大竹ともさんのレビュー一覧

恋について 小説

木原音瀬  大竹とも 

「愛しいひと」の素直ヴァージョン?

レズビアンと偽装結婚をした、冴えない公務員・笹川と、気配りのできるブライダル・コーディネーター・朝霞。
地味めな男と、どこか華のある男のカップリングって…「愛しいひと」に似てないか?

もっとも、木原先生作品には、平凡で取り得に欠ける人というのが出てくるので、そこはお約束かと。
どちらもノンケでじれったく牛歩のリズムで進んでいくイライラ感には慣れましたが。
木原先生作品にしては動悸・めま…

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恋について 小説

木原音瀬  大竹とも 

ゆっくり進む

実は、同人誌の「The drop of summer」を読もうとしたときに、
本作の番外編も入っていると知り、読むことにした作品であります。
なので、正直に言いますと「強く、読みたい!」と思った作品ではなかったです。
ところがなのか、だからなのか、非常に素敵な作品でした。

ブライダルコーディネータの朝霞は、初めて担当した
顧客カップルの笹川に再会した。挙式では、
あまりに素敵なカッ…

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恋について 小説

木原音瀬  大竹とも 

じりじりほのぼの

帯『キスしたい、どうしてだろう。』

痛くない木原さん作品です。
勿論傷つけられる人も出てはくるんだけれど、ザックリ容赦なくエグる様な傷つけられ方ではなく、じわりじわりと内面が傷付いている、そんな感じ。
いや、それは痛いじゃないか!と思われるかもしれませんが、その傷をモロに見せるのではない書き方がされています。だから痛みをさほど感じさせないのです。

ブライダルコーディネーターの朝霧が…

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恋について コミック

大竹とも  木原音瀬 

せつなくてほんわり。

初読みの作家さん。
原作が木原さんてことで読んでみたのですが(原作未読)

なんだかせつなくてほんわりといいお話でした。
少しずつ少しずつ惹かれあって恋になって。
最初は当然、そんな想いはなくてただの迷惑をかけてしまった社員とかけられた客でしかないんだけれども。
笹川のほんわかとした空気が幸せそうな空気が朝霞を癒している部分もあったのだろうな。
それは単なる自分の仕事に対する充足感の…

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恋について コミック

大竹とも  木原音瀬 

ちょっと期待してたので・・・。

 内容は原作にそって描かれていたので良かったですが、やはり端折ってる部分もあり、(私はその辺りが好きだったので)期待が大きかった分、少し残念でした。
 笹川さんと朝霞さんの静かに流れる空気みたいなものが、やはり漫画ならではでとても綺麗に表現されていただけに、もっともっと細やかに忠実に原作をなぞっていただけたらと思わずにはいられません。
 
 しかし『恋について』はおもしろいです。
 笹川さ…

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恋について 小説

木原音瀬  大竹とも 

恋とは

萌萌萌。(MAX:萌萌萌:神に近い)
真面目で人がいいけどへたれな笹川(攻)と、仕事ができる好青年の朝霞(受)。
タイプの違ういい人同士ではあるものの、それこそ通勤電車や街の雑踏の中ですれ違っていてもおかしくないくらい身近な存在として描かれています。
そんな彼らの恋愛は、(笹川の事情が少し入り込んでいる以外は)ドラマチックでも憧れてしまうような素敵なものでもない、これまた至ってフツーのどちら…

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恋について コミック

大竹とも  木原音瀬 

雰囲気は好き

表紙のデザインも好きだし、いろいろ細かく展開があるのに
その騒々しさを感じさせない絵の雰囲気も好き。

なのに、なんだこのめちゃくちゃな男、笹川!

自分勝手は自分勝手なんだけど
なんと表現したらよいものかしら。
ヘタレ・・・優柔不断・・・思い込みが激しい・・・
かなり後ろ向き・・・で、自分勝手。
外見とは裏腹に感情のままに動くタイプ。

せっかく恋人になれたのに、後ろ向きな…

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恋について グッズ

ergoにはこのようなカードが付いていました。

「まるごと木原音瀬」ergo1号の付録のカードです。
イラストの裏にはショートストーリー。

お客様のリクエストに応えて、真っ赤なバラのプリザーブドフラワー作りに挑戦する笹川だったが、、、

このあと、ちょっと直接BLとは離れた話になりますが、なぜ、わざわざ、このショートストーリーを取り上げたのか?
一応、私なりの理由があります。

その理由は、

プリザーブドフラワーを自作す…

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恋について コミック

大竹とも  木原音瀬 

私は木原音瀬先生のファンになる!!!

このコミカライズされた「恋について」を読んで初めて木原音瀬先生を知りました。
もう読んでる間ずぅっと「なんだこの人っ(*/Д\*)、こんな感覚今まで読んだことなぁぁぁぁぁい!」と思っていました。

そして本当の(?)木原先生を知らない私は
「私、この人のファンになる!」
といきり立ち、私はあまり小説に手を出してなかったのですが、翌日あらすじも読まずにひたすら「木原音瀬」を見つけたら買い占…

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恋について 小説

木原音瀬  大竹とも 

ほのぼのなのにどこか胸が痛い

表紙裏のあらすじ曰くほのぼのラブ☆。
ストーリー的にもそれは間違っていない。いないのだけれど、読んでいてこんなに心をえぐられるのはなぜだろう。
笹川はとにかく弱い。優しいけど弱くて繊細。告白される前に泣いちゃう攻ってなかなかいないよね。
一方の朝霞も笹川ほどではないけれど決して強くない上に結構ぐるぐるするタイプなので、中盤以降あきらかに両思いなのにいつまでたっても二人でぐるぐるぐるぐるしてい…

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