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2/3(合計:22件)
前田栄 椎名咲月
むつこ
見事なほど痒いところに手が届かないお話でした。 主人公のアホさの方向性にイラッとする。 説明してほしいことを説明してくれないし、そこそんなに筆をさく必要ないんじゃない?ってことを繰り返し描写するし(主にギャグ部分なんですが、いまいち笑えない)。 なんだろ、ストーリーにメリハリがないし。 で、ラブがない。 主人公がモテモテで、新キャラにどんどん惚れられてハーレム化していってるんだけど、本人は「おれは…
面白いのか面白くないのかよく分からなかった…というのが正直な気持ちです。 角川ティーンズルビー文庫って、企画そのものが悪かったんじゃないかな~と思ってしまいました。 ティーン用として書かれたものなんだろうけど、面白い作品に出会えたことがないし。 好きな作家さんも、このレーベルで書くとつまんなくなるという法則みたいのを感じる。そんなたくさん読んだわけではないので、断言はしませんが。 シリアスなファ…
前田栄 桃原今日子
「運命です」と言い切って、ひたすらぐいぐい押してくる美形の執着攻め。しかも敬語だから萌える。 こういう攻めって、オソロシイのに面白いんだよね。 その情熱的な態度に惚れたとかほだされたとかというより、嫌がっても嫌がってもめげない攻めとのやりとりの不毛さに、ほとほと疲れ果てて、押しきられて関係を持つようになった受け。その気持ち、分かんないけど分かるような気がしてしまう。 運命なら仕方ないさ!とナチュラ…
前田栄 真東砂波
血を見て興奮する男(受け)と、そんな彼の歪みに惹かれた男(攻め)の話。 どちらも医者で、大人の雰囲気漂う作品でした。 サイコなストーリーになるんだろうなと思いながら読んだんですが、想像よりずっと大人しいお話でした。どうせなら、相手の皮膚を食い破る場面ぐらいは欲しかったなw ただ、あとがきを読む限り、書き直す過程のなかで大人しくなったようです。もったいない! 攻めは申し分なかったです。飄々としてるの…
前田栄 高口里純
冒頭から逆レイプに萌えました。 バーで出会った年上の優しそうな受けに、言葉巧みに騙されてホテルに連れ込まれ、手を拘束され、無理やり勃たされて乗っかられて。 ノンケだった年下の攻めくんは、不愉快さとそれを上回る快感に、アイデンティティが崩壊しそうになる。 否定しつつもズルズルとハマっていく様子が楽しくて楽しくて。 年上のビッチな誘い受け、大好きです。 インモラルな話なわりに、セックスそのものの描写…
藤河るり 前田栄
茶鬼
ネタバレ
00年にクリスタル文庫から出た原作を元にマンガになったものだそうです。 原作は読んでないのですが、コミカライズによくある端折った感や、急激な転換は感じられず、スムーズなストーリー運びで、充分にマンガとして楽しむ事が出来ました。 自分的に”人形”というのは萌えキーワードなので、そんな点も楽しめました。 この主人公は小児科の研修医ですが、10年前の小説なんで、現在の医師不足とか激務とかそんな部分…
前田栄 黒泉らら
えみう
平成9年って…いつだ!? 今はなきルチルノベルスはまったくといっていいほど黄ばんでない。すごい。 そしてBLという言葉がありません。あとがきでは「やほひ」と濁されています。…やおいは今は死語なのか? ともあれ! 久しぶりの再読、存分に楽しみました! 一人称で語られる本作の語り手は9才の男の人ー光治ーです。 9才の視点ですので、大人だったら分かることが分かりません。例えば「へんしつしゃの…
前田栄 四位広猫
パーシモンの住民
ねじくれた設定もなく、しっかりとした学園ものになっています。前田さんはあとがきで、またしてもおかしくなったかしら?と不安をいだいているようですが、そのような事はありませんでしたよ。 ちなみに、晶くんの性格が仔犬のようではありますね。そして「お兄さん」もやはり自分の事がなかなか素直になれない―でも「つんでれ」ではない―心の素直な殿方かもしれません。
前田栄 高群保
Maika
私的には……なんですが。 この巻のエピソードはなくても良かったんじゃないかと思うんですよね。 もちろん大事な終着点なので全部がいらないってわけではないのですが、この女性が絡むエピソードは成沢の最後のあがきが必要だったとしても違う形が良かったというか、けして女性が絡むのが悪いのではなく、中途半端な感じなんですよ。 いっそ最後に足掻くならもっと人としてぎりぎりまで堕ちてしまうエピか、あとは三…
舞台はアメリカから日本へ戻っています。 アメリカではそれなりに自由にやっていた二人ですが、日本へ帰った途端に二人の問題以外にも問題が…… 一番はなんと言っても直樹の両親。 特に母親。 もともと直樹の喘息はこの母親が原因。 ありがちな、旦那が無関心ならその分息子へ……の典型的なパターン。 息子は自分の分身だと思っている、浅慮な母親。 そのヒステリーな母親に加えて、ここまではとりあえ…