茶屋町勝呂さんのレビュー一覧

魚住くんシリーズ・メモリアル I'm home 小説

榎田尤利  茶屋町勝呂 

はい、もちろん高額で手に入れたクチですw

定価の3倍くらいでw
でも、それほどの価値があると私は思っております。
あんなに夢中で読んで感動したシリーズのメモリアルですもの!!

普通のBL作品でこんな本が出版されますか?されませんよね?
もう、10年も経ってたなんて信じられない程です。
全く“昔”を感じさせない!
10年前の私は…なんて妙な感慨にふけってしまいますが;

『E-Mails』で、本当に各キャラからメールを覗…

1

明日が世界の終わりでも 小説

榎田尤利  茶屋町勝呂 

こんな愛が、人生にあるなら

ヘビーなお話です。
勿論、それぞれのお好みがあるでしょうけれど、
これはある程度の覚悟が無いと読めない作品かもしれませんし、
受け入れられない方もいらっしゃると思います。
理解出来ない!って。

けれど、これまで色んな経験をし、幸せな事よりツライ方が多かった方にならば
わかるかも知れません。
例え、この登場人物達のような経験じゃないとしても。

榎田さんは、“痛い作品”だけでは…

1

赤の原遊戯 アカノワシュピール コミック

茶屋町勝呂 

軍服に包まれた歪んだ高潔さ

『理想という大儀の下、潔癖に純粋であろうとするアーリア人
 体制への忠誠は血に勝り、死にゆく者にも祈りは与えられない
 完全なる純粋を求める故に生まれる孤独、衝動、愛情、罪
 ナチス政権下、時代に翻弄される少年、そして若き将校へのレクイエム』

…と、表紙の裏に書いてあります。
もともとはビブロスから出ていたものの新装版。
読み比べていないので、中身の違いは分かりません。
表紙は変…

1

殺人音楽 小説

西条公威  茶屋町勝呂 

壊れたモノを撮るカメラマン・エス

スペル・イー・エスシリーズの商業1作目が収められた単行本です。
このシリーズの短編4本の他に大変にJUNE的な短編が2本同時収録されています。

シリーズの始まりの話なのに、それはまるで以前から存在して継続していたかのような始まりで、平然とそこに存在します。
普通のお話のような何か前フリの説明があって、という流れをとっていません。
あくまでもエピソード短編の積み重ねの様を呈しています。

6

夏の子供 小説

榎田尤利  茶屋町勝呂 

とても痛いです、心なのかどこかが

ある少女の死から物語が進んでいきます。
夏の塩を読んでいない方は是非夏の塩から読んで欲しいと思います。
中古で本を買ったのですが、ちゃんと新品を買いなおそうと思える程の作品です。
色のつき始めた世界は切断されるように赤く染まります。
それでも空は青く、川には魚が泳いでいます。
痛い程に魚住くんの心の揺れ動きが分かります。
その中で少しずつでも進んでいく物語。
色んなキャラクター達に支…

2

夏の塩 小説

榎田尤利  茶屋町勝呂 

女の子も印象的なBL

内容も色々と壮絶なのですが、出てくる女の子が印象的です。
男性陣も含め、とても魅力的で好感が持てます。
魚住くんは儚げを通り越して不器用も通り越したような不思議な子です。
度を越した天然ちゃんですね。
魚住くんの心の揺れ動きがカラフルに手に取れてとても読み応えがあります。
内容はどシリアスで痛い程ですが、読んでおいて損は無いと思います。
また茶屋町さんのイラストが綺麗で作品を綺麗に締め…

1

夏の塩 小説

榎田尤利  茶屋町勝呂 

BL以上のなにか

コミックは読み漁る割に、小説(ティーンズ文庫系というのでしょうか)には全く手を出していなかったわたしです。小説ではほのめかせる程度のBLが好きだったので。
こちらの作品は人からおすすめしていただいて読んだのですが、ストライクでした…。

薄幸の美青年魚住くんの過去や傷は壮絶です。シリアスな話は好きですが、これはなかなか重い。言い方はものすごく悪いのですが、「所詮BL」という見方から入ったので…

8
非BL作品

咎狗の血(9) 非BL コミック

茶屋町勝呂  Nitro+ CHiRAL 

九巻

シキが王(イル・レ)だと知って、自分の目的とケイスケのことでの憎しみでごちゃ混ぜになって動揺しているのが伝わってきて切ないです。

「シキヲコロス」とカタカナで書いたのには理由があるのでしょうか?
あと「おまえを失って俺ははじめて後悔したんだ」というセリフは、ゲームでも印象的でしたが漫画版でも一ページまるごとこのセリフだけに使っていました。しかもベタで。

シキの元から逃げ出したアキラは源泉に助け…

1
非BL作品

咎狗の血(8) 非BL コミック

茶屋町勝呂 

八巻

シキにさらわれたアキラは彼のアジトで暴力を受けます。でもこれ明らかにヤられてるような描写があるんですけどいいんですか(笑)?

そしてアキラから絵タグを奪ったリンは怪我を引き摺ってヴィスキオに行きますが、アキラのタグは偽物なので当然相手にされません。しかしアルビトロはレフェリー権限でリンと王との戦いを認めます。どんな思惑があるんでしょうね。

今回リンの過去話が少し載ってましたが、これ移植版にある…

0
非BL作品

咎狗の血(7) 非BL コミック

茶屋町勝呂  Nitro+ CHiRAL 

七巻

前巻で次はシキのターンとか書きましたが実際は黒ケイスケのターンでした(笑)。すみません。

アキラと黒ケイスケの戦闘がメインです。ピンナップの爽やかなふたりが切なさを倍増させます。

ところでコミカライズ版は非BLのはずなんですが、ケイスケはアキラをあからさまに恋愛で意識しすぎです(笑)。「アキラはこんなに柔らかくない」とか考えて彼女にフラれたシーンをコミカライズでやるとは思わなかったなあ。

そ…

0
PAGE TOP