草間さかえさんのレビュー一覧

どこにもない国 コミック

草間さかえ 

カバー絵のブルー

このカバーのためだけにでも、入手する価値がある。
そんな、どこにもないような青い空と海。
それでいて、内容は南の島の戦闘地と、復員後の日本の村。
草間さんのごつごつと筋っぽい身体の線って、こういう、ちょっと前の時代にすごくあっている。
ただ、惜しむらくは、この表題作、短すぎて物足りない。
いろいろ削ぎ落とされすぎていて、もったいない。
良く言えば、余韻のあるシャープな作品だけど、せめて…

2

茨木さんと京橋君(2) 小説

椹野道流  草間さかえ 

いい変化球有かな

前作の続編2作目なんですが前作よりパワーアップは                 
残念ながらなかったですねぇ~                        
あの穏やかな二人の好きだからこそのすれ違いは良かったです。          
まんじ君と先生の変わったキューピットの方が心惹かれちゃいました(笑)      
すれ違いが解消されてからの茨木さんの素の感じは
かなり萌え心を擽り…

1

茨木さんと京橋君(1) 小説

椹野道流  草間さかえ 

良い作品ですよね

何故かこの作品より前に楢崎先生とまんじ君を読んでしまって
先の作品が個人的にかなりツボに入りまくったので
神評価まではいかなかったけどこの作品もいい味だしてますよね。
この作者の右手に~にはそれ程惹かれなかったので
何気に避けていた感があったのですけど・・・
ああ~もったいない事しちゃったって思うほど後悔。
もっと早く読んでればなんて思うほど良いお話ですね。
茨木さんのさり気にSちっ…

2

どこにもない国 コミック

草間さかえ 

さすがとしか言いようがない

第二次世界大戦中、南方戦線の隊長と部下。
問題を起こす部下に体罰を与える隊長というシーンから始まるこのお話…とても短いです。
異常な事態での南の島での濃い生活は、戦争が終結して復員兵となり二人で暮らす日々にきっといつまでも影を射し、それがまた二人を支えることにもなるのかなあ。
ちら見せされた感じで、もっと続きを読みたい!
この表紙の空の青さは、なるほど日本じゃあないのですね。
日本は湿度…

12

王様のベッド コミック

草間さかえ 

普遍的な素敵

怪我と田舎がテーマの作品集。
流血ってコーフンする?

いい意味で絵がお上手すぎて、オシャレすぎ、萌やエロに読み手を選びかねない。
草間さんのそんな作品もいいけれど、この本は、普通に萌える、普遍的なおもしろさのBL作品でした。

とりあえず、表題作の、ツンデレ孝士。
かわいい。

「さくらんぼ」と「花」のお子たちもかわいい。

草間さんのかく人物って、骨や筋のしっかりした、硬…

2

犬の地下鉄 コミック

草間さかえ 

ぬぬぬ、、、篠田ヤルなww

そうそう!草間さんってリバって可能性としてはとても秘めていますよね。
あの「肉食獣のテーブルマナー」においても、あれはパラレルドリームではあったけど、逆転していたしww
そう、この元のお話の「地下鉄の犬」も充分可能性としてはありえたんですもんね♪

この同人作品、それだけ単体でリバなんて知らずに読んだら、こっちが普通でしょ?と思うほど実に自然で違和感ありません。
ちょっと余裕のワンコ攻め…

6

Chocolat bunko After Story collection vol.1 グッズ

どれも良かったよ~♪ありがと~♪

忘れた頃にやってくる応募者全プレ小冊子、ショコラのアフターストーリー集は豪華版でした!

ショコラ文庫創刊から前半期発行のうちの13作品のショート集。
うち本編7作品は、橘には珍しい新刊オンタイム既読のタイトルで、それらのちるちる評価は“萌え”以上ばかり^^
その評価を1ランク上げても良いと思えるショートもあったし、本編未読だけど、このショートから購入を考えている作品もあるんです~!
ま…

3

犬の地下鉄 コミック

草間さかえ 

表紙にもあるとおり

リバです。
篠田さん攻めです。

リバ好きとしては、とっても嬉しい、パラレルでも夢落ちでもない、正真正銘の、お話の流れ上に自然にそうなるリバ。
男同士なんだから、ある日、こういう事が起きるのは、当然あって欲しい。
そんな願望が、同人誌だからこそ叶う。
そして、18禁の同人誌だからこそ、絡みシーンも結構濃厚です。
草間さんの、筋張った、硬そうな身体の絡み、だからこそエロい。

男!…

5

檻の外 小説

木原音瀬  草間さかえ 

読んでおいて損はない名作

BL名作小説は数々あれど、この「箱の中」「箱の外」の前後編はBL好きとしては読んでおいて損はない名作だと思う。
自分は木原さん崇拝者という訳じゃないんだけど、これを読むと崇拝読者が多数居るのも思わず納得してしまう。

「箱の中」でも冤罪で刑務所という堂野という男の人生をしっかり描いてみせてくれたけれど、今作では更に喜多川の人生、堂野の人生、そして最終的には喜多川と堂野の人生まで描ききっている…

7

箱の中 小説

木原音瀬  草間さかえ 

冤罪怖ええええ

まずタイトルが好き。「箱の中」「箱の外」シンプルだけど内容もよく表現していて凄く良いタイトルだと思う。

最初読んだ感想は、とりあえず何より「冤罪怖えええええええ!!!!」でした。
思いもよらない痴漢の冤罪でみるみる内に刑務所の中に。
自分は女性だからまあ痴漢冤罪はきっと無いだろうけど、これって世の中の男性にとっては他人事じゃないというかいつ何かの拍子で人生がここまでもろくも狂ってしまうと…

2
PAGE TOP