草間さかえさんのレビュー一覧

楢崎先生んちと京橋君ち 小説

椹野道流  草間さかえ 

K医大関連シリーズのキャラが勢揃い

今まで、K医大とその周辺を舞台にしているけど、それぞれのカップルの作品だったのが、ようやく合体したって事でいいのかな。
一応、今までのシリーズ全体の続きになっています。
このシリーズ、茨木くんだの楢崎さんとか、私の頭の中ではタイトルが入り乱れてて、実のところ、読み漏らしている作品もあるんじゃないかと疑っているのだが、とりあえずシリーズ全部を完璧に読了していなくても、この二組のカップルの設定がな…

0

きみのハートに効くサプリ 小説

椹野道流  草間さかえ 

すごくカレーが食べたくなる、しっかりお仕事BL

カレー屋×研究員という、なかなかないカップリングの今作w

スパイスの研究のため、おいしいカレーを作るカレー屋芹沢の移動販売車に平日毎日通うサプリメント研究員の加島。
お仕事描写もしっかりあって、お仕事BL好きとしては楽しめました!
そして、芹沢の作るカレーがほんとおいしそう。
めっちゃカレーが食べたくなる小説ですw
あとがきでもおすすめされている【カレーに大根+豚肉】は次カレー作ると…

0

旅のあと グッズ

優しい篠田さん!!

この二人には本当に愛が溢れているなぁと再確認出来たお話。

一緒のベッドで眠り、朝を迎え、二人で朝食を食べる幸せ。
当たり前に思えるような恋人同士の間柄でも、
やっぱり何か形が欲しい智紀くんなんだと思いますw
望み出したらキリがないような人間の欲のひとつでもありますねー。
愛してる人との確固たる何かが
ありふれたペアリングというものでも。

何も知らずに連れて行かれた先がジュエリ…

3

地下鉄の犬 コミック

草間さかえ 

草間作品は群を抜いてますね

草間先生の作品が全部好きって言うわけではないですが、好きなる作品は躊躇いなく
必ず神評価ですね。
もう、センスが違いますね。何回も読み直すように言葉を練られているのだとは思いますが
ほんと、こんな何度も読み直して毎回新しい発見が生まれる作家さんって凄いですよ。
言葉の選びかたとか構図もそうですけど、アングルとかキャラ設定もなんでこんなに上手なのかと感嘆のため息が出てしまいます。
草間先生…

2

はつこいの死霊 コミック

草間さかえ 

大人になって振り返るはつこい

 大学生の裕一と中学生の智はアパートのお隣同士の住人という関係です。さらに、智の父と交際している女は、裕一とできていて、智はその現場を目撃してしまいます。 
 十年後、建築会社に勤める裕一と、文化財センターに勤める智は現場で再会し、そこから智の復習とも言える下克上が始まります。
 初めて好きになった相手に再会して、自分は忘れたいのに、相手には忘れて欲しくないだなんて、それは都合のいいこと、いい…

3

きみのハートに刻印を 小説

椹野道流  草間さかえ 

気にならなかったものに目がいくようになる

このお話で言えば、サプリメントやお薬の形状。
私はなんでも喉につかえさせてしまうので、
「なんでこの薬は粉末なの!錠剤にしてよ!」とか「カプセルが溶ける前に飲み込めない!」
などとよく文句言ってるんですが(情けない…)、お薬の形にも意味はあるのですね…

そんな、サプリメントの性能や形状、販促についてなどのお仕事がっつりな本でした。
梅枝の事をチャラいやつだと毛嫌いする福島君が、一緒に…

1

檻の外 小説

木原音瀬  草間さかえ 

「なつやすみ」があってよかった…

※ まずはじめに。
本の内容をお知りになりたい、もしくは感動を共有したいという方は、
どうぞ他のレビューをご覧ください。

「箱の中」と「脆弱な詐欺師」を読んで、すっかり堂野に悪感情を持ってしまったのですが、
だからこそ、この本を、正確に言うと「なつやすみ」を読めてよかったと思いました。

喜多川が堂野と共に生きて、ただ息をするだけの人生ではなく、
充足した日々を送っていたのがよく…

9

箱の中 小説

木原音瀬  草間さかえ 

残酷なのは彼か、人そのものか。

※ まずはじめに。
本の内容をお知りになりたい、もしくは感動を共有したいという方は、
どうぞ他のレビューをご覧ください。

冤罪で刑務所に入れられた、堂野は、
自分や家族の未来を台無しにした人たちのことをきっと、本当に酷い、許せない、と思ったはず。

そんな堂野が、今度は喜多川の未来を踏みつける……わたしにはそう思えてなりませんでした。
喜多川に心底辛い時に支えられ、感謝する気持ち…

8

やぎさん郵便 コミック

草間さかえ 

BLというか人間ドラマ

前作「マッチ売り」発売から早2年。待望の続刊です!
前作のあとがきでは、つぎの巻で完結とのことでしたが・・・完結してないw

帯の『複雑な感情と関係が絡み合う単純な恋愛物語』という文言が言い得て妙な印象です!
今作も、花城と廣瀬、澤と有原という4人をとりまく人間ドラマが繰り広げられています。

花城と廣瀬はすっかり甘い雰囲気。花城の廣瀬への惚れ込みっぷりが!
対して、互いに惹かれつつ…

2

檻の外 小説

木原音瀬  草間さかえ 

複雑・・・

今さらながら・・・完結版として読みました。

泣けました。
「箱の中」を読んでも泣けましたが、
崇文の、たった一言に・・・比じゃないほど泣けてきました。

普通であれば変人を通り越して犯罪に近い執着から始まり、
人として変化していく喜多川。
その喜多川を許容し、自然と変えさせたのは堂野。
この1冊にはその『人』としての変化が書かれていて、
読んでいてとても面白かったです。

8
PAGE TOP