谷崎泉さんのレビュー一覧

告白は背中で 小説

谷崎泉  みろくことこ 

これは1巻?

出来る先輩リーマン桜庭さんに振り回されて、散々な主人公、美馬くん。
でもなんか気持がグッと傾いてきたぞ!てなところで終わってます。

おねえな人、女装の人やら登場人物が多彩で、せっかく立ち上げた会社もこれからで、、、、
明らかに話が途中です。なのに1巻と銘打ってないので、
せっかく色々ちりばめた設定が、消化不良で意味のないものに感じてしまいました。

谷崎先生の作品は長いお話が好きで…

0

ファーストエッグ(4) 小説

谷崎泉  麻生海 

記憶に残る一冊

怒涛の展開を迎えた最終巻。
あれこれ勝手に推理していたものを、答え合わせをしながら読み進めました。
…けれど、思いもよらない展開に驚きつつ、さすがは谷崎さん…と関心。

『ファーストエッグ』直訳で最初の卵。
このタイトル、なんの意味があるのかな?と思っていたのですが…そういうことだったのか。
高御堂の口から発せられたその言葉、そして佐竹の母親が専攻していた学科、母親の野望…ひとつひとつ…

6

ファーストエッグ(3) 小説

谷崎泉  麻生海 

読み進めていくたびに、胸が痛む。

ひとつひとつ、明らかになっていく佐竹の過去や事件。
高御堂に抱いているものも、もう認めなくてはいけないところまできています。
脅迫状を送りつけた犯人の魔の手も佐竹に及び、過去佐竹の手で終わらせた月岡事件の模倣にならい、犯人は直接佐竹に刃をむけてきました。
自分が傷つけられた程度ではまだ冷静だった佐竹。けれど、突然目の前に現れた人物によって取り乱してしまう。
それは、佐竹のトラウマともなった…

4

ファーストエッグ(2) 小説

谷崎泉  麻生海 

見え始める佐竹の過去

相変わらず不真面目な態度と『刑事』としてのやり手具合がチグハグな佐竹。
少しずつですが、佐竹の過去が見えてきました。
今回佐竹が捜一時代に起こした事について触れています。
あぁ、だから佐竹は捜一から外されたのか、と。
そしてその事件を模倣した脅迫状が、佐竹に送られてきている。
佐竹に危険が迫ってきているのを危惧し、黒岩は佐竹の警護につくことになったのだが、佐竹は頑として受け入れない。

1

ファーストエッグ(1) 小説

谷崎泉  麻生海 

物語はまだ始まったばかり

不真面目な態度から、とても警察官とは思えない佐竹。
そんな佐竹が所属するのは、特命捜査対策室五係。
24時間365日忙しい警察だが、五係はそんな喧騒から外れていた。
そこに新たに配属されてきた黒岩はくせ者揃いの面々に呆気にとられながら、珍しく舞い込んできた仕事のために動く佐竹に同行する。

ゆるい佐竹ですが、いざ捜査となると別人のようにやり手となる。
そして、どうしてか犯人が『分かる』…

2

真音 3 小説

谷崎泉  麻生海 

じわじわ引き込まれる

真音最終巻です。

このお話は893ものなのに騒々しくなく、ちょっと暗く静かな(テンション低め?!)雰囲気の中で展開するお話でした。
このじわじわ引き込まれる感じが大好きでした。

なかなか富樫に心許さない進藤でしたが、富樫の優しさ過去に対するアドバイスを通して、ついに自分の気持ちの変化に気付きます。
富樫のマンションから「ただ会いたい」と電話しちゃう進藤が可愛かったです。
そして、…

4

真音 2 小説

谷崎泉  麻生海 

近づいてきた心の距離

富樫、進藤、槙原、そしてさめ
それぞれが抱えている過去が見えてきました。

自分にも過去があるから、相手の過去にも踏み込まない。
そんな進藤も、富樫の過去は気になって仕方ありません。
進藤の心がようやく富樫に傾いてきた証拠ですね。

この作品の登場人物は皆んな影があって感情表現がものすごく下手だけど、思いやりがあって優しくて魅力的です。
BL視点では富樫と進藤の展開が気になるけど、…

2

告白は背中で 小説

谷崎泉  みろくことこ 

色々と散らかり気味で…

あらすじ:
公務員からデザイン系制作会社に転職した詠太(受け)は、ある夜、男同士のキス現場に遭遇。
後日、その一人が同じ会社の営業部エース・桜庭(攻め)だと分かり…。

堅実なお仕事モノかと思いきや、ところどころでトンチキっぽい要素が目立ち、最後まで馴染めなかった一冊。
お仕事モノとしてもラブストーリーとしてもツッコミどころの多い作品でした。

まず、攻めの桜庭。
仕事のできる真面…

7

真音 1 小説

谷崎泉  麻生海 

過去が気になる

それぞれ雰囲気のある富樫、進藤、槙原の3人のキャラが作品を引き立てていました。
欲がなく全てを諦めているかのような淡々とした進藤の過去が気になります。

富樫にちょっかいを出され、その理由が全く分からず嫌悪感を抱いていた進藤でしたが、強引な富樫のペースに引き込まれついに体まで奪われてしまいます。
心は許していないのに、体は反応してしまう。
初めてを奪われた進藤がエロいです。

3人と…

1

真音 3 小説

谷崎泉  麻生海 

進藤のデレなさがイイ…!

自分勝手で傍若無人、なのに意外と優しくて、面倒見がいいヤクザ!
ヤクザが素人のお兄ちゃんに入れ込む話のお手本のような作品です!
この作品の根幹は、進藤が全く富樫になびかないところ(笑)
これに焦れる富樫もいいし、そんな富樫に振り回される舎弟達も微笑ましかったりします。
3巻まで一気読みしましたが、富樫が初期にやたらめったら口説き文句を連ねるシーンがあって、3巻でその意味がわかった時には、ち…

4
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