草間さかえさんのレビュー一覧

楢崎先生とまんじ君 小説

椹野道流  草間さかえ 

楢崎先生!私も大好きです。

いばきょースピンオフ作品。私はこっちのカップルの方がしっくりくるな。
(振り返ってみると、“いばきょー”は茨木さんがなかなかいい性格の割りに話し方がかたすぎて、私の好みからちょっとばかり逸脱しているんだと思います。その点、楢崎先生はちょっと変なところも含めわかりやすい人だし、まんじ君は単純でわからないところがないくらいなので私には合っているのかもしれません。)

回顧シーンを中心に、二人の関…

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檻の外 小説

木原音瀬  草間さかえ 

ティッシュの準備はよろしいですか

読んでて、とても苦しかったです。
『FRAGILE』を読んだとき以上に、木原音瀬さんは鬼畜だなと思いました。まさか穂花ちゃんを殺すとは思わなかった。
単純に考えて、妻と娘は、ドラマチックなかたちで主役二人をくっつけるためのアイテムなのだ。不愉快極まりない嫁にすることで、読者の目をそっちにそらし、主役二人が結ばれることで当然感じるべき罪悪感を完全に消した。
以上のことは読み終えてしばらくたってから思…

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箱の中 小説

木原音瀬  草間さかえ 

傑作というより他に、言葉が無い

コノハラーむつこです。
正直いうと、木原音瀬さんの作品はレビューしづらいんです。
思い入れが強すぎて、「私の思いを文字で伝えきれない…!」という不安があって。ぽんぽん何も考えずにレビューしてたころが懐かしい。

刑務所ものです。
閉ざされた小さな空間のなかで、一つの愛、いや、愛とも呼べないような執着が生まれ、そして、その愛(執着)は、(いったん)死にます。
そういうお話です。

冤罪で刑務所に入れ…

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茨木さんと京橋君(2) 小説

椹野道流  草間さかえ 

本当の恋人

評価は同じですが、1よりも数段面白かったです。
大きな出来事があって紆余曲折してくれたからでしょうか。

「あれこれすっ飛ばして、いきなり定年後の夫婦だな」と楢崎先輩に言わしめた、茨木×京橋カップル。
それなりに幸せだったはずなのに、闘病中だった茨木の父親が亡くなったことで思わぬ展開に・・・

好きだから守ってあげたい、世話を焼きたい、心配させたくない…の茨木と、
好きだから隠さない…

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茨木さんと京橋君(1) 小説

椹野道流  草間さかえ 

草食系

ワケありで病院の売店の店長代理をしている、長身・痩身・眼鏡の茨木さんと、留学先のアメリカから帰ってきたばかりの天涯孤独な耳鼻咽喉科の医師・京橋君のお話です。

留学前から売店の常連さんだった京橋は、帰国後も足繁く売店通いをし、茨木の優しくていねいな態度に癒しを感じます。
私的な会話も交わすようになり、お互いの背景を知った頃にはかけがえのない存在になっていくのでした。

優しくて温かくて控…

1

楢崎先生とまんじ君 小説

椹野道流  草間さかえ 

番外編だったんですね。

本屋で見かけて、なんとなく気になってしまって手に取ってみました。まんじ君のわんこっぷりに癒され、楢崎先生の亭主関白具合に激しく萌えました。そして、この作品は既刊の番外編だったのですね。作者さんの作風も好きなのでまとめ買いしてしまいそうな勢いです。

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楢崎先生とまんじ君 小説

椹野道流  草間さかえ 

番外編の醍醐味

楢崎先生とまんじ君のなれ初めです。
「茨木さんと京橋君」の番外編なので「茨木さんと京橋君」を先に読む方が楽しめ、さらに「右手にメス、左手に花束」シリーズを読んであるともっと楽しめます。
読んでいないと人間関係が少々突発的に感じないでもないです。

えみう的に注目して頂きたいなと思うのは「楢崎先生とまんじ君」の構成です。
椹野作品は幕間に食事をとることが多いですが、その幕間を上手く使ってい…

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肉食獣のテーブルマナー コミック

草間さかえ 

弟サイコウ

初草間作品でした。
絵柄がネックで読まなかったのですが、なんでこんなに素敵な作品を読まなかったのか!!
独特な絵柄の方にハマった時の衝動はハンパないw

表題の主人公は双子の弟、ドSです、歪んでいます、なのになんて純粋な想いなの!!(でも多数の男と寝てますがw)

確かに双子なのに、兄と弟見た目からして違う。
弟は色香漂う美人。
兄を想い、大切に思うからこそ、律儀に関係を守ります。
肉を絶つ理由な…

5

はつこいの死霊 コミック

草間さかえ 

死霊の意味

親(義母)が浮気をしていて、喧嘩が絶えない。
ただの主人公のよくある設定で終わらないんです。

全ての不幸は初恋の祟りにあり、好かれた分だけ祟られる…。
そんな恋、素敵じゃないですか?
自分の想いが祟りでも相手に伝わるなんて。
そして自覚なしなんてw

草間さんの描く人間くささが堪らんです。
文学的で読み応えも充分です。

2

イロメ コミック

草間さかえ 

カオスの確立

いっぱい詰まっていて、ご馳走さまでした、という感じ。
幼少の思い出とかトラウマとか、良いですなぁ。
幼なじみ萌え。秘めたる想い萌え。

お前はおれのカオスだ、なんて!!
なのに、バズーカに全て持っていかれたw

そして、スカートのボックが留まらない二十歳w最高ですw

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