雪代鞠絵さんのレビュー一覧

花束を抱く男 コミック

高久尚子  雪代鞠絵 

男と花束は確かに強い。

原作者と作画者という作品の場合、色んな感想や楽しみ方があすと思うのですが

今回は作画者が高久さんじゃなければ読みたいとは思わなかったのでコラボっていうのもいいなと少し思いました

死や暴力、精神バランス。
シリアスな部分が多いです。
が、そちらの印象よりも新鮮だなと思える部分が良かった

相手が高校生であること、高校生の男の子の目が大きい事、
これがすっごく新鮮でした

高…

5

全寮制櫻林館学院~ロマネスク~ 小説

雪代鞠絵  高星麻子 

シリーズ順番に読むのがベストです

全寮制櫻林館学院シリーズの三巻。
シリーズ最終巻です。
第一巻のゴシックで主人公であった春実が、ソルトラムメンバーとして登場しています。


受けの千聖は、櫻林館学院へ兄を追って入学。

攻めの穂高は千聖の兄で、ソルトラムメンバー。


ソルトラムとは生徒会執行部のような特権集団のこと。
今巻もソルトラムの伝統行事・子羊狩りを絡めています。
既刊を読んでいる方にはおわかりで…

3

月夜の王子に囚われて 小説

雪代鞠絵  緒田涼歌 

傲慢アラブ男と意地っ張り子猫

10年近く前のノベルズの文庫化で、書き下ろしをプラスした作品になります。
アラブの王子様と幼馴染の日本の少年との10年ぶりの再会もので、
18歳で成人を迎える攻めになるイシュマのもとへ、父親が有名な宝石職人で
イシュマが結婚の儀をする為に受けになる小鳥に出来上がった指輪を持って
イシュマの国へ来るように言われ出向いた事から始まる話です。

お互いが好きなもの同士ですが、イシュマはアラブ…

4

片翅蝶々 小説

雪代鞠絵  あさとえいり 

ザ・遊廓もの!

 ザ・遊廓もの! という感じの内容でした。

 没落した伯爵の末裔・雨宮水帆は借金返済のために、騙され、遊廓へ売られてしまう。
 けれど、どうしても水帆には会いたい人がいて、一度入ったら年季が明けるまで出られないという遊廓の入り口である大門から逃げ出そうと繰り返す。
 当然、脱走が成功することなく、捕まっては罰を受ける……その繰り返しであった。
 ところが、その水帆が自分の命を賭けてまで…

2

サファイアは灼熱に濡れて 小説

雪代鞠絵  上田規代 

かなり甘めのアラブ。

アラブものです。
アラブものなんですが。
うーん、なんだろ、私の求めるアラブとは違う…。
私はもっと王道アラブの強引で俺様なアラブが好きなんですよね。
それに比べるとかなり甘い感じです。
花嫁モノでもあるからかな?と思いましたが、それ以前に攻であるアズィールの青に対する「好き!」が全面に出ているからかも。
王道アラブはどちらかといえば凌辱色が強くて最後の方で実はそれが恋だって気付くパタ…

0

恋と誘惑のレシピ レストラン ル・ロワイユ コミック

雪代鞠絵  上田規代 

レストランのお話。

まるごと一冊ひとつのストーリーでした。

そして、ページ数も比較的多いので読み応えあり!

原作さんと絵師さんが別という作品で、ストーリーが
しっかりしているからか、面白かったです。
でも、せっかくの若菜くんのツンツンが良かったのに
あっさりと懐柔されてませんでしたか?(笑)
このままツンツンしてると良かった気がするんですけどねー。
って、これは個人的な好みですかね(^^;

1

ビューティフル・サンデー 小説

雪代鞠絵  山本小鉄子 

丁寧な作り

展開にとても説得力があります。

過去が原因で愛を信じていない、傲慢な男が、これまた不幸な育ちをひきずる、純真で健気な子と出会って、二人で本当の幸せをつかむという話は、確立されたひとつのパターンのようで、私もいくつか、似た話を読んだ覚えがあります。

好みのタイプの筋なので、この本も、こちらでの評判の良さを知り、躊躇なく買いましたが、予想以上でした。

このお話の優れたところは、二人の…

3

全寮制櫻林館学院~ゴシック~ 小説

雪代鞠絵  高星麻子 

王子様の甘い台詞に悶絶ー

この作品が雪代さんの初読みでした。
三部作のトップバッターで、一番好きでした。何度か悶えさせられました…や、シリアスなんですけどね。


櫻林館学院へ編入してきた受けの春実には、不幸な家庭環境と過去があります。
従兄弟の和馬だけが頼りだったのに、春実の過去が恥ずかしいから声かけるなと強く言い放たれてしまう典型的な薄幸少年。

王子様系攻めの朝水は学院の三年で、いわゆる生徒会執行部のよ…

5

ビューティフル・サンデー 小説

雪代鞠絵  山本小鉄子 

もう一度、君達に会えた喜び

会いたかった、二人に。
久しぶりに読んで、もう一度会う事が出来た幸せが、また蘇りました。
限定の小冊子や同人ではなく、ちゃんと誰でも買える形で彼らに会えて。
とにかく嬉しかった一冊です。

2012年(去年)の年末に発売された文庫版です。
書き下ろしが目的で買った一冊でした。
本編は恭輔の視点で書かれていますが、書き下ろしの「週末の甘い部屋」は小鳩の視点で書かれています。
金先生の…

3

ビューティフル・サンデー 小説

雪代鞠絵  金ひかる 

寒くなると、この温もりが恋しくなる

ビューティフルサンデー、いったい何回読み返しただろう?
はじめはたまたま手にしたCDからはじまって。
CDジャケットの金ひかる先生の絵で頭の中のイメージが出来上がっていて。
何とか手に入れたこの一冊。
(現在は山本小鉄子先生バージョンが新しく出ています)


あらすじは。

化粧品会社の営業戦略課に努める北見恭輔は、苦労人だが容姿も才能も兼ね備えた男。
「専務の飼い犬」と陰口を…

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