池玲文さんのレビュー一覧

媚の椅子 コミック

池玲文 

キスに萌えヤラれる

先に続編の「媚の凶刃」を読みました。
前編であるこちらは電子のサンプルを見て尻込み( ;´Д`)
でも凶刃がとっても良かったので萎え覚悟で購入。

痛い・ツライ・愛が無いの三拍子揃ってると勝手に思い込んでビクビクしてたせいか「いやいや全く違うよ!メチャメチャ甘いお話じゃん!!」と変に興奮しました。
サンプルでも読める冒頭の拷問もその後に続く拷問も、加賦さんは身を切る思いでやってるのが伝わ…

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閑雅なスプーン (新装版) コミック

池玲文 

二人のラブバランスが絶妙

​ かなり前の池先生の作品。最近の作品とちょっと絵柄は違いますが、やっぱりお上手だしとても綺麗です!この頃の唇の描き方がとても好きです。ぷにゅっとしてて、美味しそうです。
 エリートサラリーマンの義章はもちろん、中性的なカスミも、見た目も中身も男らしく描かれていてるのがとてもいいです。居ついたり急にいなくなったり、猫みたいなカスミに振り回されてるかと思えば、カスミは高校の頃から義章しか見ていない…

1

奥津城村の愉快葬 コミック

池玲文 

方言萌!

 お葬式なのに愉快って何?と思って読んでみたら・・・。不思議な風習のある村の、親せきやご近所さんが沢山集まるお葬式、お酒もつまみも出て、しかも本人はしっかり生きている生前葬だから、それは飲めや歌えやの大騒ぎで愉快でしょうね。子供の頃、祖父のお葬式で不謹慎にも、めったに会えない従兄弟たちとはしゃいでしまったことを思い出しました。表題作も年上の従兄弟との物語です。

・『奥津城村の愉快葬』『奥津城…

1

ひんやり廊下、万華鏡 コミック

池玲文 

丁寧語に萌えます!

  『ひんやり廊下、万華鏡』、なんて詩的なタイトルだろうと心惹かれて購入。読んでみたら学校を舞台にした、いやらしくて可愛い作品でした!!!

・『ひんやり廊下、万華鏡』『廊下の先、二人きり』
 黒髪の永井先生がやばいです!黒髪とか細い切れ長の目とか眼鏡とか、そしてクールな表情のままエネマグラを出して、丁寧語でグイグイ攻めます 。どうしよう~!私、大好きなんです、丁寧な話し方のキャラ。 
 …

4

青色契約 コミック

池玲文 

​ 作品と作者がリンクして始まる関係

 一冊まるごと同じカップルのお話です。才能溢れる若き画家とそのパトロンの画廊オーナー安藤。初めて紲熔に会った時の衝撃は、まるで彼の絵を見たときそのもので・・・。
 圧倒的な作品と作者がリンクしてしまったら、芸術を知る者はそのすべてを欲することに抗うのは無理だと思う。それが可能になるのであれば特に。パトロンと言う契約に基づいた関係だけど、最初から二人には好意が丸見えなので、そういう関係に至るまでの…

2

hide and seek コミック

池玲文 

視覚に訴えるエロ

 すごいの来たーーー!なんていうか言葉のまんま「すごい」作品です。まず、キャラがすごい。ガチムチ、髭、体毛、そしてすがすがしいほどに修正がまったくない!だけどエロいのか?というと、私にとってのエロとは違う気がする。こういうのは「ストレートなエロ」って言うのかな、全然好みではないな。私が好きなエロは「淫靡なエロ」とか「耽美なエロ」で、この作品はストーリーの展開が早く、エロは真っ直ぐに視覚に訴えて来る…

3

涕涙まくら コミック

池玲文 

正体のわからないもどかしさ

 5つの話が入った短編集。あとがきでも書かれていますが、少々カオスな作風で、東京都の条例が変更される前と言うことで、漫画家として色々と考えて描かれた作品のようです。表題作と、『指喰い、月の色人』が好きでした。

・『涕涙まくら』
 2つ違いの兄と弟。容姿端麗で勉強も出来る弟と、優しいだけが取り柄の兄。兄は全てが平凡で自らを「出来そこないの方」と言う。けれども自嘲しているわけではない。
 優…

3

バンフォード侯爵家の執事 コミック

池玲文 

モノクルを外した執事の素顔は

​ 『No.99:人間玩具』のスピンオフと言うことで同時購入しました。同時収録されている『The SHOW』をpink goldで読んだ時に衝撃を受け、読み始めた池先生。美麗な絵が色っぽくて、男性の体のラインが男らしくて大好きです。

・『バンフォード侯爵家の執事』『バンフォード侯爵の恋人』
 グレアムが相変わらず素敵です!執事キャラの中で一番好きかも、このキャラクター。髭、長髪、モノクル、…

2

No.99:人間玩具 コミック

池玲文 

その感性に魅了される短編集

 池先生の作品が初めて気になったのは、PINK GOLDに掲載されていた『The SHOW』という作品です。それでコミックスを購入してみようと調べてみたら『バンフォード侯爵家の執事』に先ほどの作品が収録されていることが分かり、バンフォードが『No.99:人間玩具』のスピンオフだったので、こちらを同時購入しました。

・『No.99:人間玩具』
 実は“人間玩具”なんて言う題名が好きじゃなかっ…

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≠ ノットイコール 2 コミック

池玲文 

​ 父にかけた呪いとは

 あの夏、果と愛しあい、このままずっと一緒にいたいと願ったのに、現在に戻って来てしまった凉。父と知っていたのか?と問いかける果に・・・。

 凉が生まれた日のことを、凉の名付けを思案した日々を、凉が消えてからの22年間をすべて覚えている果にとって、禁忌に対する恐怖ははかり知れない。方や父親としての果を知らない凉は、母との会話で近親相姦を自覚しても、それでも果が好きなんだとより強く思い、倫理や禁…

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