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一穂ミチ 竹美家らら
snowblack
志緒、大学4年生の夏休み。 彼は家族とともに沖縄に旅行に来ている。 本編で生まれた妹美夏も、もう来年は学校に上がる年齢だ。 偶然職場の親睦旅行が同じ時期の沖縄に重なった桂と、南の島で一日だけのランデブー。 離島の空港に迎えにくる志緒、降り立つ桂。 家族が出払った明るい昼間のコテージで抱き合った後は… 桂が「珊瑚の骨を踏んでいるようで申し訳ない」というシーンが好き。 志緒の研ぎ…
ネタバレ
志緒の通う高校の男子生徒達が、電車の中で同じ沿線の女子高生達のいたずらにあう事件が続く。 ある日志緒も、見ず知らずの女子高生に耳を舐められ笑われる。 女子高生達にとってはからかってスリルを味わっているただの遊び。 今まで被害(?)にあった男子生徒達は、まんざらでもない気分もあって 事はそれほど大げさにならずに来ていた。 が、志緒にはとてもじゃないけれど理解できないし、許せない。 単…
同じタイトルの絵本があるなー、とまず思った。 黒地にネコが腕組みしている絵の表紙、大人扱いして欲しいヤンチャ坊主の話。 http://www.amazon.co.jp/キスなんてだいきらい-世界の傑作絵本B-トミー・ウンゲラー/dp/457940100X 本編の最後、桂は「明日の朝起きたらキスしてもいい?」と聞いた。 でも夜が明けても、桂はキスをしてこなかった。 経験値の違いをあれこ…
『おとぎ話のゆくえ』の番外編。 本編のあと大学生になった湊は、京都で暮している。 そこには来杉もいて、生まれて初めて若様としてではなく過ごす日々…、 「そして二人はいつまでもなかよく暮しました。めでたしめでたし。」 というのがおとぎ話の定番だが、湊のそれは4年の(6年や9年かもしれないが)期間限定だ。 生まれ育った土地で当たり前だと思って背負っていた荷物が、実は重く窮屈なものであ…
『藍より甘く』の番外編。 故郷に帰って家業を手伝う遥と、時間を作って通ってくる暁行。 ちょっと無理しながらの遠距離恋愛の日々だ。 かなうと思っていなかった恋の成就に、まだ戸惑っているような遥。 くたびれ果てても遥のところにやって来た暁行の、忙しくて伸びきった足の爪を遥が切ってやる。 遥と真逆に決めたらまっすぐ力強い暁行なのに、爪を切って貰うのに照れる様はちょっと可愛い。 切り取…
「雪よ林檎の香のごとく」の番外編、本編の翌日の物語。 新千歳で一泊した志緒と桂が、飛行機に乗って帰京するところから物語は始まる。 心が通じあったものの、何もなく過ぎた夜。 志緒の頭の中を、寝る直前に桂が言った「明日の朝起きたら、キスしてもいい?」という セリフがぐるぐると回っている。 遅刻して辿り着いた学校は、文化祭の真っ最中。 浮かれた空気の中、いつもの学校の中でいつもの教師…
江名
一穂作品を読むなら、清冽なデビュー作から読んではいかが? そう薦められて、こちらのデビュー作から読んでみました。 “清冽な” と自分の辞書にはなかった言葉を言われて、 清らで爽やかな春の風のようなイメージかな?と思いつつ本を開いてみましたが、 ちょっと違ったみたい・・・とすぐに思いました。 それは、言葉の意味の把握具合がよくないのもそうなんですが、 なによりこの本から、清らか…
あむり
志緒の妹が成長したな~というのが、先に来てしまいました(笑) 本編では、まだお腹の中にいて産まれてなかったのですが、 年の離れた兄妹となることを志緒が気にしていたのを 思いだします。 志緒はきっと妹思いなお兄ちゃんなんだろうなと しみじみしてしまいました。 今回は、志緒の両親が数日不在で、志緒と妹で 過ごしている様子です。一軒家に2人だけでいることを 桂はとても心配します。 …
「雪よ林檎の香のごとく」に感動して、 同人誌を出されているとしり、我慢できず購入に いたりました。 16ページということで、薄いのですが、 その分、文字が細かいく、多く読める点が嬉しいです。 本作のみどころは、桂の和装なのですが、 個人的には、志緒です。 本編から数年後、もう志緒は、大人になっています。 でも、あの頃のみずみずしい心をそのまま持っているのではなく、 ちゃんと成…
東雲月虹
『雪よ林檎の香のごとく』で 志緒が“ゆうき”を札幌へ見に行き、桂も追いかけて来て 帰りの飛行機からのお話。 ホテルに泊まったけれど何もせず 「起きたらキスしていい?」って桂は確かに言ったのに 起きてもご飯食べても身支度しても 一向にキスしてくれる気配がない。 学校は学園祭で、今しか出来ない経験なんだからと 親に「学園祭が終わってから帰します」と言ったそうで、 11時前くら…