しおべり由生さんのレビュー一覧

罪人は蜜に濡れて 小説

橘かおる  しおべり由生 

“凌辱”や“贖罪”とはいえ雰囲気はそれほど重くありませんでした

武内将勝(「武内組」組長 腹違いの弟が事故死し天城に怒りをぶつける)×天城耀(警視 武内・弟の事故に対して責任を感じている)

ある事件の捜査中、事件現場からバイクで逃げ出す少年の追跡を命じた天城ですが、パトカーに追われ逃げることに必死だった少年は、信号無視をして飛び出しトラックにはねられ死亡してしまいます。追跡の命令をしたことに責任を感じている天城でしたが、帰宅途中で強引に拉致され「武内組」…

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揺るぎない愛を誓う 小説

伊郷ルウ  しおべり由生 

大人のラブストーリーです

評価はちょっと甘いかなぁとも思いましたが、
このところエロエロ系とかおバカな話ばっかり読んでいたため、
反動もあって神にしました。
攻めが彫刻家で、受けも展示会企画の仕事をしている話だけど、
特に派手な雰囲気もなく淡々としています。でも面白かった!

この物語の攻めと受けは、大学院の芸術学部で共に学んだ仲で、恋人同士でした。
しかし、攻めのイタリア留学を期に二人は別れます。
それか…

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愛には愛で 小説

妃川螢  しおべり由生 

意外なキャラの存在感が◎

小礒(喜多見)正彌(遺産相続の件で顧問弁護士として涓に近づくが…)×卯城涓(女子校の事務職 美人だがキツイ性格 感情の表現が乏しい)

日本屈指の大財閥総帥・喜多見幸蔵が亡くなりますが、顧問弁護士を名乗る男・正彌が涓(しずく)の目の前に突然現れ、涓には喜多見の遺産相続権があることを伝えます。苦労して育ってきた涓は今さらの申し出に反発し、正彌の提案も端から聞く耳を持たず突っぱねますが、涓の挑発的…

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主人は犬に愛される 小説

弓月あや  しおべり由生 

穏やかなようで激しい愛

子供の頃誘拐され殺されかけた事のある資産家久瀬家の当主有羽(ゆう/16才)は、対人恐怖症になり老執事・長岐と自分を救ってくれたボディガードの史道の二人に守られながら豪邸で暮らしている。
そんな中、義理の兄・馨一(大学生)が有羽の”ある噂”を聞いて訪ねてくるのですが、そこから有羽の穏やかな生活が少しずつ変わっていくことに。

対人恐怖症ゆえに、義兄とも殆ど顔を合わせた事がないのですが、義兄は久…

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くちびるにバニラ コミック

しおべり由生 

甘さと暴走

この表題作のスピンオフを雑誌で読んだのがきっかけで、結構気になっていたお話だったのだが・・・よくよく考えればあまり学園ものは好みではなかったのよねワタシと、読み始めてから少し後悔してしまった作品だった。
とは言え、王道学園ものとしてはよく出来ており、絵柄のキラキラ具合に比べればエロス成分も高く、きっとお得な気分になれるかと思うので学園モノ好きな方はおすすめできる。
少し後悔・・・の感想はあくま…

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亡命貴族の艶罪 小説

六堂葉月  しおべり由生 

露西亜

お互いに勘違いしていらだちをぶつけあってるのがちょっと見てて面白くなかった…。
Hは鬼畜で結構面白かったけど、攻めは受けに対して憎しみをもってHするのでそういうのが苦手な方には進められないな。
心はずーっとすれ違ったままで、進んでいってしまうからさ。
盲目の妹抱えてわざわざロシアから来てるのに「おれの婚約者はどこだ」って言われてもねー…。大体勘違いだし…。間抜けとしか言いようがないな。

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被虐方程式~一輪のバラを手折るまで~ 小説

水島忍  しおべり由生 

兄弟仲のよさ所以なのかどうなのか

この作品、シリアスものとして読むと、相当アイタタなんですけど、ネタものとして楽しむなら、突っ込みどころ満載で非常に楽しめました。
それってどうなん!?の連続。
あ、メイン攻めはいますけど、攻めが複数のいわゆる総受けタイプなんで、苦手な人は要注意。

長男・雅也(俳優)、次男・竜也(雅也のマネージャー)、三男・静也(ホストクラブ経営者)、四男・塔也(大学生)の住む豪邸で、高校生の祐起はペット…

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