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27/50(合計:492件)
谷崎泉 陸裕千景子
gamis
仁への気持ちをきっちり認めて受け入れる瞳。 次の職探しは難色を示し、仁には医者になるべく大学に行って欲しいとせっつかれ。 面接はおちるし、かつての同級生は自分が諦めた医者にの夢を叶え白衣をまとっている姿を目の当たりにして、気分はドン底…。 そこに仁の父登場。 瞳は、どこかこの食えない親父が憎めないようで。 うん、わかる。なんか憎めない。 この親父がなんか一波乱起こすのかと思…
シリーズものの作品。 シリーズと分かっているらかこそ、展開が遅くてもまぁ納得ですが、これが出たばかりの新刊として読んでいたら、その遅さにじれてたかも。 両親を亡くし、年の離れた弟の面倒を見つつ必死に生きてきた瞳。 そんなとき、6年も姿を眩ましていた隣人、仁が突然帰ってきた。 謎多きわんこ、仁。 外国紙幣の札束がっぽり持ってて、職業はひた隠し。 君はいったい何をして稼いでいるんだ…
谷崎泉 今井車子
ココナッツ
ネタバレ
ちるちるさんで一本もレビューがなかった、この作品。 大好きな谷崎作品でしたが、けっこう長い間購入に悩んでおりました。(ノベルズだし) 攻め視点の一人称(俺)って、珍しいタイプですよね。 わたしは攻め視点好きなので、苦手な一人称でも大丈夫でした。 というか、こういう感じで進むならば一人称じゃないとダメかなーとも。 ********************** 攻めは、主に出版関係を扱…
snowblack
この巻は、ひとことで言えば、「THE お正月姫始め」(笑) 前回の砂糖菓子クリスマスに引き続き、今度は年越し編。 予想通り日光の実家へと帰った三本木だったが、 ひょんなことから緒方も桂丸と共に日光へ行くことになり、 寂しい年末年始かと思いきや……というお話。 今回骨董はちょっとした小道具としてのみ登場し、 主な話は、三本木の実家の家族関係と(如何にしてドケチ三本木は育ちしか?)…
この巻、大きな事件はなくそっち方面はスケールダウンだけれど、 LOVE方面はおおお!という美味しい場面がありましたよー。 嵯峨のところに借金のカタに持ち込まれた茶碗や絵を巡って、 緒方がつい放っておけずに関わってしまい……という展開だが、 お〜っと失礼! 前巻のレビューで幼馴染みトリオとか書いちゃったよ。 悪い悪い、新介(金貸しの嵯峨)を忘れてた訳じゃないのよ〜、ゆるして。…
『ドロシーの指輪』シリーズ第三弾。 元贋作作家にして骨董屋の緒方と守銭奴の銀行屋三本木の、恋というか 恋人になるまであと何日というか……w 前回登場した緒方の幼馴染みで、王子さまのような美貌のテノール歌手雨森の 『椿姫』の公演に招待された緒方と三本木。 高額なチケットに目が($o$)♡になっている三本木は、 言っちゃ行けない天然な感想を漏らしながら初オペラ鑑賞などしていたのだが…
「ドロシーの指輪」シリーズ二冊目。 前巻の最後で「それでは続きはまた来週〜」みたいにお預けをくらった 女優楓京子が持ち込んでいきた媚薬の壺話、本編。 元贋作の名人にして骨董屋の店主・緒方(攻)と 美貌の守銭奴の銀行屋・三本木(受)、に加えて 前作でお馴染みの個性的というかトンでもない緒方の幼馴染み達。 銀座の老舗の旦那にしてオカマの桂丸、 派手な装いの金貸しの嵯峨、 それに加え…
カップリング。 方や今やうらぶれた骨董店の店主・緒方。 で……もう一方は?え?この守銭奴の銀行員・三本木なの……? と最初目を白黒しながら読み始めましたが、 はい、カップルは緒方×奢りと聞けば世界の果てまで飛んで行く三本木です。 緒方は元贋作画家にして、父親の死後家業の骨董店をやる気なく継いだ男。 男っぽくてきな臭くって、才能があるのに働かず貧乏。 この主人公のみならず、…
谷崎泉 麻生海
拒絶しながらも、富樫にひかれていく進藤。 さめさんの入院、かつて10代の頃の知り合い奥田の登場など 物語が動いて行く中、大きな事件が起こる。 進藤が信頼する富樫の相棒・槙原のまだ若い部下が射殺され、 一人報復に向かう槙原、それを止めることを躊躇する富樫……。 この時の進藤のセリフが痺れる。 富樫も槙原もその世界で一目も二目もおかれるすごい男達だが、 そんな彼らより一回りもそれ以上…
ひとりぼっちで生きてきた進藤は、 思いがけない経緯でヤクザの富樫や槙原と関わり さめさんの店で働くようになる。 そんな助けられ支えられる日々の中で、少しずつ変わって行く心。 裏側の世界、決して明るくもなければ穏やかでもない世界の男達の優しさ。 それはそれぞれが、痛みを持って生きているからだろう。 傍若無人な富樫が持つ、深いところでの相手を慈しみ大切にする心。 そんな彼のもつ両面に…