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月村奎 草間さかえ
ヤマヒロ
ネタバレ
黄金の包容力攻め×不憫な健気受けです。 この芙蓉が人を思いやる事が出来る芯の強いいい子なんですが、極端に自己評価が低いんです。常に自分なんかが西澤と居ていいのか悩みます。自分が傍に居る事で、西澤が周りから不当な評価を受ける事を恐れているんですね。 この「自分なんかが〰」があまりにも出てきて、本来なら卑屈すぎるだろ!とイラつく所ですが、それを不憫に感じさせてしまうのが月村先生の上手い所。 …
ジョシュ・ラニヨン 草間さかえ
葡萄瓜
思えば、このシリーズと対峙する折々、 評者は結構気分的に重たいものを抱えて いたりしたので出来るだけ冷静に読む様に 心掛けてきたものです。 では、この最終巻もそうだったのか? そこだけは嬉しい誤算がありました。 少なくとも息継ぎ程度の休憩しか要さずに 読み通せたと言うのは、一読者として 幸せな事です。 一読者として残念に思う点は、評者自身に ハードボイルドとジャズへの素養が…
草間さかえ
bonny
コミック『地下鉄の犬』のその後、二人のある日。他の方も言及されていますが、表裏両方の表紙にリバ注意の断り書きが記載されています。うすうすリバって苦手な方が多い設定なんだろうなと感じておりましたが、本当に取扱注意なんだと実感致しました。。ちなみにわたしは好物なので購入したわけなのですが。 篠田が仕事帰りにプールでひと泳ぎして帰宅した後、塩素の匂いに反応した朝倉。その訳を聞き出すと高校時代に朝倉…
草間先生で一番好きな作品。おかげで禁断の同人誌に手を染めてしまった記念すべき一冊となりました。 結構好きなモダモダ系のお話で、受け攻めのカップリングがまずツボなんですよね。年下オトメ攻め×中年バツイチ受けってのがサイコーです。アレ…これってあんま好まれなさそうな感じかもですね。。属性ありきの読み方はあんまりしないので、読後分析してみると結果好きなパターンかも…くらいの感覚ですが。 お話…
凪良ゆう 草間さかえ
muccu
英語教師の阿南を好きになってしまった高校生の瀬名。 自分の感情の赴くままに生きる高校生らしい瀬名は、阿南に対してもストレートにぶつかって行きます。 相手の気持ちや立場よりも自分の感情が優先されてしまう瀬名の行動はちょっと自分勝手だな~とも思いましたが、すぐに反省して謝れる素直さがあったので許せてしまいました。 親の離婚で転校することになった瀬名が阿南にさよならを言いに行くシーンは泣けまた…
大元
『マッチ売り』の冒頭だけちょっと読み返したいな~と思ってページをめくり始めたのに、気づくと『やぎさん郵便』の3巻まで再読してしまっていました。 しかも読み返しつつ、「あれ、ここの伏線どこにあったっけ?」などと4冊の間で行きつ戻りつしてしまうので、読了まですごい時間かかるし。 恐ろしい漫画です。 好きな人は本当に好きな漫画だと思います。私は久しぶりに読み返していて、「そうそう、私が漫画に求…
yori
飴屋くん好きですね。 ビッチな所も… でもとっても男前で、実にしっかりしているところ。 家族想いなところ。 正直、BLに家族円満なところはいらないと思っているのですが、この話ではのばらとの関係も論も必要ですね。 最後はふたりが一緒に暮らすことに落ち着いたので、ここは良いとしましょう。 最初のゲイバーからの話しでここまでまったりなお爺ちゃんなど家族を含めての話しになると思わず、ち…
一穂ミチ 草間さかえ
麗音
数詞の『顆』を初めて知り勉強になりました。 訳ありな矢神の背景が明かされず気になりました。 どんな育ちをしたら矢神のような男ができがあがるのか 対人スキル低すぎ、空気が読めない天然な純情さんです。 それでいて粘着質のところがあったり…。 突拍子もない出会いや事件や極悪人もいない話です。 ゲイでもないのに同性に惹かれていく段階が自然で ほんとにあるかもと思わせる大人の恋の物語で…
話としては面白かった。 文章も軽快で笑えたししんみりしたりほろっとしたり。 でもこのビッチがタチ悪すぎて好きになれる要素が一つもなくて、どこがいいんだか共感できず読んでいてイライラが募り残念ながらBLとしては萌えどころがみつけられなかった。 いくら過去に深い事情があったとしても、じゃあしょうがないよとは言えないし、寂しさ紛らわすために誰とでも寝るのも許せるっていうのも心広すぎてついていけませ…
quaori
はぁ〜〜〜。すっごく素敵な表紙だと思いませんか? 私はまず表紙に一目惚れでした。 眼鏡の男性を愛しげに見つめる視線。二人のシルエットに重なって、 夜のネオンの街並に溶け込む宝石と夏みかん。 ただただ華やかなだけではない、銀座というより有楽町とか新橋寄りの、 大都会だけどほんの少しだけうらぶれた雰囲気。 そこへきて、このタイトルです。非常に想像力を掻き立てられました。 一穂さんと草間さ…