谷崎泉さんのレビュー一覧

闇夜を歩く(1) 小説

谷崎泉  有馬かつみ 

萌えとは違うけど

谷崎さんの全三巻物。
やはり谷崎さんは複数巻向けの作家さんなのだなあと思いつつ、シャレード文庫さんにはこれからも出来れば単発でない谷崎さんの作品を出して頂きたい!と思います。

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メインの登場人物は三人。
未来を見ることが出来、纏う空気さえも清浄に感じさせる占い師の子春(李空)。
大物政治家・猪飼の第一秘書で、猪飼を首相にすべく動く野心家の永…

4

ナアレフの恋人 小説

谷崎泉  藤井咲耶 

思わせぶりな一巻

謎めいた美貌の喫茶店のマスター・清野。
彼が負い目を感じている、幼馴染で数多の因縁の相手上総は
ヤクザの組長にして目下収監中。
その彼が仮釈放で出てくることになって……

シリアス……のように見せて、実はコメディという谷崎節。
この全4巻の作品も、そんな谷崎さんらしい作品だった。

1巻目では二人の関係はよくわかったが、
その他はよくわからないことだらけで全容は見えない。

3

spin off 2 小説

谷崎泉 

真音のみの感想です。

「真音」のみの感想です。
なんとか富樫に野菜を食べさそうとする進藤のお話。
野菜嫌いの本当に子供のような富樫には笑ってしまいます。
さめさんに言われて、隠して野菜を食べさす実験をしてみる進藤。
何気に楽しそうな進藤が可愛いです。
まんまと富樫に気付かれずに、れんこんのすりおろしたものを入れたものを食べさす事に成功した進藤w
これからも実験は続くに違いないでしょうね。

1

純情ラブミープリーズ 小説

谷崎泉  高久尚子 

おなかがすくお話

谷崎泉さんというと「真音」と「ファーストエッグ」しか読んでなかったので、こういうお話も書かれるのねー(*´∀`)という感じでして。
タイトル通り純情ラブミープリーズですよ。
大事件が起こるわけでもなく、いや、カイにとっては大事件でしたけども。
淡々とひたすらカイのめしや(定食屋)への愛が語られていくわけですが。
大将のつくるご飯の美味しそうな事!
こういう素朴な和食、食べたいです。
カ…

2

願いごとは口にしない 小説

谷崎泉  麻生海 

攻めの彼は、気づきたくなかったはず

ネタバレにチェックしますが、核心の部分に触れない程度に書きます。
攻めは健気な男前の甥で、受けは儚い美人の叔父です。
朔実(攻)は、叔父の賢一(受)へのこみ上げる気持ちを押し殺して、いつまでも認めないいじらしさが男らしいと思いました。しかし朔実は大学在学時、教授と身体だけの関係を持って度々抱きます。朔実本人は気がついていないのですが、教授を叔父の身代わりにしてしまっていたんです。教授を傷つける…

5

OFFICIAL 23 コミック

谷崎泉 

真音のみの感想です。

「ドロシーの指輪」シリーズは未読のため、「真音」のみの感想です。

ドロシーに比べるとめっちゃページ数少なくて、読む前は残念な気分でしたが、読み始めたら、終始笑いっぱなしでした。
そして、なんだかんだと仲良くしてるふたりに、なんだかもうねー(*´∀`*)
うなぎが苦手という進藤に富樫がうなぎを食べに連れてくお話です。
槙原さんも染矢も出てきて、短編ながら満足でした。
進藤の富樫に対する…

0

素直になれなくて 小説

谷崎泉  楢崎ねねこ 

ワンコに恋

前作、『緑水館であいましょう』のスピンオフ。ペットショップを舞台にした『緑水館』の主人公・江原くんの異動先になった爬虫類部門の主任、上平さんが主人公です。

上平さんはとてもデキル男なんです。でも控えめで優しい人。爬虫類マニア向けの雑誌に、フルネームとバッチリ顔出し写真入りの記事が載っちゃったことから彼の過去が明らかにされていきます。

もともと別のペットショップで犬の担当をしていたところ…

3

緑水館であいましょう 小説

谷崎泉  楢崎ねねこ 

動物好きにはほこほこ。

BL小説初心者なので、お薦めいただいた谷崎泉さんの作品の中で、覚悟なしに読めそうなコメディタッチのお話を選びました。

舞台は緑水館(グリーン・アクア・クラブ)という、ペットショップ。もともと本館で犬担当だったバイトの江原くんが、療養中の鰐淵さんのピンチヒッターで別館の爬虫類担当に配置換えになったことからお話が始まります。

江原くんは、爬虫類が大のニガテ。担当だったワンちゃんでもなかなか…

1

真音 3 小説

谷崎泉  麻生海 

富樫にハマりました

3冊全部読んで神評価とさせていただきました。
最初は同人誌で「ファーストエッグ」とコラボしたお話が載ってるようだから、ちょっと読んでみようかなって、軽い気持ちで電子書籍を購入しました。
電子書籍で読んでいるうちに、なんだか自分でもわからない程のハマりようで。
寝ても醒めても真音状態。
これはもう紙書籍買うしかないと購入。
紙書籍で改めて再読。
好きだー、「真音」!
進藤と一緒になって…

6

youthful days 小説

谷崎泉  神葉理世 

youthful days=古き良き日か青春か

町の登場人物たちの名前は皆、カタカナ表記。
東京から来ている編集者だけがきちんと漢字で苗字がはっきり書かれています。
カタカナなのも苗字をあえて出さないのも、この都会とは切り離されたような町の空間をうまく表していると思います。

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受けは生花店の息子で19歳のヒカル。
母親はヒカルを産んですぐ亡くなったため父親に育てられ、今は生家を手伝ってい…

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