谷崎泉さんのレビュー一覧

素直になれなくて 小説

谷崎泉  楢崎ねねこ 

攻めがすべて持っていきました

『緑水館であいましょう』のスピンオフではありますが、わたしはこちらしか読んでいません。
それでもまったく問題なしです。
ただこの作品を読んで、前作にも興味が湧きましたが。
前作の攻めがけっこう出てきますので。
ちるちるさんでの評価はいまいちですが、わたしは楽しめました!


受けはペットショップの爬虫類コーナーで働く、美貌の上平。
爬虫類の中に咲く一輪の花?

攻めは若いながら…

3

闇夜を歩く(3) 小説

谷崎泉  有馬かつみ 

それぞれの訳ありが明らかに

この話の登場人物誰しも、主格でも脇役でも罪を抱えています。
前巻まで、その生れ故に李空に業が集まり、菅波は不幸な生い立ちに拘ったばかりに、立ち行かず壊れていった。
李空と菅波には、身を切るような後悔という罰が与えられたけど、この最終巻は、やり手議員秘書・冷静で正々堂々としてきた永島潤弥の番でした。

永島の生活のほとんどは、首相になったボス猪飼の周辺で、気を抜いたり寝る暇もない。
他人と…

3

闇夜を歩く(1) 小説

谷崎泉  有馬かつみ 

まだ恋愛じゃないけど期待大

面白かったです。
『闇夜を歩く』というカッコイイ作品名が気になっていました。

主人公は『永島潤弥』32才の若さで次期首相候補「猪飼」の第1秘書を務める。
猪飼に何の恩もないが、自分の手で首相にしたいと思っている。
実力者「宇津井」から首相指名を得る為に、宇津井が勧める胡散臭い占い師なんぞにも会う。
だが、占いがどう出ようが、宇津井を納得させる答えを得なければならない。
永島は先ず自…

5

真音 1 小説

谷崎泉  麻生海 

すぐに続きを手に取る!

母親の借金を負わされた21歳の進藤。
勤め先の工場にヤクザの槙原が訪ねてきたのをきっかけに、
工場を辞めさせられ、そして新しい日々が始まる。
槙原から連れて行かれた先で出会った、
猛禽のようなヤクザの幹部・富樫……

出会い頭に迫ってくる富樫と、逃げる進藤。
この二人の関係はどうなっていくのか?
進藤、富樫、槙原、それぞれが抱える過去は?


1巻はまだ導入部という感じだが、…

8

ダブル-犬も歩けば棒に当たる- 小説

谷崎泉  小路龍流 

笑う門には福来る……のに。

う〜ん、全体としては読むのが少々退屈だった。

地味な印象の警察もの。
高校時代の先輩後輩で、方やキャリアの鴻上と方やノンキャリの村上。
鴻上が研修という名目で(これには何か曰くがありそう)
千葉県警にやってきて、そこで再会する二人……
そこに爆弾予告事件が起こり……

読み終わってあれ?っという感じだったのだけれど、
これってシリーズものの一巻だったんですね。
鴻上が千葉にや…

3

しあわせにできる(2) 小説

谷崎泉  陸裕千景子 

そっかー、柿ピーも知らないんだあ

リーマンラブの『しあわせにできる』の二巻です。

受けは大手商社のやり手サラリーマンで、外見は美形だが中身はツンドラ気候の本田。
攻めはNY支社から本社勤務となった、これまた目立つ野生的な容姿の久遠寺。

不本意ながら前巻で体の関係を持ってしまった本田は、その後久遠寺のはた迷惑で傍若無人な行動に切れっぱなし。
寮の隣部屋に越してきたと思ったら、すっかり今では本田の家に入り浸り。
久遠…

1

しあわせにできる(1) 小説

谷崎泉  陸裕千景子 

サブキャラが好ーきー

ああ、またしても長編に手を出してしまった…これでまた、収納方法を見直さねばと汗だくです。
谷崎さんの長編作品『しあわせにできる』一巻です。
この本は03年発行ではありますが、それ以前に同人誌で書かれていたようでちょっと古いのですが、すでに完結しています。
わたしが今まで読んだ谷崎作品はヤクザや警察、特殊職業などが多く、サラリーマンというのは個人的にも好み範囲外なもので、なかなか手を出さずにお…

2

ナアレフの恋人(3) 小説

谷崎泉  藤井咲耶 

初音、初音!と連呼する男

『ナアレフの恋人』三巻です。
一巻二巻ともに谷崎作品らしく、お話は地味ながらも美形な受けが面白いのに変わりなく、ひじょうに好きなシリーズとなりました。
まだ読んではいないのですが、谷崎さんのシリーズ物『恋泥棒を捜せ!』のパンダ航空が出てきました。


受けは、本人かなりの不本意ですが、男を虜にする魔性の美形、清野。
元・外交官で、現在は喫茶ナアレフのマスター。

攻めは、完全に清野…

2

君の秘密 小説

谷崎泉  高橋悠 

インパクトに負けた…

元刑事・伊吹×若手でまだ恋愛経験のない現役刑事・行司というノンケ同志の組み合わせ。

詐欺事件で行方をくらませている男を探す中、捜査を進めていくうちにお互いの事が気になっていく様子が伺える。
行司は、刑事の仕事も恋のほうも経験値を積んでいけば危なっかしさも少なくなっていくんじゃないかな?…と思うよ…

ただ、この話でなんといっても特筆すべきは主役の二人を喰うBigサイズな体格、いやBig…

1

真音 3 小説

谷崎泉  麻生海 

最終巻でやっと…

このシリーズを読んできて思うのは、受けが本当に受け受けしくないということです。
寡黙でストイック(というか、自分に執着していないからなのかも)、なんか、若くした高○健さんというのが印象なのです。
ただ、三巻目で最終巻ということで、表紙でも攻めのネクタイを掴んでいたり、心境もかなり変わっていますね。

シリーズ通して、受けは天涯孤独で友人の代わりに少年院へ入っていた進藤、21歳。
攻めは暴…

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