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14/23(合計:222件)
榎田尤利 茶屋町勝呂
snowblack
ネタバレ
かつて茶屋町勝呂さんの挿絵に惹かれて手にとった、榎田本。 榎田先生は、BL界きっての安定した暖かい世界観のエンターテイメントを送り出す大作家さんだが このところ続いている新装版の流れのお次は、この「明日は世界の終わりでも」とのこと。 この古い作品に再度脚光が当たるのは歓迎なのだが、新装版になるにあたり挿絵が変わる模様。 藤たまきさんも好きな作家さんではあるのだが、この作品には茶屋町さん!と…
木原音瀬 茶屋町勝呂
イサヲ
色々と噂には聞いていたものの、どの作品から読めばいいか怖くて、まずは『牛泥棒』が、入りやすそうだと思ったのですが、この表紙に惹かれて。 作品の中でまた好き嫌いが分かれるとお聞きしていたので、正直おっかなびっくりでしたが、読み出したら面白くて止まらず、没頭して一気に最後まで読みました。 秘密1,2,3となっていて、2と3で充の生い立ちが明らかにされたり、啓太とその後幸せに過ごしていることがわ…
ofnotice
いろいろな意味で考えさせられた作品だった…。 榎田先生、たいへん巧みで流れるような文章を書かれる方である。 まぁ、ちっと装飾的すぎるきらいもなくはないが文章の落し込み方やひっぱり方、申し分ない。だからこの評価はいい悪いではないんです。 だが、好きかと聞かれると… ぶっちゃけ、整いすぎていてなんとなく疲れるのであります。 うーん、BLらしいバカバカしさに欠けているというか。 むし…
茶鬼
この表題作の終わりに 「玲、たとえ明日が世界の終わりでも、僕はきみを待ち続けている」 という文でおわっております。 このあとに書き下ろしで【約束】【集い】という主人公を表題の友人に変えた作品が載っているのですが、ここでこの冒頭の文が回収されていました。 「もし相手の命が明日までだとしても、世界は続く。その続いている世界に相手がいないだけ。 もし、相手が死んでしまったら彼がいない世界で自分…
剛しいら 茶屋町勝呂
橘盾
茶屋町イラストを捜していて遭遇。 剛先生の作品って、ちゃんと“好き・嫌い”が別れるので、これはどーなの?と探り探り読み始めるのですが、この薄い文庫本の1ページから嵌っていました。 以下、起承転結の起~承部分をネタバレしています。 『ピストル』 秀明は苛められ易い。 不登校を続ける中暇つぶしのゲーセンで、自分を褐上げしていた嫌な先輩・山内光史と出逢ってしまう。 下卑た表情、しっか…
西条公威 茶屋町勝呂
縞々
性と生と死の濃厚な匂いが表紙から臭ってくる西条先生の短編集。 一般的に望まれない写真を撮影しつづける主人公エスを中心として、彼の依頼主とともに物語は繰り広げられます。 写真とは「承認」でもあります。 時を止めて永遠を作り出し、また、平面に「おこす」ことで存在を確固たるものにする事を可能とします。 外見も、性別も、身分も関係なく、ただそこに写っているものを事実とする写真は証人でもあり、そ…
ハイ爺
現在ではBLエンタメのプロと感じる榎田尤利さんだが、初期作品だけあって、自由に書いてる感がする。発表の場が今はなき小説JUNEということも無縁ではないだろう。最初は投稿作であり、人気を呼んでその後依頼原稿となったが、指導されたりはしなかった(自由に書いていた)といったことを作者自身が語ってらしたように記憶している。 文章も今とずいぶん違っている。まず、視点が漫画のように混在している(なのにスラ…
mihi
誰もが知っている。これぞ!! 名作。傑作。 必ず1巻目の『夏の塩』と合わせて読んでください。 大切な感情をうしなった男の壮大な物語です。 『夏の塩』ものすごい感動が湧き上がり 涙と鼻水でぐっちゃぐっちゃになります。 最低限テッシュ1箱は要るでしょう。(鼻の下が赤く痛くなるほどに) 尋常でない量のアリトアラユルモノが身体から出てきます。 『夏の子供』もテッシュ1箱を準備したほうがよいでし…
東雲月虹
定価の3倍くらいでw でも、それほどの価値があると私は思っております。 あんなに夢中で読んで感動したシリーズのメモリアルですもの!! 普通のBL作品でこんな本が出版されますか?されませんよね? もう、10年も経ってたなんて信じられない程です。 全く“昔”を感じさせない! 10年前の私は…なんて妙な感慨にふけってしまいますが; 『E-Mails』で、本当に各キャラからメールを覗…
ヘビーなお話です。 勿論、それぞれのお好みがあるでしょうけれど、 これはある程度の覚悟が無いと読めない作品かもしれませんし、 受け入れられない方もいらっしゃると思います。 理解出来ない!って。 けれど、これまで色んな経験をし、幸せな事よりツライ方が多かった方にならば わかるかも知れません。 例え、この登場人物達のような経験じゃないとしても。 榎田さんは、“痛い作品”だけでは…