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谷崎泉 陸裕千景子
snowblack
「ドロシーの指輪」シリーズ二冊目。 前巻の最後で「それでは続きはまた来週〜」みたいにお預けをくらった 女優楓京子が持ち込んでいきた媚薬の壺話、本編。 元贋作の名人にして骨董屋の店主・緒方(攻)と 美貌の守銭奴の銀行屋・三本木(受)、に加えて 前作でお馴染みの個性的というかトンでもない緒方の幼馴染み達。 銀座の老舗の旦那にしてオカマの桂丸、 派手な装いの金貸しの嵯峨、 それに加え…
ネタバレ
カップリング。 方や今やうらぶれた骨董店の店主・緒方。 で……もう一方は?え?この守銭奴の銀行員・三本木なの……? と最初目を白黒しながら読み始めましたが、 はい、カップルは緒方×奢りと聞けば世界の果てまで飛んで行く三本木です。 緒方は元贋作画家にして、父親の死後家業の骨董店をやる気なく継いだ男。 男っぽくてきな臭くって、才能があるのに働かず貧乏。 この主人公のみならず、…
谷崎泉 麻生海
拒絶しながらも、富樫にひかれていく進藤。 さめさんの入院、かつて10代の頃の知り合い奥田の登場など 物語が動いて行く中、大きな事件が起こる。 進藤が信頼する富樫の相棒・槙原のまだ若い部下が射殺され、 一人報復に向かう槙原、それを止めることを躊躇する富樫……。 この時の進藤のセリフが痺れる。 富樫も槙原もその世界で一目も二目もおかれるすごい男達だが、 そんな彼らより一回りもそれ以上…
ひとりぼっちで生きてきた進藤は、 思いがけない経緯でヤクザの富樫や槙原と関わり さめさんの店で働くようになる。 そんな助けられ支えられる日々の中で、少しずつ変わって行く心。 裏側の世界、決して明るくもなければ穏やかでもない世界の男達の優しさ。 それはそれぞれが、痛みを持って生きているからだろう。 傍若無人な富樫が持つ、深いところでの相手を慈しみ大切にする心。 そんな彼のもつ両面に…
谷崎泉 高橋悠
ココナッツ
一人谷崎さん祭りは、しめやかに続行中でございます。 しかし、裏表紙のあらすじは内容を書き過ぎですねー。 受けの正体は序盤で判明するものの、先にあらすじでバラすのはどうかと思います。 あらすじで書かれていますので、わたしも書きますけどね(苦笑 ********************** 攻めは元捜査一課刑事の伊吹。 現在は、自分に居場所をくれた女装巨漢辛口コメンテーター・タケコのマ…
谷崎泉 楢崎ねねこ
『緑水館であいましょう』のスピンオフではありますが、わたしはこちらしか読んでいません。 それでもまったく問題なしです。 ただこの作品を読んで、前作にも興味が湧きましたが。 前作の攻めがけっこう出てきますので。 ちるちるさんでの評価はいまいちですが、わたしは楽しめました! 受けはペットショップの爬虫類コーナーで働く、美貌の上平。 爬虫類の中に咲く一輪の花? 攻めは若いながら…
谷崎泉 有馬かつみ
橘盾
この話の登場人物誰しも、主格でも脇役でも罪を抱えています。 前巻まで、その生れ故に李空に業が集まり、菅波は不幸な生い立ちに拘ったばかりに、立ち行かず壊れていった。 李空と菅波には、身を切るような後悔という罰が与えられたけど、この最終巻は、やり手議員秘書・冷静で正々堂々としてきた永島潤弥の番でした。 永島の生活のほとんどは、首相になったボス猪飼の周辺で、気を抜いたり寝る暇もない。 他人と…
面白かったです。 『闇夜を歩く』というカッコイイ作品名が気になっていました。 主人公は『永島潤弥』32才の若さで次期首相候補「猪飼」の第1秘書を務める。 猪飼に何の恩もないが、自分の手で首相にしたいと思っている。 実力者「宇津井」から首相指名を得る為に、宇津井が勧める胡散臭い占い師なんぞにも会う。 だが、占いがどう出ようが、宇津井を納得させる答えを得なければならない。 永島は先ず自…
母親の借金を負わされた21歳の進藤。 勤め先の工場にヤクザの槙原が訪ねてきたのをきっかけに、 工場を辞めさせられ、そして新しい日々が始まる。 槙原から連れて行かれた先で出会った、 猛禽のようなヤクザの幹部・富樫…… 出会い頭に迫ってくる富樫と、逃げる進藤。 この二人の関係はどうなっていくのか? 進藤、富樫、槙原、それぞれが抱える過去は? 1巻はまだ導入部という感じだが、…
谷崎泉 小路龍流
う〜ん、全体としては読むのが少々退屈だった。 地味な印象の警察もの。 高校時代の先輩後輩で、方やキャリアの鴻上と方やノンキャリの村上。 鴻上が研修という名目で(これには何か曰くがありそう) 千葉県警にやってきて、そこで再会する二人…… そこに爆弾予告事件が起こり…… 読み終わってあれ?っという感じだったのだけれど、 これってシリーズものの一巻だったんですね。 鴻上が千葉にや…