草間さかえさんのレビュー一覧

災厄のてびき コミック

草間さかえ 

んー

絵が好きじゃなかったです。
でも、同じように絵が好きじゃなかった中村明日美子さんは大好きになったから、試してみようかなと思って読みました。
正直微妙でした。
ストーリーじたいは普通に面白かったんだけど、私の萌えポイントには引っかかってくれなかったです。

1

檻の外 小説

木原音瀬  草間さかえ 

「箱の中」の続編

死ぬまで
一緒にいてくれ。


死ぬまで一緒に。゚(゚´Д`゚)゚。ハラハラ
この言葉だけで涙ぐむ。
感想書くにもちょっとした落ち着く期間が欲しかったので読み終わってから少々放置してましたが、やっぱり泣きそうです。
最後が最後だっただけに余計に。

ストーリーは、前作『箱』で、喜多川に堂野の居場所がわかったと伝えられた後。
地図が書かれた紙を握って喜多川が走り出した後に続きます…

12

茨木さんと京橋君(1) 小説

椹野道流  草間さかえ 

めがね×めがねアーンドわんこ。

作者さんに対しては思うところあるものの、作品はとても面白しかったです。はい。
いろんなものを抱えながら生きる二人が出会い、互いに思いやりながら恋人になっていく様子が丁寧に描かれてあり、とても心温まるお話でした。
まだ初々しさが漂う感じは微笑ましくも照れくさく、そこがまたこの作品の好感度を上げていると思われ。
最近Hシーンの多いものに辟易気味だったので、このくらいゆっくりとした作品はホッとしま…

3

茨木さんと京橋君(1) 小説

椹野道流  草間さかえ 

わんこ本

耳鼻科行く日に読むのもどうかなーと思いつつ読んでみたら、思ったよりもお医者さん業してる描写はありませんでした。医療モノ好きなのでちょっと拍子抜け。でも面白かったです。
院内唯一の売店の店長代理×耳鼻科医
なので、売店でのやり取りが中心です。
同時収録の「いつか似たもの同士……?」は一言で言うとスーツ話。

ところでタイトル、茨木さんはともかく「京橋君」とは呼ばれていないような……?

0

災厄のてびき [新装改訂版] コミック

草間さかえ 

ポロリ。

草間さかえと言えばあの硬質な感じの独特の作風が印象的で、勝手にエロくない作家だと思っていたのだが・・・とんでもない、結構丸出しだった。
自分の思い込みのいい加減さにビックリ。
しかしあの版画のようなタッチには少々馴染めない、というのは本当のところで、この初期短編集に至っては描線が太すぎて児童書の挿絵を想像してしまうくらいだった。
でもポロリが多くてモザイク多用(笑)
ちょっと不思議な感覚を…

4

茨木さんと京橋君(2) 小説

椹野道流  草間さかえ 

椹野さんは料理上手な男性がお好き?

シリーズ続編です。
恋人同士となった二人は穏やかで甘~い時間を過ごしますが、茨木の父が亡くなったのをきっかけに、それまで京橋が漠然とは感じつつも表面には出さなかった二人の考え方の違いが明らかに。
“愛し方”の根本的な違いは、二人の間に平行線の溝を築いてしまいます。

好きな人にはいいところを見て欲しい、見せたいという気持ちは理解できるし、反対に、弱った時は頼って欲しい、どんな姿でも自分が支…

6

茨木さんと京橋君(2) 小説

椹野道流  草間さかえ 

当て馬のでてこないつづき話

2と番号がふってあるだけに、できあがった2人の話。
ボーイズラブ小説にありがちな、当て馬が出てきて2人のあいだをひっくり返すなんて話じゃなくて、2人の性格の違いによるいざこざ話にし上がっていてオモシロイ。
父親の最期を看取りたいというために、病院売店店長代理の仕事についている茨木と、うまくいっている京橋。
が、ここにきてその茨木の父親が亡くなってから、話が大きく動く。
好きだから、恋人が弱…

3

イロメ コミック

草間さかえ 

忘れられない味

これまでの草間作品とは、ちょっと違う風味な気がしますが、今まででいちばん好みです。
独特なコマ割や、フリーハンドのみのタッチは変わらずですけど、全体的に力が抜けている感がとてもいいです。空間の美が生きている。
表題作の『イロメ』は、ワンコ生徒×ツンデレ先生。大好物な組み合わせでわくわくして読んでましたら、え。もう終わり?でもこんな短いページ数でしっかり読ませてくれるところは流石です。
2話目…

8

イロメ コミック

草間さかえ 

行間から漂う色っぽさ

短編集。表題作の「イロメ」はその中でも更にショート!
超短編なのに、ドキドキが満載。先生の色目にゾクゾクしました。

収録されている作品、どれもこれも好みですが。
その中でも特に好きなのは『カオス前後編』。
一途な壬生谷と可愛く愛されたい白川の「運命の出会い」。
登場するどのカップルにも言えますが、
この二人には特に幸せになって欲しいと思いました。

1

はつこいの死霊 コミック

草間さかえ 

初恋とは誰にとっても特別で、思い入れの強いものです。

「初恋の祟り」という実際にある教え(この宗教は現在もあるそうですよ)に、過去と現在がミステリアスに交差しながら、最後は綺麗にオチて、私はとても満足しました。
登場人物にあからさまに心情を語らせず、読者に想像させ、
余韻を与えてくれる作品だと思います。

行為の最中に唇へのキスを避けていた智。
初恋に囚われてしまった彼の心情が切なくて、胸がキュンキュン。

ただこの独特の絵とセンス・世…

3
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