谷崎泉さんのレビュー一覧

君の秘密 小説

谷崎泉  高橋悠 

リアリティのある奇天烈さ

この作品の影の主役は
女装家タレントのタケコさんで間違いないでしょう!

高橋悠さんによる挿絵は必見かと。
デフォルメされまくったキャラデザがイカしてます。
(タケコと、姉の光代が並んだシーンなど
 まるでハンプティ・ダンプティのような…w)

真面目で不器用なメイン二人の恋愛は、
事件を追う流れでじっくりゆっくり進展。
ともすれば地味なストーリーですが、
タケコさんのコミカ…

4

君の秘密 小説

谷崎泉  高橋悠 

それはまるでマ○コのような♪

人気の女装家タレント(実はエコノミスト)のマネージャーをしている元刑事の伊吹と、タレントのファンだと接近してきた実はさる事件の容疑者を追っている刑事の組み合わせのお話なのだが、この物語を影でぐいぐいと引っ張って言っているのは実はその女装タレントのタケコさん!!
滅茶インパクトあるんですが、高橋悠さんのイラストもキョーレツですよ(爆)
読んでいて、あのマ○コがしゃべってるんじゃないか!?って脳内…

6

HAPPINESS HAPPINESS 3 小説

谷崎泉 

しあわせ、しあわせ、みんなしあわせ。

「しあわせにできる」シリーズ番外編同人誌の、総集編その3。

『しあわせ引越し大作戦・赤塚編』

本田が退寮を迫られ引っ越しした時の裏話。
久遠寺が、どうやって本田の引っ越し先を調べて、彼より先に白金の家に入り込んだか。
それを支えた黒子(=赤塚くん)の視点からのお話。
この頃本田はまだ久遠寺への自分の気持ちが認められなかったんですよねぇ、
なんて、懐かしい気分に……

『白金…

1

あなたの恋人になりたい 小説

谷崎泉  祭河ななを 

いくつになっても…恋する気持ちはキュンと素敵だな♡

いろんなお話を幅広く書かれる谷崎先生。
個人的には、長編ものや、日常生活に仕事を絡めたハード系のお話が好きだったりするんですけど…。
今回は、特別何が起こるわけでもなく、大人同士の可愛いらしい恋愛話がメンイになって、とても新鮮な気持ちで読ませて頂きました。

谷崎ファンの人には、「えっ⁉︎物足らなさそう」って思われるかもしれないんですけど⁉︎
確かに、王道でシンプルなお話でしたけど、受け…

2

嘘と蜜月 小説

谷崎泉  西村しゅうこ 

行く末は⁉︎ この先もずっと…感慨深かったです!

普通に出会って、恋をして…同棲をして、とても幸せそうなカップルの穏やかな蜜月のお話。
じゃあ、嘘は一体なんなんだろうと⁉︎
攻様の過去の同棲相手のことなんだろうかと、気になりながら読んでいったら、最後の嘘の部分の展開は、唐突でもあり、その内容がある意味衝撃的でもありました。

心情描写をとても丁寧に、大切にされて書かれる作家さんだけに、長編が多いのも頷けるし、そこが好きな作家さんでもあるの…

0

魔法使いの約束 小説

谷崎泉  陸裕千景子 

クリスマスの悲劇(笑)

 季節は巡り、春から早くもクリスマスシーズンに突入しました。

 医大を受験すると決めてから、瞳はいつもの家事に勉強と忙しくも充実した日々を送っています。

 そして、瞳の元に、ジェシカという女性が訪ねてきて、瞳はそこで、仁がどうやって大金を稼いできたかを知ることとなるのです。

 瞳と仁とでは住む世界が違いすぎるというジェシカです。彼女は仁のことを連れ戻しに来たのです。やっと一緒に暮…

3

魔法使いの告白 小説

谷崎泉  陸裕千景子 

これからを左右するお話

 この巻は、『魔法使い』シリーズの二作目に当たります。

 瞳が高校卒業から勤めてきた渋沢製作所は、様々な事情から廃業してしまいます。そして、瞳は二人の兄弟を育てるため、就職活動を行うこととなるのです。

仁は、早くから瞳に「医者になってはどうか?」「学費なら自分が負担する」と持ちかけるのですが、その仁の持っている多額のお金はどこで、何で稼がれたものなのか全く分からないのです。
 

3

純情ラブミープリーズ 小説

谷崎泉  高久尚子 

これぞ男前受け

やる気のないイケメンホストと夢を持つ定食屋の大将の話。
食と男前受け、私の2大嗜好をガッツリ含んだ作品です。
といっても、濡れ場と言えるものは攻めの妄想の中だけで、
作中の現実では清い関係の二人。
でもどう考えても大将が受けだと思います。受けでお願いします!!!
っていうぐらい理想の受けでした。
度量が広く男気があって、スレてなくて、料理上手。
でも単純馬鹿じゃないところが良いです。…

2

もしも恋なら 小説

谷崎泉  史堂櫂 

お花屋さんとお医者さん!

谷崎先生お得意のパターンで、とてもまとまっているし、さらりと安心しては読めるんですけど、それだけ⁉といったい感じでした…すみません。
長編のイメージが強いから、物足らなさもあるのかもしれないんですけど、どうしても、評価のハードルが上がってしまうのも確かなので、辛口になってます。

フランス帰りのフラワーアーティストの十和 × ワーカーホリックな小児科医師の伊達のお話。

十和に一目惚れさ…

2

諸行無常というけれど 小説

谷崎泉  金ひかる 

流されているんだか

ポジティブすぎているんだか、

アルコールで前後不覚になっちゃう主人公が、高校の同期会で、在学中にはほとんど接点がなかったクラスメイトに陥れられるお話。
酔って記憶がないのをいいことに、脅されて、押しつけられた、理不尽な要求は、卒業式後一度も会っていない高校時代の友人の居場所探し。
何故そんなことを自分に要求されるのかわからないまま、主人公は律儀に捜索をしていくのですが、、、

この後…

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