雪舟薫さんのレビュー一覧

FLESH&BLOOD(1) 小説

松岡なつき  雪舟薫 

一番な作品

この作品だけはずーっと読んでいて好き。なんでだか。
まずは凄すぎるの一言です。
世界観がしっかりしていて絶対に飽きることのない作品と言い切れます。
その上キャラにこんなに魅力があるとは・・・。
大体はお気に入りのキャラとか好きなキャラって一人に絞れちゃうんですけど、
それが出来ない。
続きを買わずにいることも出来ません。恐るべしです。
それに情景描写も素晴らしいです。ストーリーを反芻…

12

アリバイ 小説

義月粧子  雪舟薫 

脇キャラ目当て

この作品のスピンオフ「溺れる彼の恋心」の主人公、一哉がひじょーに好みな健気受だったので、これは過去話も読まねばーと読んでみました。
うん、やっぱメインカップルより、亨〔攻〕に遊ばれて捨てられる一哉がこちらでも好みでした。
何でこんな健気ないい子を弄んで捨てたかーーー!!って感じです。
一哉可愛いよ!一哉!!

まあ今作では一哉は当て馬で、メインカップルは高三の亨〔攻〕と9歳年上の26歳、…

3

スレイヴァーズ ディア 小説

華藤えれな  雪舟薫 

やっと、ここまで来ました。・・・疲れた。

シリーズモノなので一応すべて読みましたが、あまりにも二人の事情がグルグルしすぎていて疲れ果て、何処からレビューしようと悩みましたが一番好きだった巻からレビューしようと思います。
それくらいグルグルグルグルと煮えきらず、一巻終わるごとにまだ思いを伝え合わないの!?まだなの!?の連続でした。
何度、最後から読んでしまいたかったか。
でもそうすると、途中の巻が永遠に箪笥の肥やしになり年代物の漬物状…

3

フリージング アイ 小説

華藤えれな  雪舟薫 

若宮さん、いいですね。

この話し、なかなか物語の中に入り込むことが大変でしたが、攻めの若宮さんが極めてポジティブで人間臭いので救われて読み続けられました。

受けが複雑な事情の過去に囚われているためになかなか気持ちを自覚しないのですね。
そんなつんつんしている早瀬がようやく言った一言に若宮さんが
「君にしては上出来だ」
などと言うのですがそれがいい!
信念もあって仕事もできる。
いつも早瀬を大きな大きなとこ…

3

スレイヴァーズ キス 小説

華藤えれな  雪舟薫 

果たして、奴隷なのは・・・?

前半は受視点でストーリーが展開し、
受に感情移入しやすい構成になってるので
一見すると受がものすご~く可哀想で、
攻の仕打ちに怒りさえ感じるのだけれど。
改めて攻の立場になって読みかえすと、
攻の方に【同情の余地あり】と思わせる二重構造になってて、
とてもスバラシイ作品だなぁと思いました。

「主従・聖譚」を読んだ時は、受に同情してたんです。
攻が銃で撃たれた時も、ザマ~ミロと^…

7

秋のリンクスフェア2006書き下ろし小冊子 グッズ

甘い一冊♪

こちらは「秋のリンクスフェア2006 書き下ろし小冊子」の感想になります。

※ここからはネタバレがありますので、未読の方はご注意下さい。


■『スレイヴァーズ』シリーズより
「Slaver's Tears」(6ページ)

柊一と冴木は寺院の茶事に出席し、そのまま温泉宿で一泊します。

と言うのも、毎年母と柊一が招待されているのですが、母が熱をだしたため、急…

2

FLESH&BLOOD(1) 小説

松岡なつき  雪舟薫 

読み出したら止まらない

いや、ほんとマジでおもしろいです。イギリスの歴史は、あんまり知識がないので、大丈夫かと心配しましたが、ぜんぜん大丈夫でした。とっても勉強になります。(知識があったらもっとおもしろいのかもしれませんが。。。)とにかくぐんぐん惹きつけていく話だし、どの巻も巻末で次が読みたくなるような終わり方なので、ついつい次の巻に手が伸びてしまいます。
登場人物達が非常に魅力的だし、イラストが超がつくほど美しい!

12

寡黙な華 小説

榎田尤利  雪舟薫 

愛情は、見えない花のようなもの

同じ花が、想う人の心に咲いてくれるとは限らない。もし咲いていても、見えない。

ということで、華族物。

お話の全てのイメージが「百合の花」に象徴されていく展開が素晴らしい。
蕾の百合だった千早が、邦彦の執着と激情に翻弄されて、そして開花する。
ありがちな幼なじみ執着物の王道のようでいて、「百合の花」を核に、すっきりと揺るぎなく展開する物語。
お話のほとんどは攻め視点。
それは攻め…

3

FLESH&BLOOD(1) 小説

松岡なつき  雪舟薫 

素晴らしい!

最初この作品に手を出そうかどうか迷っていた自分は愚か者でした…!
試しに一巻を買って読んだらめっっちゃハマり、それから中毒です!
一気に全巻集めました。

歴史モノで長いので
ぐだぐだなかだるみするかなーとか思っていましたが全然そんなことありませんでした。
とってもスピーディーに話が進むので読んでいて気持ちいい。
でも一つ一つの描写は細かいし、登場人物の動作もイメージしやすい。

そして驚いたのは…

13

切札は愛と接吻 小説

バーバラ片桐  雪舟薫 

山極と聡編の方が読みたかったな

麻薬取締官通称マトリの愛澤[攻]とヤクザの愛人の聡[受]、そして聡の飼い主であるヤクザの山極の奇妙な対極的な人間関係と、平行して麻薬取り締まり捜査が動いて行きます。
結局、愛澤と聡はくっつくんですが愛澤の魅力が足りないというのではなくて(彼は単体で読めば攻として十分に魅力的ではあるのですが)山極の感情や心の闇の部分が読めない分にキャラ的魅力が彼の方が勝ってるのと、そんな山極と愛憎の関係にある聡と…

0
PAGE TOP