雪代鞠絵さんのレビュー一覧

蜜月~Honey Moon~ 小説

雪代鞠絵  街子マドカ 

順序さえ合っていれば、萌えたのに

姉の夫・久我貴博(28)強引俺様攻め×義弟・小早川由生(21)健気受け
しらじらしさが漂って、萌えきれなかったです。
以前に発行されていた時からの変更としては、挿絵の変更+書き下ろし+特別付録小冊子の内容が収録されています。
挿絵は、個人的に前の方が好きでした。

妾腹の子として目立たないように小さくなって生きてきた由生が、初めて気になった人は、家庭教師で、姉の婚約者になる貴博だった。

1

可愛い下僕の育て方 小説

雪代鞠絵  門地かおり 

ヤバイ、超面白かった

あらすじ読んだ時点では、まったく私の趣味からハズレてるっぽかったこの小説なんですが、読んでみるとがっつりハマっちゃいました。
ヤバイぐらいに面白くて、ヤバイぐらいに切なくて、後半めちゃくちゃ萌えまくった。挙げ句、ボロボロに泣いてしまいました。
これがあるから、BL読むのはやめられないんだ!
で、あらすじだけで拒否ったらダメだなァとも思わされました。

主従モノです。
主人公は、心優しくておとなしい…

4

Fly me to the moon 小説

雪代鞠絵  テクノサマタ 

マッチ売りの少女的な幸せ。

以前のビブロス版の時も読んだのですが、手放してしまったので文庫も購入、再読。
わずかな甘いお菓子にだけ幸せを求める男の子。
男の子と言っても16歳なんだから普通ならもうこういうお話は合わないのだけれど、妙に子供っぽいのでOK。
まさか小学生にするわけにもいかないからこの年齢設定で、だから妙に子供っぽい16歳になったのだと思うけど。

子供っぽい16歳に(その保護者だからか?)妙にオヤジっ…

2

蝶よ、花よ 小説

雪代鞠絵  せら 

成長する受け

初期の頃は正に性別受けと言われるタイプですし、甘えた苦労知らずの坊ちゃんですが、後半の成長まで待って下さい。
和紗への思いがあるにも関わらず、希は彼の元から旅立ちます。
攻に甘やかされるだけじゃないところがよかったです。
そして、手放すことを許した和紗の男気!
俺の元にいろと一生飼い殺し、ご無体なことをして意気を潰す攻が、この業界?には多いので、そんなところも好評価ポイントです。

金…

3

蝶よ、花よ 小説

雪代鞠絵  せら 

子供っぽい受けに萌えられるか

雪代さんの受けはわりと好きな方です。
性別受けが好きかというと、女装とかは正直勘弁して欲しいのですが、女の子っぽいというよりは子供っぽいと思うのです。
きたざわさんの受けもわりとそうですが、作品の受けが年齢よりも子供っぽい感じがして、でもその分純真でまっすぐなところがいいです。

そして弱いのかと思ったら案外……と言うのに萌えます。
その辺のさじ加減は微妙なので全部が好きというわけでもな…

1

片翅蝶々 小説

雪代鞠絵  あさとえいり 

遊郭モノ

遊郭モノです。
主人公は没落した華族で、借金背負って廓に売られた男(受け)。
そこで再会したのが、七年前に主人公の家庭教師をしていて、突然失踪した男(攻め)。主人公の初恋の男です。
攻めは財閥の時期総帥にまで登り詰めていて、主人公を水揚げし、その後も主人公を買い続ける。
初恋が実ってめでたしめでたし、みたいな。

郭モノは好きだし、全体的な雰囲気はイイんですが、ストーリー的には私の好みからハズレて…

3

スウィート・セレナーデ 小説

雪代鞠絵  樹要 

狂気な可愛い子ちゃん受け

面白かったです。
BLによくいるタイプの、イヤヨダメヨの流されまくりの可愛い子ちゃん受けは『これなら別に普通に男女の恋愛にしちゃってもいいんじゃ…』と思ってしまって苦手な私なんですが、この作品の、一筋縄ではいかない狂気に満ちみちた可愛い子ちゃん受けの、その狂気っぷりにはヤラレてしまいました。
この話が攻め視点で良かったです。もし受け視点だと、ここまで楽しく読めなかったと思う。

主人公はスランプ中…

1

月光前奏曲(表題作 月光ドロップ) 小説

雪代鞠絵  ほづみ音衣 

メルヘン

メルヘンなお話です。童話のようなファンタジーのような。
可愛い話です。好きな人ならすごく好きなお話なんじゃないかな。私はファンタジー系が苦手なので、どうしても評価が低めになっちゃうんですが。

19歳の美大生(受け)と、オトナな小説家(攻め)の恋愛。
19歳の美大生は、ガキです。ほんまにお前19歳か?と言いたくなるような言動を繰り返す。しょーもない焼きもちばかりやいてます。
で、受けは攻めに一方的…

1

シガレット・ラブ 小説

雪代鞠絵  木下けい子 

もっと苛められても

木原さんとはまた違うのですが、好みがはっきり別れる作家さんかも知れないですね。
六青さんが最近は迷走?気味なので、やりすぎなほどの健気受けを書く作家さんはやはり雪代さんです。

受けがいじめられるのは大好きなので、作家買いに近いのですが、今回はラストに向かって受けが結構頑張っていたように思います。
自立……というか、攻めに助けられるだけではいけないと、
自分の足で立とうとする受けには好感…

1

ビューティフル・サンデー 小説

雪代鞠絵  金ひかる 

じんわりしました

性格の悪い攻めです。性悪っぷりが足りないので、私の好みからは少しズレてますがw
攻めは野心家のリーマンです。で、バイセクシャル。時期社長といわれている専務の娘と婚約して、虎視眈々と出世を狙っている。
そんなとき、二年間の大阪出向が決まる。でも、攻めが遊びで寝てた男との別れ話がもつれた喧嘩を、婚約者の弟に見られてしまう。
婚約者の弟に弱味を握られてしまった攻めは、『二年間だけ付き合ってほしい』という…

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