茶屋町勝呂さんのレビュー一覧

魚住くんシリーズ・メモリアル I'm home 小説

榎田尤利  茶屋町勝呂 

これはすごいっ!

メモリアル、というだけあって盛りだくさんです。
A5サイズ P157 でも絶版…。
ファンブックとか解説本という感じがします。

最初に茶屋町さんのカラー漫画が4ページ、カラーイラスト6ページ。

アメリカにいる魚住とEメールで交信している内容から始まります。
魚住が誰にどんなメールを送ったのかが読めます。
マリちゃんやサリームともメールしてますが、やはり久留米に出してるメールに愛…

5

秘密 小説

木原音瀬  茶屋町勝呂 

木原作品は別格で好き

50歳のすすけたオッサンとかイヤミなデブとかを萌え対象に変えてしまう偉大な木原音瀬さん。
今回もパッとしない男が主人公の相手役です。でもやっぱり萌えた。
この作品はネタバレしたくないです。
あらすじにサクッと触れると、人を殺して冷凍庫に詰め込んでアパートに帰りたくない主人公の啓太が、セックスを条件にバーで知り合った杉浦の家に泊まることになる。愚鈍な杉浦に、少しずつ惹かれていく啓太。
一人の人間のな…

10

魚住くんシリーズ(4) 過敏症 小説

榎田尤利  茶屋町勝呂 

やっと二人に幸せが♪

「魚住くんシリーズ」の4巻。
やっと二人はエッチします!
久留米にそれを決意させる事になった経緯もまた面白いです。
いろんな人に狙われている無防備な魚住くん。
それがまた彼の良いところなんだけど、魚住の貞操の危機に慌てた久留米の動向は、焦りに焦っていて、もう面白いくらいでした。
普段が割りとクールな彼なので、なりふり構わずセックスを迫る久留米は必見です。

ほんと、この作品に通して言…

7

魚住くんシリーズ(3) メッセージ 小説

榎田尤利  茶屋町勝呂 

全5冊の中でもっとも悲しい話

魚住くんが受けで攻めが久留米、と書いてはいますが実際はこの二人ここまでは何ともない。
気持ちに自覚がでるのがこのあたり、でもまだエッチもない。

なのに何でこんなに萌えるんだろ?
この話ってBLの萌よりも人類愛に近い気がする。
私は久留米よりもマリちゃん好きだし、サリームもいい男(笑)

そしてこの話に至っては話のメインは「さちの」という女の子だったりする。
そしてBLの萌よりも、…

5

魚住くんシリーズ(3) メッセージ 小説

榎田尤利  茶屋町勝呂 

絶版なのが悔やまれる……

名作と名高く、熱烈なファンも多い【魚住くんシリーズ】。
読むとBLだ!萌えだ!!と言うより、人と人との繋がりや生き方を
真面目に考えてしまうこのシリーズが大好きです。

そしてファーストレビューを書かれた方の仰る通り、
シリーズ中で一番悲しいお話しがこの『メッセージ』。
私も作品中に登場する「メッセージ」にガツンとやられ、号泣でした。

個人的にはBLと純文学が融合した名作で、

4

魚住くんシリーズ(2) プラスチックとふたつのキス 小説

榎田尤利  茶屋町勝呂 

病んでる者同士が出会うと……

色々問題のある魚住くんpart2
幼いときからびっくりするくらい不遇で不幸の集まりみたいな魚住くんはカウンセラーのお世話になったことがあります。
ところが……やはり本人の境遇に問題のあったカウンセラーは魚住くんの不幸に同調してしまい、自らの病んでる心が引きずられ、最後には自殺してしまいます。
魚住くんも誘われたのですが(デートのような気軽さなのがまた病んでるが……)断りました。
数年後、そ…

0

魚住くんシリーズ(1) 夏の塩 小説

榎田尤利  茶屋町勝呂 

JUNE時代の王道的作品

榎田さんの初期作品ですね。
前から知ってはいたんですが、読んだのは最近です。
なぜだろう???
こういう話だと知っていたらもっと早く読んだのですが。

一言で言うとBLと言うよりJUNE的な作品です。
つまり最近のBLとはかけ離れています。
そうですね~木原さんが大丈夫な人にはいいかもしれません。

状況だけ考えたら、主人公魚住くんはこの世の不幸を全部背負ったような人です。
生…

4
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