谷崎泉さんのレビュー一覧

しあわせにできる(7) 小説

谷崎泉  陸裕千景子 

昴の復讐

しあわせにできる7作目。

白金の本田の家で一緒に暮らすようになり、
本田の久遠寺に対する態度も軟化してきたと思った矢先、昴再登場です。

この兄弟は、互いの行動を把握しきっているからすごいです。
恐るべし情報収集力ですね。
自分の行動までチェックされちゃっている本田としては不本意でしょうが(笑)

そして皇への復讐として本田を狙う昴。(昴と皇の確執の原因も明らかになります)

2

しあわせにできる(6) 小説

谷崎泉  陸裕千景子 

安堵できる存在

しあわせにできる6作目。

ついに本田に退寮通知が来ます。
しかも期日まで1カ月ないという緊急事態。

本田以上に周囲の人間が本田の部屋探しに真剣になるところが笑えます。
愛されていますね。
そして当然のことながら久遠寺は一緒に住む気満々です。

いまだに素直になれない本田ですが、いざ目の前から久遠寺が消えると
自然と涙がこぼれてしまい・・・。(体は素直で良かったです)
本田…

2

しあわせにできる(5) 小説

谷崎泉  陸裕千景子 

兄弟全員から狙われる

しあわせにできる5作目。

ついに久遠寺家の長男昴が登場します。
皇、映に負けじとくせのある厄介もののようです。
冷静な森田さんが忠告してくるくらいだから、一筋縄ではいかない3兄弟なのは間違いありませんね。

そして兄弟全員から狙われる本田が笑っちゃいけないけど、可哀想(笑)

それにしても皇と昴の間には相当の確執があるようで気になります。
あの皇が、幸彦は俺のモノだと嫉妬心をむ…

3

しあわせにできる(4) 小説

谷崎泉  陸裕千景子 

拉致されスイスへ

しあわせにできる4作目。

久遠寺のゴージャスっぷりがどんどんエスカレートしています。
ついには日本を飛び出し、スイスの別荘でのニューイヤーパーティーにまで発展。

毎度毎度久遠寺に振り回される本田は気の毒ですが、
スイスまで拉致られちゃう本田自身にも問題がある気が(苦笑)
ある意味天然ですよね。

それにしても二人の構図が徐々に出来上がってきていて面白い。
オレ様でいつも冷静…

0

しあわせにできる(3) 小説

谷崎泉  陸裕千景子 

3課メンバーの妄想がすごい

しあわせにできる3作目。

相変わらず本田のまわりにはキャラの濃いメンバーが揃ってます。
今回は家出をした本田の義弟探しと説得に翻弄します。
仕事と弟探しでヘロヘロになっている本田を、有無も言わさず
早退させた久遠寺の強引さが良かったです。

そして3課のメンバーの本田に関する妄想がすごくて笑えました。
勝手な思い込みで自分に関する話があらぬ方向に膨らんでいく様子を
ため息をつき…

4

しあわせにできる(2) 小説

谷崎泉  陸裕千景子 

振り回されっぱなしの本田

しあわせにできる2作目。

本田と久遠寺の関係(心情的な)は進展していません。
寮の隣部屋に越してきて同棲生活が始まっちゃっているので、
物理的な距離は確実に縮まっていますが(笑)
お気の毒様ですが、本田は完全に久遠寺に振り回されていますね。

本巻では本田の過去や家庭環境が見えてきました。
高校時代に夜の世界でバイトしていたなんて意外でした。
それにしても、ちょいちょい登場して…

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しあわせにできる(1) 小説

谷崎泉  陸裕千景子 

俺様きゃら炸裂

しあわせにできる、1作目。
NYから帰国した久遠寺と建設課で忙しく働く本田のお話しです。

二人とも仕事のできる切れ者ですが、それゆえにぶつかることも多いという王道BLでしょうか。
ただ、久遠寺の俺様キャラは半端ないです。
相手の話を聞かず、自分の思うままに行動するマイペースっぷりがすごい!
(若干強引すぎるやり方に引いてしまいそうな部分もありましたが)

そして、そんな久遠寺に振…

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リセット 下 小説

谷崎泉  奈良千春 

読み応えあり

リセット下巻。
上巻に続き、小説としては読み応えがある作品でした。
特に事件の真相など、最後まで飽きない展開で興味深く読めました。

ただBL作品としては弱かった気がします。
倉橋の義兄橘田への一途な思いは分かったのですが、
橘田が倉橋に惹かれたポイントもいまいちわかりませんでした。
どちらかというと、幼馴染の高平とくっついてほしかった。
(あくまで個人的な好みですが)

でも…

5

リセット 上 小説

谷崎泉  奈良千春 

まだBL要素は少ない

サスペンスものの上巻です。
現在から始まり→過去の回想→そして現在と話が展開しています。

心に疵をかかえた橘高と幼馴染の尚徳、義弟の倉橋の3名が登場します(三角関係?)が、上巻ではまだBL展開まで進んでいません。

過去のトラウマが結構重たい内容で、暗いトーンの作品となっていました。
なのでシリアスものが好きな人には読み応えがあると思います。

3人それぞれの心情がはっきりしてい…

3

真音 2 小説

谷崎泉  麻生海 

怒涛の第2巻!

シリーズ第2巻の新装版。
前巻と同じく「真音」、「逢瀬」(槇原視点の過去編)、「逢瀬」(書き下ろし)の3本立てです。

本編、書き下ろし共にクリフハンガー的引きで、今すぐにでも3巻が読みたくなる内容。
新装版の書き下ろしでここまで凝った展開は珍しく、旧版既読の方が読んでも面白いのではないかと思います。


まず本編は、進藤(受け)と富樫(攻め)の過去が朧げに明らかになり、それに伴い二…

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