茶屋町勝呂さんのレビュー一覧

夏の子供 小説

榎田尤利  茶屋町勝呂 

これまで読んでいなかったことが惜しいけど、これからはずっと読んだ自分

シリーズ全てを夢中に一気に読んでの感想
これ、20年以上知らないでいたなんて、私は本当に情弱だなって、呆れた
いろんな気持ちになってしまって、しゃくりあげて泣いてしまったり、目頭が熱くなるような感動を覚えたり
素晴らしかった

マリは魚住のことを強いこどもだと評した数年後のハッピーバースデーⅡで優しいとも言っていて、優しい子になって欲しいから名前をつけてって優子さんから頼まれるのってなか…

1

硝子の街にて(22) 友 FELLOW 小説

柏枝真郷  茶屋町勝呂 

こんな本は初めてでした

こんな本は初めてでした(BLと言う訳では無く今まで読んだ本として)
何度も読み返して涙しています。(進行形です。。)

どこかのレビューで「ライバル」にチラッと出てる、と言うのを見て、即図書館へ!
3年後にノブがNYに戻った、と言うのを見つけた時(具体的な名前は出てきません)はシドニーの元に戻ったんだ!と思って身体が震えて泣いてしまいました。

少なくとも1年と言う話でしたが、結局3年…

4

世界の果てで待っていて -嘘とナイフ- 小説

高遠琉加  茶屋町勝呂 

未完となるには惜しい作品

「世界の果てで待っていて」シリーズの2冊目です。
1冊目「天使の傷痕」初版が出たのが2005年、そして2冊目「嘘とナイフ」は2010年。12年前ですね。3冊目はまだです。
このまま未完となってしまうのは(まだ分かりませんが)、実に惜しい良作です。
元警察官の黒澤は今は探偵をしていて、当時の相棒の櫂谷(こちらは今も警察官)とは、警察を辞めた今も繋がっています。
黒澤が警察を辞めたのは、たった…

3

世界の果てで待っていて -天使の傷痕-(新装版) 小説

高遠琉加  茶屋町勝呂 

理性的な大人な二人の序章

2005年に出た旧版を持っていました。
続きが出るのを心待ちにしていた覚えがあります。
五年後の2010年に、続編とともに、旧版を「新装版」として改めて二冊同時に発売したと知り、時間が随分経ちましたが読んでみようと思い立ちました。
書き出しから雰囲気のある文章で、心を掴まれます。当時流行っていた、警察や探偵が出てくる一般小説と近い世界観を感じて懐かしくなり、BLであることを忘れてしまいます。…

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世界の果てで待っていて -天使の傷痕-(新装版) 小説

高遠琉加  茶屋町勝呂 

焦れ焦れの二人の関係は、未解決のまま 

高遠琉加さんは、「神様も知らない」を読んで知った作家。
サスペンス仕立てで、心に傷と寂しさを持つ登場人物たちの心情描写が上手いと思う。
二冊まで出ているけど、シリーズは未完。
元刑事の探偵x同僚だった刑事が、事件を解決しながら、
自分達の過去を思い出したり、傷の舐めあいをしたり、
立場が違う二人が、何故今も付き合いを絶たないのか段々に分かっていく。

雪舟先生挿画の紙本を購入。
こ…

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夏の子供 小説

榎田尤利  茶屋町勝呂 

子供のうちに

夏の終わりにふさわしい読書です。
10年ぶりぐらいに読んだかと。あの頃はこの登場人物に目線が近かったはずが、もはやあの人物の年齢を……うん、時が経つのは早い。

久留米みたいなタイプの攻めに弱い。「夏の塩」ではまだまだ大人しかった彼が、ひとたびそうなるともうずっぶずぶで。塩で久留米の「高校生ン時に好きだった女の子にねだられたんだよっ。」ていうセリフがあるんですけど、「好きだった」って言うとこ…

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夏の塩 小説

榎田尤利  茶屋町勝呂 

夏の終わりに

「夏の塩」「夏の子供」セットで読みましょう。何故だかもっとBL未満な作品だと記憶違いをしていました。塩は確かにまだまだ序章ですが、子供ではしっかり甘いBLになります。塩の前半は話の雰囲気を掴み損ねて波に乗れませんでしたが、塩後半から止まらなくなりました。面白かった。
塩では魚住くんがまだまだ人ならざるものの雰囲気で。妖精か、あるいは妖怪か。

当時のBLはこういう話が少なかったのだと思います…

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世界の果てで待っていて -嘘とナイフ- 小説

高遠琉加  茶屋町勝呂 

何と…すでに10年以上経っている

図書館で借りたので気が付きませんでした。
ストーリーは面白かったし、エロなし(厳密にはあるんですが)であっても、萌シーンはちゃんとありました。

一つ本当のことを言えという雪人に統一郎は「愛してる」と。

このシーンは物語の流れではめちゃくちゃ有効な、殺し文句でした。

なのに!!
続きがない!どーしたんだ!
と思うほどに。

世界の果てどころか、そこかしこのファンが待ってま…

2

夏の塩 小説

榎田尤利  茶屋町勝呂 

だんだんと引き込まれていく

序盤でストップしてしまって半年以上放置してしまい、やっぱり読もうと再開してまた止まり。。。2回ほどストップしてしまいました。

止まってしまった箇所は、チャプター1[夏の塩]魚住が飼ってたペットの死体を放置して久留米の家に転がり込んでた事が発覚して処置しに向かったところと、チャプター2[この豊かな日本で]の始まり部分、朝の身支度しながらの魚住と久留米の会話。

なんのお話読んでんだろ?って…

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硝子の街にて(22) 友 FELLOW 小説

柏枝真郷  茶屋町勝呂 

第22巻。涙、涙の最終巻

とうとう終わってしまいました。最後に驚きの展開もあったのですが、皆が前向きに未来へと進んでいく爽やかなラスト。表紙に揃ったノブとシドニーのNYの仲間達の姿にジーンときました。

この物語はノブの成長物語でもありました。最初は長髪で社員になりたくないアルバイトでモラトリアムな感じで生きていたけど、シドニーと恋人になり、仕事への責任感もでてきて最後は頼りがいのあるいい男に育ちました。

柏枝真…

4
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