谷崎泉さんのレビュー一覧

魔法使いの告白 小説

谷崎泉  陸裕千景子 

これからを左右するお話

 この巻は、『魔法使い』シリーズの二作目に当たります。

 瞳が高校卒業から勤めてきた渋沢製作所は、様々な事情から廃業してしまいます。そして、瞳は二人の兄弟を育てるため、就職活動を行うこととなるのです。

仁は、早くから瞳に「医者になってはどうか?」「学費なら自分が負担する」と持ちかけるのですが、その仁の持っている多額のお金はどこで、何で稼がれたものなのか全く分からないのです。
 

3

純情ラブミープリーズ 小説

谷崎泉  高久尚子 

これぞ男前受け

やる気のないイケメンホストと夢を持つ定食屋の大将の話。
食と男前受け、私の2大嗜好をガッツリ含んだ作品です。
といっても、濡れ場と言えるものは攻めの妄想の中だけで、
作中の現実では清い関係の二人。
でもどう考えても大将が受けだと思います。受けでお願いします!!!
っていうぐらい理想の受けでした。
度量が広く男気があって、スレてなくて、料理上手。
でも単純馬鹿じゃないところが良いです。…

2

もしも恋なら 小説

谷崎泉  史堂櫂 

お花屋さんとお医者さん!

谷崎先生お得意のパターンで、とてもまとまっているし、さらりと安心しては読めるんですけど、それだけ⁉といったい感じでした…すみません。
長編のイメージが強いから、物足らなさもあるのかもしれないんですけど、どうしても、評価のハードルが上がってしまうのも確かなので、辛口になってます。

フランス帰りのフラワーアーティストの十和 × ワーカーホリックな小児科医師の伊達のお話。

十和に一目惚れさ…

2

諸行無常というけれど 小説

谷崎泉  金ひかる 

流されているんだか

ポジティブすぎているんだか、

アルコールで前後不覚になっちゃう主人公が、高校の同期会で、在学中にはほとんど接点がなかったクラスメイトに陥れられるお話。
酔って記憶がないのをいいことに、脅されて、押しつけられた、理不尽な要求は、卒業式後一度も会っていない高校時代の友人の居場所探し。
何故そんなことを自分に要求されるのかわからないまま、主人公は律儀に捜索をしていくのですが、、、

この後…

1

魔法使いの食卓 小説

谷崎泉  陸裕千景子 

魔法使いになるということ

 この作品は、『魔法使いシリーズ』の一作目に当たる作品です。

 海の近くの山間に、穂波家はあります。そこでは、長男で社会人の瞳、次男で高校生の渚、三男で中学生の薫が住んでいます。

 夕食の材料を瞳御用達の「スーパーひよどり」で買った帰り道、瞳は道で倒れているくるくるパーマの人を発見するのです。
 それは、瞳がずっと会いたかったのに、会えなかった人であり、今は会いたくない人で、恋人で「…

2

落花流水の如く 諸行無常というけれど (2) 小説

谷崎泉  金ひかる 

朽木さんの災難は続くよ何処までも

人の言う事をてんで聞かない外務省職員の一ノ瀬に人探しを強要され、
あられもない姿を写真に撮られ脅迫されて、更には海外でトラブルに巻き込まれ
朽木が望まない関係に追い込まれていて、災難は続くよ何処までも~

それでも続編でもしかしてあのワインを飲みながら朽木さんにとっては災難のような
関係が改善され恋人になるかと思っていたら・・・そんな簡単にはもちろんいかない。
人の話をまったく聞かない…

2

落花流水の如く 諸行無常というけれど (2) 小説

谷崎泉  金ひかる 

災い転じて福となす

『諸行無常というけれど』の続編になります。
前作においての朽木と一之瀬との再会、そしてある国での内乱に巻き込まれてのストックホルム効果での身体の関係の成立。
帰ったら一緒にワインを飲もうと、まだはっきりと恋愛と呼ぶには不確実な関係のまま終わった前作の2か月後から始まります。

今回は、朽木に沸いた専務の娘とのお見合い話。
課長代理で会議に出かけたカルディラという国で、投資詐欺で指名手配さ…

1

しあわせにできる(12) 小説

谷崎泉  陸裕千景子 

ここまでこられた

12巻にわたる長編『しあわせにできる』の、最終巻完結編。
二人の関係はもうずいぶん安定していて、
本田はちっともツンデレじゃなくなっていたが(笑)
前の巻が、久遠寺が本田に退職して一緒に仕事をして欲しいと告げたところまでで
というところで終わっていただけに、どうなる?と言う展開にドキドキしながら読んだ。

強姦から始まった二人の関係。
美形で優秀な商社マン・本田を襲ったのは、とんでも…

6

Chara BIRTHDAY FAIR 2013 キャラ文庫創刊16周年記念 グッズ

ねこじゃらし

毎年おなじみのバースデイフェア小冊子。
ホーリンラブブックスさんでの特典指定では「描き下ろし小冊子A」。
水色表紙の本です。

英田サキ「DEADLOCK」・cat or dog
タイトルのまんま、猫と犬のお話。
「HARD TIME」のルイスとダグの新居の引っ越しパーティに集まった面々。
ルイスの猫が何故かディックにだけは懐かない。
意気消沈して帰宅すると、今度はユウティにまでそ…

3

恋の仕方 小説

谷崎泉  楢崎ねねこ 

好きって…好きになるって、素敵だなあと思い出させてくれるようなお話

谷崎先生は大好きなので、だいたいは読んでいる方なんですけど…
どうしても、この作品は自分の中で躊躇されていて、中々手に取れずにいました。
リアルに描かれる、シリアスな部分が好きな作家さんだけに、ちょっと違うほんわか系って聞くと、気にはなるんだけど、読んだ後の感想があんまりだった時のショックを考えたら、冒険心が動かなかったんです。
あと、ねねこ先生の可愛らしい絵柄は好きなんですけど、谷崎先生の…

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