浅井美奈さんのレビュー一覧

出口のない檻に抱かれ 小説

浅井美奈  サアヤ 

設定は重いのに中身は甘い

タイトルやあらすじ紹介だけ見るとシリアスな暗いお話なのかと思うのですが、中は思った以上に甘々でした。面白かったです。作者さんの他のお話も読みたいと思ったのですが、他にはほとんど作品を発表されていないようで残念です。
 
デザイナーとその専任パタンナーという組み合わせ。
服飾の知識はほとんどないので、私は有名なデザイナーさんは自分である程度まで作るのかと思っていたら、デザインから下地を作るパタ…

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出口のない檻に抱かれ 小説

浅井美奈  サアヤ 

ファッション業界での話

ファッションデザイナーとパタンナーの、色っぽくてドラマチック(浅井さん曰く)なラブストーリーです。

表紙やあらすじから仄暗い話かと思っていたら、両片思いで言葉が足りない2人が、だんだん愛情を深めていく甘々な話でした。
最初は傲慢なだけかと思っていた攻めの啓が、愛情表現が下手なだけで、本当は受けの鈴彌がいないと生きていけないぐらいの執着と溺愛に萌えました。
鈴彌の方も、啓の才能を含んだ全て…

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出口のない檻に抱かれ 小説

浅井美奈  サアヤ 

不器用同士の恋

不器用同士の恋の話、といった感じです。

すべての作品に言えることですが、束縛とか、依存とか、言葉にするとけっこうきついものがある気がしますが、読んじゃうとそうでもないんですよね。
私は、愛ゆえにっていうことならいいかな・・・みたいな気分になりました(笑)

攻めが受けにマカロン(まえから食べたがっていた)を受けの仕事相手の差し入れという嘘をついて買ってあげるシーンなんかは、とってもよか…

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背徳は聖母のほほえみ 小説

浅井美奈  白砂順 

描き下ろしとあとがきがポイント

東条龍司(ヤクザ)×保科真言(教会の司祭)

ヤクザの東条は自分の組で扱った麻薬が原因で弟を亡くした事にショックを受けますが、薬を買うための金を無心する弟に対し事情も分からず施しをし続け、結果的にヤク中にしてしまったと司祭の保科に対し八つ当たりじみた憎しみを募らせます。そして東条は教会に押しかけ保科を強引に凌辱しますが、自分に対して反発するどころか逆に受け入れるような保科の態度に苛立ちます。そ…

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