草間さかえさんのレビュー一覧

肉食獣のテーブルマナー コミック

草間さかえ 

ごつい受けが萌え!

近親モノに印ははいってますけど、二人にはなにもありません。
属性や状況には、表題作以外のものも入ってます。
メインは大学生の双子の、兄・弟それぞれのお話です。

表題作は大学生の双子の弟・サトシの話。
サトシはある日、焼肉家で肉を食べます。実はそれまで、ずっと肉を食べてなかったんですが、その理由に後輩・安藤はちょっと不思議なものを感じます。
結局安藤はサトシにお持帰りされ、やられてしま…

6

檻の外 小説

木原音瀬  草間さかえ 

優しく心に突き刺さる

「箱の中」の続編。
喜多川が堂野を見つけ出します。
堂野には妻と娘がいて、そこに喜多川がやってくる。

堂野と妻と娘と、喜多川という図式で
お話はすすみます。

BLに出てくる女って、馬鹿な女で本当によかったーって思いました。
心底思いました。

喜多川と堂野は、箱の中(刑務所)からでたのに
高い塀に囲まれた借家でsexをしてるのが
なんだかすごく不思議な感じがしました。

12

箱の中 小説

木原音瀬  草間さかえ 

“情” 前に、なんていう漢字が入るのかは、まだわからない・・・

市役所で働き、普通に暮らしていた男 堂野崇文。
満員電車に乗り痴漢と間違えられ冤罪で服役する。
築き上げたものが壊れ、家族に迷惑をかけ堕ちてしまった先の
刑務所でも騙され打ちのめされる。

そんな堂野の頭をただ撫でてくれた男が喜多川圭。

堂野は喜多川に「ありがとう」と言うんです。
それがきっかけ。

他人に感謝される喜びを知った喜多川は
「ありがとう」のために堂野の世話を焼…

8

茨木さんと京橋君(1) 小説

椹野道流  草間さかえ 

敬称呼びに萌え

主人公はK医科大学付属病院の耳鼻咽喉科の医師・京橋珪一郎。
一年のアメリカ留学から帰ってきたばかりのお医者さんです。
ハチミツ梅のど飴が好物で、あわてると何もないところでつまずくという特技があります。

対するは病院内の売店の代理店長・茨木さん。名前がなかなかわからないのには訳があるので、ここでは内緒です。皆さんどうぞ見つけてくださいね。

売店で当たり前に出会った二人ですが、それはも…

4

茨木さんと京橋君(2) 小説

椹野道流  草間さかえ 

ごっこから本物へ

前作の続きで、K医科大学付属病院の耳鼻咽喉科の医師・京橋珪一郎と病院の売店店長代理の茨木畔とのラブストーリーです。
京橋先生はアメリカ留学時に、世話になった楢崎千里先輩から「チロ」という愛称で呼ばれて可愛がられています。
対する茨木さんは名前を「クロ」と読み、チロとクロでなんとなく可愛いです。

前作では、茨木さんの告白によってめでたく相思相愛が判明し、恋人として仲良しになった二人ですが、…

5

夢見る星座 コミック

草間さかえ 

癖になりそう

短編5つとおまけ1つ。
どの話も面白かったです。
草間さんの独特の線が苦手、という方もいらっしゃるかもしれませんが、私は好きです。
1コマ1コマが、小説の挿絵を見ているような気持ちになります。
最後の最後で「どんっ」って感じにラストシーンを持ってくる演出も好きです。
ほんとに、ラスト1ページで語ってくれます。
読み終わった後ずっしりくるのですが、それが嫌味な後味ではないです。
少し変…

4

陰猫 小説

水原とほる  草間さかえ 

『いいひと』すぎて…

珍しく、痛くない水原とほるでした。
ストーリーの骨格そのものは好きです。
雰囲気も好きだし、文章も好き。
ただ、登場人物が好きになれなかった。

主人公は30歳過ぎのリーマン。性格はおだやかな『いいひと』です。
婚約者にお金を持ち逃げされ、その婚約者の弟と出会い、彼女の行方を一緒に探すことになる。
弟はゲイで、主人公を口説き、主人公もその弟に惹かれていく。

主人公が本当にいいひとなんですよ。人を…

5

夢見る星座 コミック

草間さかえ 

乙女な気分

になりたい方は是非☆
短編5つ入っているんですが、特に題にもなっている夢見る星座はオススメです。
新入社員で入った久世が、ノーテンキ気味な柳沼に恋した話です。

1

イロメ コミック

草間さかえ 

高校の中で・・・あれこれ・・・

短編集です。表題作はフ○ラ止まりなので、結局受け攻めハッキリしておりませんが、野田先生の方が受けそうだなぁと。
他の子が嫌いな授業をしっかり受けているから日本史だけ100点取れちゃうってところが・・・さて、どっちが先に気になりだしたんですかねぇ。

同じシチュエーションなら私としては「カオス」のカップルが好みです。自分の性癖と今までの遍歴のせいで、臆病になっている白川先生が、大人であるぶん可…

4

檻の外 小説

木原音瀬  草間さかえ 

思いがけない展開&結末に涙

いつの間にか堂野の家庭に馴染んでしまっている喜多川。
でもけして幸せじゃない喜多川。
そしてここでも脳天気……鈍感?
「箱の中」で堂野が可哀想じゃない……と思っていたのが、
堂野あんた馬鹿じゃない?に感想が変わってくる。

幸せな家庭が実は見せかけで一気に崩れるなんて、案外普通の話なのかも。
自分が不幸になって喜多川に縋るってどうなのよ?と思ったけれど、この人は箱の中にいたときもそう…

8
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