさ・大切さを改めて再確認するという感じがとても良かったです。シドニーは金髪碧眼のイケメンなの…

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硝子の街にて(6) 空 HOLLOW 小説

柏枝真郷  茶屋町勝呂 

第6巻

ノブのシンクロ体質がだんだんクセになってきた。彼は自己評価がものすごく低い人。バイリンガルでツアーガイドの仕事ぶりも同僚・上司からとても信頼されてるのにな。やはりモラトリアムで人生をまだ決定したくないというか責任を背負いすぎたくないとかそんなんかしら。まだ25歳だもんね。

ラストではまたシドニーに何も言わず置き手紙だけで日本に一時帰国してしまうノブ。シドニーが不憫だなあ。次巻はどうなる?日本…

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