谷崎泉さんのレビュー一覧

ファーストエッグ(3) 小説

谷崎泉  麻生海 

骨太な刑事ドラマシリーズ第3巻

長丁場になりそうなシリーズは完結してから読もうと思っているのですが、表紙の高御堂(メガネ攻)が素敵すぎて、3巻目にしてついに手を出してしまいました。


既読の方には周知の事実かと思いますが
色んな意味で非常にBL色が薄いこのシリーズ。

まず基本的に受け/攻め視点が少ない。
同僚の警察から見た佐竹という人物、
佐竹と高御堂との奇妙な関係について
俯瞰的に語られることが多く
ラ…

7

ファーストエッグ(3) 小説

谷崎泉  麻生海 

本編もSSも先が気になって気になって

今年に入って三冊目、『ファーストエッグ』の三巻です。
連載が終了しているとはいえ素晴らしい発行ペース!
谷崎さん、リンクスさん、ありがとうございます。
でもちょっと忘れてしまったところもあったので、おさらいは必須でした(苦笑

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シリーズ通して受けは佐竹、攻めは高御堂。
佐竹は捜査一課の吹き溜まりである五係の捜査員で、過去の事件で現在も脅迫され…

6

目眩 小説

谷崎泉  藤咲なおみ 

谷崎作品の魔性受けの原点?

これは谷崎さん流のコメディなのか?
表紙や硬質なタイトルからいって、てっきりシリアスな方の谷崎さんだと思っていたら、開けてびっくり!
なんでしょう、主人公(一人称)がひたすら男にエライ目にあわされているのに悲劇にならないという(笑

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受けは、次々と男に道を踏み外させる魔性の男、光一22歳。
東大出身で、この春大手企業に就職した勝ち組でありながら…

2

しあわせにできる 〈スペシャル編〉 小説

谷崎泉  陸裕千景子 

しあわせな未来

3課のかしまし娘がひとり、佐藤の結婚します!宣言から始まったこの番外編。
しあわせシリーズにもう少しお付き合いです。

なんというか、もう目まぐるしいほどに状況が変わっていくラインナップ。
佐藤の結婚に引き続き、各務、落合の結婚(この二人は絶対くっつくと思ってた)、そして本田にくだった、異動の辞令。
そこに、藪内の容体が急変、本田に皇をそばで支えて欲しいと告げられる。

そこで本田の…

2

しあわせにできる(12) 小説

谷崎泉  陸裕千景子 

感無量…。

とうとう、最終巻を迎えてしまいました。
惜しむ気持ちでいっぱいです。

前巻にて本田は口にしました。好きだ、と。
それに対して久遠寺の口からは、直接的な言葉はなく…少し不完全燃焼だったんです…が。
今回、一番ぐっときた場面はやっぱり、ここ。
「…雪彦」
「…ん?」
「愛してる」

やられた………。久遠寺め。

無理やり奪う形から始まった、二人の恋。
押せ押せの久遠寺に意地…

3

しあわせにできる(11) 小説

谷崎泉  陸裕千景子 

皇と名のついたバラ…気になる。

改めて、久遠寺はお金持ちだと実感。
自分の名前のついたバラがあるんですって!……すげーーー。
と庶民の感想を漏らしたところで。

日に日に本田さんが素直になっていってますよ。
とくにベッドの上で。
久遠寺に可愛がられて、でも自分だけは嫌で、「…っしょに、……いきた…いから…」
〜〜〜〜っあたしがもーだーえーるぅぅぅ。
そしてここまで直接的な言葉を発しなかった本田の、最高のデレ。

0

しあわせにできる(10) 小説

谷崎泉  陸裕千景子 

読む前に悶えてしまった。

表紙裏のあらすじ部分に毎回ある、誰かの言葉。

「俺以外の奴のことを真剣に考えるのは…全部浮気っていうんだ」

〜〜〜〜〜っっ//////

間違いなく久遠寺ですよね!
なんて恥ずかしいセリフ。一体どんな顔で言ってんだ、と本編を読む。
超真剣だったw
そんな久遠寺を疎ましいと思わずに、かえって笑っちゃうぐらいに愛おしいと思う本田も甘かったです。
ベッド上でのみ素直にデレる本田に…

2

しあわせにできる(9) 小説

谷崎泉  陸裕千景子 

本田のデレは可愛すぎる件について。

↑ものすごく誰かと語りたい。笑

落ち着くとこ落ち着いた二人。
なので、出だしが甘いです。
久遠寺の誕生日がもうとっくに過ぎていたことを知り、それでも祝ってあげようと考える本田のいじらしさ。
二人で過ごしたいと思いつつ、でも口にできない意地っ張りさ。
結局二人きりで過ごせず、口には出せなくても顔に出してしまう素直さ。
それを全て確信犯でからかい、意地悪をする久遠寺のいたずらっ子さ。

0

しあわせにできる(8) 小説

谷崎泉  陸裕千景子 

落ち着くとこ落ち着いたので神評価に。

前巻にて昴へと立ち向かった本田。
余裕たっぷりの昴を前に緊張しつつも毅然な態度を取る。
「礼儀として乾杯くらいつき合うものだ」っておい。
人の家に勝手に忍び込んだあんたが礼儀を語るな、と思わず突っ込んでしまいました。
仕方なく、一口だけ。だがそれがいけなかったよ。そりゃなんか企んでるよねー。
グラスに睡眠薬仕込んでいやがった!
熟睡してる隙にいただいちゃえと思っていたけど、それよりも……

0

しあわせにできる(7) 小説

谷崎泉  陸裕千景子 

波乱の幕開け。

さてさて、周囲の目も気にせずに同棲生活をスタートさせたお二人ですが。

やばい。本田さんがいじらしすぎてにやける。
前々から体は素直に反応していた本田さんがとうとう心も素直になってきて、久遠寺の存在を認めつつあります。

本田が泣いていたと耳にした久遠寺。その原因が自分が出て行ったことだったと衝撃を受ける。
本田は自分を想ってくれているのではないかーーそう思わずにはいられなかった。

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