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1/2(合計:11件)
吉田珠姫 相下猛
maruchan
「恋獄の獣に愛されて」の続編。辛いことが多かった前作からすると、普通のBLファンタジーになっているという感じです。だから余計に2冊合わせてひとまとめの物語だなと思います。 前作で異世界に堕ちて一度現世に戻り、次は自分の意思で再び異世界の行った主人公・あさぎですが、その際、【異世界で役立ちそうなもの】を色々と用意するというシーンがありました。そこがなんとなく「エルマーとりゅう」めいていてちょっ…
現実世界でなかなかむくわれない主人公の少年・あさぎが、異世界(客観的に見ると、地獄のような世界)に救いを求める異世界トリップファンタジー。よくある展開と言えばよくある展開で「ヨモツヘグイ」の概念をしつこく書いてあったりと分かりやすくはあるのですが、いろいろとモヤモヤする所の残るストーリーでした。 異世界の「角の折れた鬼・ソード」のキャラ設定など、切ないストーリーであることは分かるのですが、い…
幸成
前作で全く足りなかった甘々な幸福感がこちらにはぎっしり!! なのに涙がどんどん溢れ出す。 今回はソード以外の角の折れた鬼も登場ですが、やはりあさぎのように自分を恐れず近づいてくれる者はいない。 なのであさぎを欲する気持ちが奪うような行動に出てしまうのも仕方のないこと。 やはりそこは2人の力で世界を変えていって欲しいですね。 そうすれば角の折れた他の鬼たちにも相手ができ狂わなくてすむし、同じ意味での…
「鬼の涙が花だとしたら」を読んで思い出した作品。 こちらも鬼と人間のお話ですが、自己犠牲というよりも自分を卑下する感じが強いかな。 だけど相手を何よりも第1に想い大切にしてる部分は同じ。 これには続きがるのですが絶対に同時に読まないと物足りません。 こちらはそれぞれのキャラや世界観の説明版的感じなので甘い部分が物足りない。 それにしてもこの受の母親は酷いなぁ。 確かに長男なのは解るけど、弟妹の次が…
あむり
ネタバレ
『恋獄の獣に愛されて』の続編で、その続きからのストーリーです。 異世界に戻ったあさぎとソードの 或る意味新婚生活のようなノリで、あま~~いお話です。 2人で温泉を探したり、家を作ろうとしたり、旅に出たりします。 旅では、ソード以外の「角の折れた鬼」が登場します。 鬼は角が折れることで知能を持つのですが、 知能を持つことで、自分の醜さや周りに受け入れられない鬼の 存在であると気づく…
吉田珠姫さん、とても好きな作家さんです。 評価は良くないのですが、個人的には、 悪くないかな~という感想でした。 ただ、主人公の家族の在り方に納得いかず、 主人公を不憫に感じ、 それが違和感から私の中で嫌悪感を生みだしてしまいました。 家族の中で疎外感を感じ、学生生活にも自分の居場所を見いだせない あさぎは、異世界に飛ばされる。 その世界は、まさに地獄の様子なのですが、 そこ…
けもけもぱぷ
一冊目が好きになれなかったのに、どうして続編を読んでしまったのか、そのあたりで負けた感いっぱいなんですが、吉田さんは嫌いではないのです。 ただ、一冊目よりは、こっちのほうがマシかも。 いかにもBLらしいノリだったからかもしれません。 BLって、どんな犯罪やバカをやっても、愛があれば許されてしまう、なんちゃってワールドだから。 キワモノ&ゲテモノスキーには向いていると思います。
いわゆるラノベによくある異世界トリップ物ですが、そういうものだとわかっていても、ゲテモノ&トンチキで突っ込みどころ満載でした。 主人公と家族とのエピソードに引きまくりで、おはなしを楽しむ気分になれなかったわたしは負け組かも。 健気受けは好きですが、卑屈だったり、マイナス思考なキャラは苦手なんですが。 おそらく、ツボに入れば楽しく読める人もいるのでしょう。 わたしには無理でしたが。 …
美術館で会った人
平凡な日常から、ある日突然違う世界へとトリップするファンタジー物。 本来なら私の大好物な話、のはず。 あれ?あれれ…? しっかり者の長男と誰しもが認めるあさぎは、その実、家庭にも学校にも'本当の自分を表せない'と鬱屈した思いを抱えている。 学校はともかくこれは家庭内のモラルハラスメント以外の何者でもないと、、、 5人家族でありながら1パック4個入りの物はあさぎに分…
ミュウ
『恋獄の獣に愛されて』の続編で、2巻です。 異世界トリップ物で、現代っ子な受けが攻めのいる世界に旅立つという所です。 中々ない設定で読み応えがある本なのですが、閉塞感が個人的に苦手でした。ソードとあさぎの2人にしか、救いがない世界観だからです。 あさぎは家族に内緒で準備をととのえて、愛するソードがいる異世界へ。 異世界は過酷だが、あさぎが用意してきた作物を植えたり、洞窟を快適にととのえ…