谷崎泉さんのレビュー一覧

しあわせにできる(2) 小説

谷崎泉  陸裕千景子 

そっかー、柿ピーも知らないんだあ

リーマンラブの『しあわせにできる』の二巻です。

受けは大手商社のやり手サラリーマンで、外見は美形だが中身はツンドラ気候の本田。
攻めはNY支社から本社勤務となった、これまた目立つ野生的な容姿の久遠寺。

不本意ながら前巻で体の関係を持ってしまった本田は、その後久遠寺のはた迷惑で傍若無人な行動に切れっぱなし。
寮の隣部屋に越してきたと思ったら、すっかり今では本田の家に入り浸り。
久遠…

1

しあわせにできる(1) 小説

谷崎泉  陸裕千景子 

サブキャラが好ーきー

ああ、またしても長編に手を出してしまった…これでまた、収納方法を見直さねばと汗だくです。
谷崎さんの長編作品『しあわせにできる』一巻です。
この本は03年発行ではありますが、それ以前に同人誌で書かれていたようでちょっと古いのですが、すでに完結しています。
わたしが今まで読んだ谷崎作品はヤクザや警察、特殊職業などが多く、サラリーマンというのは個人的にも好み範囲外なもので、なかなか手を出さずにお…

2

ナアレフの恋人(3) 小説

谷崎泉  藤井咲耶 

初音、初音!と連呼する男

『ナアレフの恋人』三巻です。
一巻二巻ともに谷崎作品らしく、お話は地味ながらも美形な受けが面白いのに変わりなく、ひじょうに好きなシリーズとなりました。
まだ読んではいないのですが、谷崎さんのシリーズ物『恋泥棒を捜せ!』のパンダ航空が出てきました。


受けは、本人かなりの不本意ですが、男を虜にする魔性の美形、清野。
元・外交官で、現在は喫茶ナアレフのマスター。

攻めは、完全に清野…

2

君の秘密 小説

谷崎泉  高橋悠 

インパクトに負けた…

元刑事・伊吹×若手でまだ恋愛経験のない現役刑事・行司というノンケ同志の組み合わせ。

詐欺事件で行方をくらませている男を探す中、捜査を進めていくうちにお互いの事が気になっていく様子が伺える。
行司は、刑事の仕事も恋のほうも経験値を積んでいけば危なっかしさも少なくなっていくんじゃないかな?…と思うよ…

ただ、この話でなんといっても特筆すべきは主役の二人を喰うBigサイズな体格、いやBig…

1

真音 3 小説

谷崎泉  麻生海 

最終巻でやっと…

このシリーズを読んできて思うのは、受けが本当に受け受けしくないということです。
寡黙でストイック(というか、自分に執着していないからなのかも)、なんか、若くした高○健さんというのが印象なのです。
ただ、三巻目で最終巻ということで、表紙でも攻めのネクタイを掴んでいたり、心境もかなり変わっていますね。

シリーズ通して、受けは天涯孤独で友人の代わりに少年院へ入っていた進藤、21歳。
攻めは暴…

7

ナアレフの恋人(2) 小説

谷崎泉  藤井咲耶 

超絶美形も苦労が多いね

『ナアレフの恋人』二巻です。
前巻がひっじょうに面白かったもので、すぐ二巻に手を出しました。
今回も三本収録。
三本あれば一本の中身は薄くなりがちですが、そんなことがないのが谷崎作品。


受けの清野は、良いのはその美し過ぎる容姿だけ?というようなズボラな喫茶店マスター。
同級の上総とは幼馴染みで、現在同居中。

攻めの上総は32歳。
出所してきたばかりの、暴力団上総組のカリス…

2

ナアレフの恋人 小説

谷崎泉  藤井咲耶 

嫉妬遍歴を持つ男

喫茶ナアレフ、そこがお話の舞台。
スタートしてしばらく三人称の表記は、受けが『主人』、攻めが『男』とされています。
ふたりが再会して名前を呼び合ってから、普通に表記されていきます。
その辺り、ちょっとドラマティックです。


受けは、珈琲一杯千円、しかもメニューはそれだけという、ヤル気皆無の喫茶店マスター、清野。
魔性の男といった美しい容姿に、人を中まで寄せつけない冷たさを同居させま…

3

ファーストエッグ(2) 小説

谷崎泉  麻生海 

ファーストエッグ①はレビューしてません。

②!
丹念に事象と、事件を追いながら、BLなのにリアルな説得力あります!
社会派?麻生先生のイラストのリアル感とともに、相乗効果でしょうか…。
①では、ちょっと様子見、だって先生の作品は、1、2、巻で終わるとは思えないんですよ~!長編OK!!今作も、色々と謎解き捜索しながら、天才!佐竹に振りまわされてる黒岩頑張れ!②の時点では、どういう方向で頑張ったらいいのかも見えない!!!
黒ちゃっん頑…

3

ファーストエッグ(2) 小説

谷崎泉  麻生海 

先が楽しみで仕方ない作品

今、一番発売を心待ちにしているシリーズです。
今年に入って立て続けに発売されたこちらのシリーズですが、次はいったいいつなのー!?

受けは前巻同様、捜査一課特捜五係の佐竹。
攻めはその佐竹と体の関係を持つ、元暴力団幹部の高御堂。

前巻は島流し的な部署である五係へSAT出身の黒岩が異動してきた為に、今まで好き放題してきた佐竹の調子が狂ってきた様と、高御堂との一言では言い表せない関係、そ…

7

ファーストエッグ(2) 小説

谷崎泉  麻生海 

このサスペンス要素がたまらない

前作のプロローグ的な内容から一歩進んだ続編ですが未だに全容は見えません。
それでも佐竹が脅迫状を受けている内容が佐竹の過去の事件の模倣だというのが
黒岩にも解る展開でした。

そして佐竹の不思議な能力も漠然とではあるが黒岩も次第に察することになります。
過去に連続殺人を犯した犯人が逃走しようとし佐竹が結果的に射殺。
その犯人がしていた脅迫状が前作でも出ていた脅迫状で次第に佐竹本人の身近…

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